ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語のレビュー・感想・評価
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死にたい人は小説を書くべし!
素晴らしい姉妹だけど死んだり不幸になる人もいる。
でも小説家の次女は恋に敗れてもどこまでも希望の塊。
映画自体が次女のフィルターをとうしているから、どこまでも輝いている。
誰か忘れたけど、希望は、自分の中からしか生み出さない。
人間関係、人生、世界、全てを決めるのは自分の希望。
政治、経済、常識、人間関係、全ては心の中にある。
主役の次女はそれを示している。
だから悲観して自殺とか自暴自棄なんて、ええ加減にしろ、それを映画は示している。
心の糧になる映画です。
清々しい
自分らしく生きようとする姿に引き込まれた
コロナ自粛明け、映画館で見る最初の作品。
やっぱり映画館の方が集中できるし、没入感があるよね。
四姉妹が大人になり直面する現実は厳しい。しかしそんな中で、間違えてしまうこともあるが、自分らしく生きようとする姿に引き込まれた。
今作は現在と家族で暮らす過去を行ったり来たりする。唐突ではなく、思い出として過去のシーンが挟み込まれるのがいいなと思った。
四姉妹の仲の良さが微笑ましい過去ではトーンが暖色が多く、希望に満ちている様が感じられたが、現在パートでは青色など暗めな色が多く、直面する厳しい現実を現してる気がした。
四姉妹みんないい演技だと思ったけど、フローレンスピュー演じるエイミーだけちょっとパンパンでハスキーボイスで違和感感じた笑。
女性にも男性にも観てほしい
家族愛も親友を想う異性間の愛も綺麗に描かれてた
泣いた
お父さんが帰ってくるところ
ベスが死んじゃうところ
向かいの家のおじいさんが家の前で泣いてるところ
あともう一回くらい泣いたけど忘れちゃった
「みんな違ってみんな良い」的な〜〜
コロナの自粛後にやっと公開された今作。
テンポが良い!!
アメリカの南北戦争当時の話だけど
そんなにタルい部分はなく
トントン話が進んで行く。
女性の幸せは金持ちの男を見つけて
結婚することが一番であった時代に
結婚も有りだけど、
自分の力で生きようとするのもありよね。
要するに「みんな違ってみんな良い」的な〜〜
現代の女性にも通じるストーリー。
映像の美しさ、編集のテンポの良さ
脚本の良さ、シャラメ君の可愛さ?(笑)
全部、一押しです!
で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては
原作の「若草物語」自体、
「ガラスの仮面」の劇中劇の部分しか知らない(笑)
「若草物語」にそんなにたくさん続編があったことも
知りませんでした。(恥)
主演のシアーシャ・ローナン演じるジョーが
自作を出版社に持ち込むところから始まる。
女性であっても自力で生きようと
作家になるための第一歩を踏み出す。
つまりは男社会に踏み出す象徴的なシーン!
アニメで放送された子供時代では無く
もうちょっと大人になった時代から始まり、
回想の少女時代と行ったり来たりするため
時系列を追うのに最初少々戸惑いました。
何十年も間のある話では無いので
役者さんもそんなに老けてないし〜〜
ただ流石にアカデミーに
ノミネートされた作品だけあって
多少戸惑っても最後はやっぱ楽しい!!
少女時代も大人になってからのシーンも
映画的な工夫にあふれていて
今日的なテーマ、「みんな違ってみんな良い」が
違和感無く伝わってくる。
女性の生き方と言う古くて新しい主題である限り
「若草物語」はその時代その時代の最新の
問題やら解決策を纏って
再解釈されてゆく作品なんでしょうね。
主役、ジョー役のシアーシャ・ローナンと
四女エイミー役のフローレンス・ピューに
次世代のメリルとキャシー(ベイツ)を
観たのは私だけ??
@もう一度観るなら?
