「前後半のスイッチは見事。」WAVES ウェイブス tackさんの映画レビュー(感想・評価)
前後半のスイッチは見事。
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プレイリストありきの映画という事で音楽好きの私は楽しみにして観た。
映画前半を観ていた印象は、
『音楽だけ聴いていたら良いな』
『ストーリーだけ追っていたら良いな』
ストーリーの展開は凄くわかりやすく
主人公が一気に落ちていく姿は痛々しかった。
しかし、音楽がケンドリック・ラマーの曲以外は
ポストエレクトニカよりで、若干ストーリーの深刻さと
違うかなと思いながら観ていた。
しかし、後半になって妹が主役になった時、
一気にアンビエント風の音楽になって、
妹視点でストーリーが繰り広げられたとき、
この作品凄く心地よいなと思った。
ストーリーの主軸をブれさせず、
作品の前後半で展開を変化するのって凄いなと思った。
そしてラストのRADIOHEADの『True Love Waits』には
感動した。
個人的にRADIOHEADは昔から聴いていたし、
この曲がこんな風に使われるのか、と感嘆。
最後はちょっと泣いた。
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