21ブリッジのレビュー・感想・評価
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ボーズマンのカリスマが難点をカバー
麻薬強盗事件に関わった犯人を逮捕するために、担当刑事が市長に掛け合い、マンハッタン島と外部を結ぶ21の橋を封鎖して生捕りを目指す。実際は、橋は17しかなく残りの4つはトンネルなのだが、そんなことどうでもいい。警察はとにかく、陸海の全部を封鎖して犯人を捕らえなければならないのだ。このミッションを先頭で率いる主人公の刑事には、警察官だった父親が麻薬中毒者に殺されたという痛々しい過去がある。となれば、チャドウィック・ボーズマンの出番である。そこで、プロデューサーのアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟は、『アベンジャーズ インフィニティ・ウォー』のプレミア会場でボーズマンを口説き落として出演を取り付けた。結果、キャラクターの掘り下げに若干難がある話が、ボーズマンの演技者としてのカリスマに助けられ、観客が最後まで主人公の内面に寄り添える犯罪ドラマとなった。そういう意味で、映画には優れた脚本が必要不可欠だが、それをカバーして余りある俳優の魅力について再考を促す作品だ。
レインボーブリッジを、いや、マンハッタンを封鎖せよ! テンポが良く発想が面白いクライムアクション映画。
2020年8月に「ブラックパンサー」主演のチャドウィック・ボーズマンが癌により突然亡くなってしまいました。本作は、そんなチャドウィック・ボーズマンが主演・製作を務め、同時に製作には「アベンジャーズ エンドゲーム」のアンソニー&ジョー・ルッソ兄弟監督も名を連ねているクライムアクション映画です。
99分と比較的短い時間にテンポ良く物語が進んでいきます。
本作で最も面白いのは「ハリウッド映画ならではの大胆な発想」で、日本の「踊る大捜査線」では「レインボーブリッジを封鎖せよ」というのがありましたが、本作ではアメリカの中心街である「マンハッタン」を大規模に封鎖してしまおう、といった具合です。
これは「マンハッタン島」という特殊な地形も関係しています。
冒頭の子供時代は短いシーンでしたが、やや唐突で難しく「ん、駄作か?」と身構えてしまいましたが、すぐにテンポ良く進んでいくので安心しました。
主演のチャドウィック・ボーズマンは言うまでもなく、パートナーを組むことになった麻薬取締局の捜査官のシエナ・ミラーも良かったです。
エンドロールで「 テイラー・キッチュ」という名を見て「あれ、誰だっけ?」と思ったら、2012年にウォルト・ディズニー生誕110周年を記念作「ジョン・カーター」と、「バトルシップ」という2作の超大作に主演し、「今後の超期待俳優」とされていた彼でした。犯人役か、と思いましたが、それを含めて俳優陣もJ・K・シモンズなど何気に豪華でした。
ただ、強いて言うと、字幕、もしくはテンポ優先のせいなのかは分かりませんが、少し不親切さも感じました。
字幕の面では、カギとなる「LMSI」という用語は馴染みがないので常に注釈が欲しいところです。
これは、「主人公らに捜査情報を教えてくれる部署」の略称です。
また、多くの人名が出てきますが、モブキャラのような「ケリー」という警察官(警部補)は意外と出ているので、この「ケリー」という名前はしっかり覚えておいてください。
以上の点に気を付けておくと、ミステリー色もありテンポの良いミクライムアクション映画として楽しめます。
俳優たちの存在が巧みに機能し合っている
100分弱という小世界の中を、無駄のないピッチで走りきる良作である。完全封鎖されたマンハッタンの街並みは、闇夜に両手を広げる怪物のごとくギラギラと凄み漂う。そこで巻き起こる一筋縄ではいかない人間模様とサスペンスも、プロットとして予測可能とはいえ、熟練の役者陣が魂を注ぎ込むことで深みが増している。すなわち、本作の原動力となるのは脚本や設定よりもまず、確実に”俳優”の存在なのだ。彼らが内面をさらけ出す場面は驚くほど少ないが、むしろその少ないチャンスに向けてしっかりとグリップを握り、照準を定め、絶対外さない。チームワークというか相乗効果というか、この映画にはそうやって「人」が動かしている部分がある。そして何と言ってもチャドウィック・ボーズマン。彼が生きていれば、ジャンル映画の中でも複雑な内面や役どころを体現できる、デンゼル・ワシントンのような巨大な存在になれたはず。改めてその早すぎる死を悼んだ。
はじめから何かおかしい
商売がたきの麻薬を横取りせるだけの
実行役の二人が見えない大きな
陰謀に巻き込まれていく。
情報がどこからか漏れ、重要参考人の
人物が生け捕りにされることなく
即射殺。何かがおかしい。
確信の部分は使い古された
裏社会と汚職警察の持ちつ持たれつ
の構造。それを良しとしない
正義感溢れる主人公の活躍をとくと見よ。
いろんなタイプがいる警察官
チャドウィックボーズマン扮するアンドレデイビス刑事の父親は警察官として悪党と戦い命を落とした。19年後、アンドレは刑事として数回発砲して内務調査を受けた。
FBIと刑事ってのはなかなか利害が合わないんだね。いつもかち合ってるな。警官が7人撃たれたとしてもやたら撃ち合うね。警官でも腐りきったやつやらいろんなタイプがいるという事かな。
主人公が強すぎるのと、敵が弱すぎたから緊張感なし
主人公と犯人の黒人が似すぎて途中まで同一人物かと思ってた笑
それはさておき、ストーリーは全体的に薄味な印象。モブがバンバン死んで可哀想だなーくらいしか思わなかった。
主人公が強すぎるのと、敵が弱すぎたから緊張感はなかった。最初の二人組も、黒幕もあっさりやられすぎ。敵さん、もうちょい頑張って主人公を追い詰めても良かったのでは。
☆☆☆★★★ ほんの少しだけ。 展開される犯罪と捜査は【今】起こっ...
