「女性性と幸せとは。」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 ランディーさんの映画レビュー(感想・評価)
女性性と幸せとは。
嗚呼、自分は男だから、この作品の素晴らしさを女性たちの半分しか得られてないんだろうなと思う。
苦悩、葛藤、後悔、希望。
それぞれが色鮮やかなのだが、それが全て女性であるが故のもので南北戦争時代の女性であるがために、ドラマチックなものになっている。
シアーシャ・ローナン演じるジョー・マーチはなにより自分らしさが芯にあり、その他姉妹とその母、伯母、すべてにそれぞれの正義があった。
それぞれの幸せの形があった。
約2時間、過去(作品?)と現在を行き来して描く構成は最初はちょっとしんどいかもしれないが、
段々と大人になるにつれ面白さと人間的美しさがとんでもないスピードで濃くなっていく。
濃くなるにつれ、自分が女性でなかったことを残念に思えてしまう…
男からすれば少し不思議な作品だと思う。
でも見ろ。
こんな作品他に知らない。あったら教えてくれ
あと全く関係ないんですけど、
映画関係従事者の皆様へ。
コロナウイルスの影響で、入館者も減らし、感染予防対策に追われ、非常に苦しい思いをされてらっしゃると思います。
しかしそのおかげで、私たちは映画を純粋に楽しめる時期までやってこれました。心より感謝申し上げます。
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