<片隅>たちと生きる 監督・片渕須直の仕事のレビュー・感想・評価
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どちらかというとマニア向け
メイキング部分の拘りはすごいと思いましたが、そこが大部分という感じではなく、前作から追ってる人には見たことのあるシーンも多く、監督のブレなさがよい意味でも、違う意味でもわかる作品。Amazonだとレンタル視聴できなかったので、なんとなく高くついた気がしてしまいました。
「公開5日前に見れて良かった」
今年134本目。
「映画といっても僕たちは映像と音しか作れない」
「映画は観たお客さんの中で完成する」
片渕須直監督の言葉が今後映画見て行く中で、キーポイントになるようないい言葉でした。
<片隅>の原作を読んでいる方にお勧め
片渕監督とその作品、特に<この世界の片隅に>に関わる人達を取材したドキュメンタリー。
<この世界の片隅に>は、繰り返し見ることで理解に至る仕掛けが多い作品ですが、この映画にはその部分へのコメントが若干あり、作品をより深く理解する助けになるものと考えます。
本作は後日セル配信もされるのですが、もしあなたの行動範囲に上映館があるなら、是非映画館で見ることをお勧めします。
うみのほし幼稚園 懐かし〜!
「この世界の(さらにいくつもの)片隅に」の公開に向けて映画制作に取り組む片渕監督を3年間追ったドキュメンタリーである。もともとプライムなどでのデジタル配信がメインのようで埼玉では浦和美園でしか上映されていなくて、これは俺に観に来いということなのだなと思ってチャリを走らせた。「この世界の・・」はそもそも大好きな作品である。映画も良いのだが原作があまりにも偉大で、こうの史代が少しでも出てこないかなと期待していたのだが裏切られた。直接聴きゃあいいだろうと思うのだが、敢えてこうの史代の描いた謎を読み解くという仕掛けであった。片渕監督のことはあまりよく知らなかったのだが、映画を観て驚いたことに私と同じ1960年枚方市(大阪)生まれで、お爺さんが枚方公園駅前の映画館(枚方映劇)を経営していたというのだ。枚方公園駅前に立つ片渕監督が映し出されてずっこけ、さらに通っていた幼稚園を訪問するシーンがあるのだが、なんと私も通ったうみのほし幼稚園ではないか!2階のクラスの前から中庭に降りる螺旋形の滑り台が現存していて懐かしかった。妥協を許さないが故に丸々1年間延びた本編がいよいよ来週公開ですごく楽しみである。
片隅たちが広がっていく
ここまで来たのだなあ
と思ってしまう。
「マイマイ新子と千年の魔法」で
トリコになってしまったボクとしては
「この世界の片隅に」公開当時に
広がれ広がれと願うように
リツイートしまくっていた(笑)
そのせいか、上映中に何度か泣いてしまいました(笑)
世界に広がっていく作品と
その作品を愛する人々、
そして「さらにいくつもの」のこだわりの作品作りを
楽しめるこのドキュメンタリーは
映画好きやクリエーターには
たまらない作品ではないでしょうか?
ファンはもちろん、いろんな方に
監督のことを知ってほしいと思いました
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