「欲しいものに手を伸ばすのが、どれだけ怖いことか」ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版) shimoさんの映画レビュー(感想・評価)
欲しいものに手を伸ばすのが、どれだけ怖いことか
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映画「ジョゼと虎と魚たち(2020・アニメ版)」
(タムラコータロー監督)から。
原作は、田辺聖子さん小説だし、さらに実写版もあり、
今回がアニメ版。(韓国版もあるらしい)
原作、実写版、アニメ版、韓国版・・
どの順番で観るのが一番面白いかを問われたら、
間違いなく「原作」であるけれど、今回のように、
「アニメ版」の後、原作も読んでみよう、というのも、
悪くはないかもしれない。
たしか「君の膵臓をたべたい」も、いくつかのバージョンがあり、
それぞれに楽しめた気がする。
原作にあって、映画にはない言葉とか、逆のパターンで、
実写だけ、アニメだけにある会話とか、探すのが好きだ。
今回は一つ目なので、他との比較できないが、
とりあえず、気になった台詞を残しておこうと思う。
「俺なんにもわかってなかった。
欲しいものに手を伸ばすのが、どれだけ怖いことか・・」
東京2020パラリンピック観戦の後だったから、
車椅子のジョゼが、障がい者でかわいそう、と思うことなく、
違和感なく私の中にスッと入り込んできた。
1985年発行の原作、2003年の映画・実写版、
車椅子の女性ジョゼをどう表見しているか、比べてみたい。
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