「出演者たちの演技に感服、グレタの素晴らしい脚本」ストーリー・オブ・マイライフ わたしの若草物語 sakiさんの映画レビュー(感想・評価)
出演者たちの演技に感服、グレタの素晴らしい脚本
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原作を読まないで、映画を見させていただきました。
正直言って、期待以上でした。 アカデミー賞の衣装賞を取っただけあって、出てくるドレスはもちろん、男性陣の服装もほんとに忠実に再現されており、衣装だけでも楽しめる作品です。今回の作品は、アカデミー4度ノミネートされたシアーシャ・ローナンが主役を演じ、その脇もエマ・ワトソンやメリル・ストリープなどの演技派女優が固めています。そんなそうそうたるメンツの中でも特に目を引いたのは、エイミー役のフローレンス・ピューとローリー役のティモシー・シャラメ 。 フローレンス・ピューは「ミッドサマー」を見た後だったので、まだその印象を引きずっちゃうかな と思いましたが、もう素晴らしかった。 13歳と20歳の時代を見事に演じ分け、もはや主役を喰ってしまうくらいの演技だったと思います。そして、ティモシー・シャラメ 。個人的に私がファン ということもありますが、彼のローリーは素晴らしかった。劇中でジョーに告白するシーンはもう、胸がはちきれそうなほど切なくなります。目線のやり方や、ちょっとした動作で彼の感情が痛いほど伝わってきて、
顔だけじゃない、演技派ティモシーを見れた気がします。 ただの恋愛ものではなく、女性の権利や立場を訴える4姉妹の姿に心打たれること確実です。
今年、いやここ数年で1番の作品です。出会えて良かったです。
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