「映像や衣装の美しさは映画館で!」
原作を知らないで観るより、知って観た方がずっと楽しめるような気がします。
古典的名作の実写版ということで、気になっていた作品です。
コロナ明けで、全国一斉に上映されたので鑑賞してきました。
原作は「若草物語」。
遠い昔に読んだ記憶はあります。
4姉妹のお話です。
…
その程度の予備知識
まあいいか。 (間違いではないし)
19世紀中頃のアメリカ
人々の暮す街並み
日常の生活風景や
パーティーでの衣装 などなど
そういったものが緻密に再現された世界で
登場人物たちと一緒の時代を過ごしているかのような
そんな気分になりました。
とても丁寧に作られた良質の作品です。
満足です。
※正直な話、原作を読み返す等した上で観ていれば
もっと楽しめたような気もします。。
◆
あれこれ
話の密度
すごく濃いなと感じました。
「若草物語」って、こんなに内容の濃いお話だったのか
と気になり、調べてみたところ
姉妹の結婚などは「続・若草物語」のお話なのですね。
(原作が4部作とは知りませんでした)
ストーリーの密度が濃いのも納得。
ベスとエイミー
映画が始まってからしばらくの間、
この二人の見分けがつきませんでした。 とほほ
似てませんか?
メグとジョーははっきり区別できるのに…
(認知能力の低下ではない …と思いたい)
ジョーとローリー
一方通行の想いが哀しいです。
気持ちに応えようと振り向いたとき
相手はもう、こちらを向いてはいなかった
なんかこう…切ない
人生とは、まさにタイミングなんですよね
と、しみじみ。
もう一回観に行こうかな
と、思案中です。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
今日も「自分らしく」を連れて行くーーー。
卓越した構成とシャラメくんのシズル
ちなみに原作小説は、子供の頃に読んでいるが、どちらかと云うと、アニメや映画で、ストーリーに馴染んでいるので、今回の映画化が、どこまで原作に忠実なのかは、不明だが、古典的名作「若草物語」を、現在の女性に向けた意味合いで、ブラッシュアップされて制作されていると感じる。
四姉妹の次女、ジョーの20代の今と10代の過去が、交差する手法を駆使していながら、テンポ良く活写して、原作前半の10代の時の有名エピソードも無理なく盛り込み、現在と対比させてながら、各キャラクターに見せ場を与えて、ダイジェストにした感じもなくて、とても卓越した構成だと思う。
頻繁に現在と過去の時系列が交差する構成だが、場面ごとに、画面の色調を変えていて、現在は若干青味の忠実色で、過去は暖色系の色調と区分して統一されているので、観客も混乱し難いと思う。
シアーシャ・ローナンのジョーは、とてもハマり役で、チャミーングで行動的な面も、更に強調され映画に、躍動感をもたらしいる。
個人的には、セオドア・ローレンス役の美青年ティモシー・シャラメが、絡む中盤までは、彼が画面に居るだけで、視線を奪い魅せる。
特にエイミーのアトリエで、ただソファに座って会話している場面なのに、カメラがカット毎に寄って徐々にアップなるところは、仰け反るほどに、美しく優美なシズルを感じる。
多分監督のグレタ・ガーウィグも彼に魅せらたのだろうと思う。
本作は、4月に公開予定だったが、コロナの影響で延期になって、映画館に客足が遠のき、不本意な形で公開されているが、足を運ぶ価値のある傑作です。
見るべき一本
愛
いい映画だと思う
当方、60代の爺さんですが、姉妹や従妹が多かったおかげで、子供のころにこの原作や続編、また同じ著者の「八人のいとこ」シリーズなどだいたい読んでいます。また1949年の映画(エリザベス・テイラーがエイミー(鼻に洗濯ばさみ‼)を演ったやつ)も見ています。
