娘は戦場で生まれたのレビュー・感想・評価
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ある奇跡のワンシーンに心動かされる!
そこに生きる人が、事実として記録、撮影し続けたことには必ず価値があると思う。真実が何かは別の話でも、残すことで未来につながると思う。スクリーンを通して体感できるのは財産だ。
空爆に遭った妊婦から新生児を取り出すシーンは壮絶。これを観られただけでも本作を鑑賞した価値のある奇跡のシーンだ。
どこで生きようと、どうやって生きようと、生きるために必要なものは希望なんだと思い知らされた。
コロナウィルスで、世の中ほぼマスクだけど、空爆はマスクで防げないし、コロナウィルスで騒げる日本、先進国はそれでも平和なんだなあと、ご時世的にぼんやりと思った。。
刺さる映画です
「ミルクもあるわ! ねえ、目を覚まして!!」
運び込まれた病院。母親が我が子に抱きつき絶叫する。だが、赤子は動かない。
「全部、撮ってよ! この光景を残さず撮って!」
――画面からビンビン刺して来る予告を観て鑑賞を決めた一本だったが、内容は想像を軽く凌駕した。
心臓を鷲掴みにされたなどというレベルを越え、正直、とあるシーンでは鑑賞から来るストレスで過呼吸に陥ってしまい、焦ってしまいました。
うんうん。
今年に入り、『パラサイト』を観てSugeeeと思った。
『1917』を観てもっとSugeeeと思った。
いや、だが、違う。
違うのだ。
――フィクションはノンフィクションに遠く及ばない。
と、まあ、そんな風に感じました。
平和に生きいていられる事に感謝
作品を鑑賞する事で貴重な時間を過ごす事ができた。
この作品を鑑賞する事でこの先どういう行動をするかが大切なんだと思う。
ただただシリア、そして戦争の悲惨さを感じ取るだけではなく、平和で生き生活ができている事に感謝し、今後の行動に示せる事をアルカティーブ夫妻は願ってビデオを回し続け、シリアの現実を伝えてくれたんだと勝手ながら解釈させてもらった。
生死が関わる厳しい生活の中でも彼らは他者を思いやり、そして小さな幸せを満面の笑みで笑い合ってる姿を見るといかに自分の環境がどれほど平和で幸せなものか…本当に感謝したくなる。
小さな不満や悩みがちっぽけに感じ、前向きな気持ちで明日を迎えようと思った。
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