「マローン・ブランドと言う余韻」地獄の黙示録 ファイナル・カット miharyiさんの映画レビュー(感想・評価)
マローン・ブランドと言う余韻
戦争映画を観るだけでもとても勇気のいることだけど、
ポスターが衝撃的で観たくてもかなりの抵抗があり、今になった。
しかも、ステキ過ぎた若かりしマーティン・シーンを追いかけているうちに
ラストまで無事に鑑賞もできた。
もちろん激しい戦闘シーンもあったが、
思いがけず、苦しくも考えさせられる作品で、ポスターのイメージとはかなり違っていた。
何よりも、ラストを締めくくるべく登場したマーロン・ブランド。
身も心も打ち砕かれたマーロン・ブランドの表情は視覚効果ではっきりとは
読み取れなかったけれど、それが返って彼のモノクロ作品を鮮明に蘇らせた。
彼を起用するにあたり何かとトラブルがあったようだけれど、
孤独で壊れやすい役を演じたらピカイチの彼で正解だったと思う。
彼の作品をもう一度観たい そんな余韻が残った作品だった。
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