まず弁護しておきたいのですが、全体にニューイングランドの白人中流家庭のいやらしい道徳観がプンプンしているからと言って顔をしかめてはいけません。また勉強はできるが不細工でもてない女子学級委員長の白日夢だと軽蔑してはいけません。キャラクター設定が類型的だと嗤ってはいけません。ご都合主義的なストーリーから逃げ出してはいけません(さすがに主人公の取ってつけたような結婚には、楽屋落ち的な言い訳があったが)。
このドラマの時代は、日本でいえば幕末からせいぜい明治維新で、オルコットは江戸時代の生まれですよ。現代ではばかばかしく思えても、その時代では輝いていたはずですね。
むしろ、現代では退屈で凡庸なお話をこれだけ面白くできた、脚本・演出・演技(特にシアーシャ・ローナンとフローレンス・ピュー)を称賛すべきだと思います。映画芸術という表現形式の偉大さを強く感じられた作品でした。
嫌な人が一人も出てこない
男性監督には描けない
シアーシャが良い
1994年版のほうが好き
四姉妹端麗団
ジョーが出版社に原稿を持ち込む場面から始めたことで、これは“「若草物語」ができるまで”というような趣きの映画になった。作中でジョーが編集者に言われてやむなく主人公を結婚させたように、現実にはオルコットは生涯独身だったようだ。
19世紀の四姉妹の話なんて本来なら食指が動かないのだが、役者としてのグレタ・ガーウィグのファンなので。時間があちこち飛んで混乱する箇所もあるが、編集のリズムは小気味いい。原作未読なので、わかりやすいものはないかと思って、ウィノナ・ライダー版の「若草物語」も見てみたが、オーソドックスではあるものの、凡庸な作品だった(役者陣は豪華)。同じジョー役でも、ウィノナとシアーシャ・ローナンでは、受けるイメージがかなり異なる。後者の方が思索的で作家っぽく見える(ウィノナは好きだが)。
南北戦争は国を二分し数十万の死者を出したはずだが、彼らの町ではダンスパーティを開いたりして結構のんびりしていたんだなぁと。マサチューセッツ州まで戦乱は及んでいなかったのだろうか。
原題とまるで違うカタカナの邦題をつけるのはいい加減やめてほしい。既に巷間に流布している「若草物語」で十分。
エマ・ワトソンさん目当て。
ストーリーは期待してなかったけど、良い意味で期待を裏切られました(笑)
これぞ「映画」と言う感じ。
女性陣のドレスが豪華で綺麗。
作品で流れる曲も良かった。
何気ないストーリーなんだけど、随所に起こるさりげないイベントが良い感じ。
お目当てのエマ・ワトソンさん。
控え目な感じだったけど美しい(笑)
子役の頃に人気だった魔法使いの役のイメージか無かったのは残念なところ。
小顔過ぎるだろ(笑)
メインのシアーシャ・ノーランさん。
ぶっちゃけ彼女の出演した作品は観たこと無いと思うけど今後に注目したい女優さん。
素敵な女優さんとイケメン俳優のオンパレード。
それに加えストーリーも良くて期待以上の作品。
製本のシーンは萌えます( ´∀`)
グレタ・ガーウィグの若草物語
愛に溢れた良質の良い作品ですが、ちょっとアレを思い出しましたw
過去の名作やミニシアター系の作品観賞が最近多かったので久し振りにメジャー系の良作を観賞したくなったので観賞しました。
※平日の夜ではありますが、観賞した「新宿ピカデリー」は人の入りが結構寂しい感じでちょっとビックリ。
で、感想はと言うと、良いっすね♪
綺麗な作品かつ良い作品。
心が洗われる様な感じでいろんな事を改めて考える事の大事さを教えてくれる様な感じ。
「若草物語」はなんとなく知ってるぐらいの知識ですが、知らなくて全然大丈夫。
新たな視点で若草物語を描いているらしいので、むしろ知らない方が良いのかもです。
それぞれ四姉妹の性格にも違いがハッキリしていて、それぞれの人生感も面白い♪
個人的に感じた難点は時間軸が結構前後して分かり難い。
極端に幼い日の思い出にプレイバックする訳ではないし、服装もそんなに変わらない感じなので、その辺りに認識が追い付かないと置いてけぼりにされる感じです。
また、主人公は次女のジョーなんですが、絶対的な主人公の立ち回りではないので、その辺りもややこしい。四姉妹を均等に出そうとしている分、前情報が無いとやっぱり分かり難いかな?
ベスはストーリー的にはキーパーソンな感じなんですが、ちょっと割りを食った感じ。
マーチ四姉妹の恋の相手となる男性人が…区別がつき難いんですよねw
なんか皆おんなじ感じだし、エマ・ワトソンがいるからか「ファンタスティック・ビースト」のニュートみたいに見えるしw
エマ・ワトソンが主人公かな?と思いきや、シアーシャ・ローナン演じるジョーが主人公なのは良いんですが、メグが長女でジョーが次女。ベスが三女でエイミーが四女だったと言うのにちょっとビックリ。
観る限り、長女=ジョー、次女=メグ、三女=エイミー、四女=ベスかと思ったw
キャストがなかなか豪華なんですよね。
ハーマイオニーのエマ・ワトソンに「レディ・バード」のシアーシャ・ローナン。名優、メリル・ストリープ。
個人的にはあの「ミッドサマー」のフローレンス・ピューがツボw
メグの結婚式で花輪を頭に飾り、楽しそうに宴をしているとどうにもミッドサマーのあのシーンを思い出してしまいますw
今よりも女性の人権や自立が認めてられない時代にそれぞれの夢を叶えるのは困難で、そこに葛藤がある訳ですが、殆どの女性が自分の心を押し殺している。その分活発で自立心の強いジョーは幾分ワガママに見えなくもないんですが、まぁ現実はこんなもんですよねw
結婚だけが全てではないにしても、結婚をし、家族を作る事で得られる幸せはやっぱり尊いモノなんですよね。
今の時代と比べると些か無理が生じるにしても、家族の団らんや絆。四姉妹の絆はやっぱり美しいし素晴らしいし、なんか羨ましい。
かと思いきやジョーの作家としての自立や葛藤、成功はやはり好きな事を仕事にする活力を与えてくれます。
どっちに転んでもどっちも大事でどっちも大切にしなければならないモノ。成立させる事に難しさを感じ、その辺りのジレンマを感じますが、作品としては愛に溢れた作品です。
いろんな刺激物な作品を結構観賞しているので結構新鮮だしw、また日常の中にも様々なドラマがあって、それに人は一喜一憂する。
別に世界を救えなくても、自分の世界はちょっとした事で崩れそうになったりしても、変えられたりする事が出来る。
それを気付かせてくれる様な作品です。
素敵な良い作品なので、お薦めです♪
テンポが良くてキレがある若草物語
冒頭、「友だち」の原稿と偽って、持ち込んだ原稿が採用された超ご機嫌な帰り道、ジョーがカモシカのように弾みながら、人々の間を縫って通りを駆け抜けていく。爽快だ、いい予感。
私のお目当てティモシー・シャラメくん、小鹿のように細くてチャーミングだ。お互い結婚しても幸せにはなれない、好きなんだけどね!、と、職業婦人目指すジョーことシアーシャ・ローナンと眺めのいい丘を舞台に滑舌とってもよろしく言い合うシーンは白眉ですね。直後に見える彼のお尻はとてもちっちゃくて片手でつかめそう!あ、もちろんズボンの上からです。最終的に選んだ妻・エイミーの尻に敷かれることを予想させる。これは飛ばしすぎだ。脱線ついでに書くならば、エイミーはあの「ミッドサマー」で’選ばれし女王’ダニーなのだ。彼女は助演女優賞候補の貫禄ありあり。体型も貫禄十分。役作りなのだろうか。
ところで、19世紀後半南北戦争の頃って、あんなだったんですね。アメリカの女子の地位。でもって、あんなに人手のある家族なのに、アフリカンアメリカンの女中さん、必要なんでしょうか。お父さんは北軍に加わってるのに。
家族が一番だと思っていた!と向こう見ずなジョーは言ってたけど、奴隷として連れてこられたもう一人の家族を支える奴隷制度の末裔の女中さんの家族のことには思い馳せてなかったのかなあ、、、BLMの今だからこそつい気になってしまう。
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