☆☆☆★★★
ほんの少しだけ。
展開される犯罪と捜査は【今】起こっているのだけれど。〝 警官殺し 〟と揶揄され、警官の行き過ぎた捜査を取り締まる主人公の、映画の中では描かれはしない。数年前から起きている、NY警察との確執が背景として存在する。
そして、そんな確執は。ご多分に漏れず、FBIの機関にすら、仄かに漂う黒人差別等もさり気なく描写され。思いのほか主人公は、味方が居る状態でありながらも、1人で犯人側と対峙しているかの様でも有る。
一応はバディとして「有能だ!」とゆう相棒を付けての捜査が始まる。
時に、『ダーティハリー3』以降の男女警官コンビで有ったり、(ひょっとしたら意識しているのかもしれない)『フレンチコネクション』等。多くのポリスアクション映画の要素が、画面の中にさり気なく入っている様にも思えた…って、一応あてずっぽで書いてみる。
スクリーンを眺めながら、この監督にはかなりのセンスを感じるし。劇中で鳴り響くサスペンス溢れる音楽の盛り上がりも凄く良かった。
銃であり、カーチェイスのアクションのキレ。アクション場面等の編集のテンポも良く見応えが有った。
(この辺りは、第2班等やアクション監督の功績かも知れないが)
肝心要の真相等は、結局良く分からない…と思えるかも知れない。第1に完全封鎖したマンハッタン島だが。『踊る大捜索線』と比べてみても。封鎖により、犯人側がジリジリと追い詰められて行く感じは、それ程無かった気もするのだけれど、、、
とは言え。全ての疑問が解消するであろう、それらの真相解明の鍵を〝 マクガフィン 〟…にすると思わなんだ。
「どうだって良いんだよ!そんな事は!」
…って、サクッと90分強で終わらせてしまうところは実に潔い(´Д` )
まあ、騙されたと思って、四の五の言わずに。アクション映画が大好きならば、ある程度は満足出来る作品でしょう。
2021年4月30日 TOHOシネマズ流山おおたかの森/スクリーン8
「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンが主演・製作を務め...
「ブラックパンサー」のチャドウィック・ボーズマンが主演・製作を務めたクライムミステリー。
橋はあまり出てこない
2023年9月21日
映画 #21ブリッジ (2019年)鑑賞
麻薬の倉庫が襲撃され、パトロール中の8人の警官が殺されたため、マンハッタン島にかかる21の橋を全て封鎖する作戦を決行した切れ者刑事を #チャドウィック・ボーズマン が熱演
この時点で既に大腸癌のステージ3とは思えない
結末はよくある展開だった
❇️マンハッタンを喰らう‼️
21ブリッジ
🇺🇸ニューヨーク州マンハッタン島
父親が殉職して19年が経ち刑事になって、正義の名の下に、悪党を撃ちまくっていた。
内部調査で警告を受けていた。
ある日ブルックリン周囲で麻薬強盗が警察を殺して逃走している事件が発生。
◉79E点。
★彡マンハッタンがカッコいい!
21個橋のはあまり生きてない😅
思った以上に面白かった!
🟡見所5!
1️⃣敏腕主人公が大胆な作戦を考え、悪党を追い詰めていく!
2️⃣小さな強盗から大きな犯罪になっていくスケール感が良い。
3️⃣夜のマンハッタンの雰囲気や街の景観が良い!
4️⃣大きな陰謀も絡みまさかの展開に!
5️⃣亡父の意思を受け継ぐブレない主人公。
🟣残念な点。
1️⃣主人公の人柄が伝わりにくい。
★彡ロボットみたいに感情が無いのが残念。
2️⃣マンハッタンの夜の街がやや暗過ぎて、もう少し景観を堪能したかった。
3️⃣悪党の言い分が全く理解できないし、無理がややあるかなあ?
4️⃣橋の封鎖は特に生きていない。
分かりやすいサスペンス
小気味よく物語が進んでいくので観ていて疲れないし飽きや弛みがなく、構成が素晴らしいです。こういう作りは日本も見習ったほうがいいんじゃないかなと思います。
さて、アクションも随所にあり楽しいのですが、物語の冒頭、強盗と警察の遭遇戦~強盗逃走あたりでなんとなく結論も人間関係も見えちゃいました。後は答え合わせモードで鑑賞しましたが、その点でひねりがなかったのが惜しいです。
また、映像、音響もテレビドラマベースなのか?な感じでもうちょっとスケール感があるともっと面白かったと思います。
なお、俳優さんそれぞれはお約束、定番な感じでの演技でした。チャドウィック・ボーズマンには、今後、新たな一面も観られないかと思うと残念でなりません。改めて心より感謝すると共にご冥福をお祈りします。
アメリカならあり得そうと思ってしまうストーリー
白人黒人2人組の薬強盗が実行中に予想外の展開で警官7人の殺害犯となってしまい逃げるうちに闇組織の存在に気付く
殉職した父親の背中を追い刑事になったボーズマン演じるアンドレは犯人を追ううちに何かおかしいと感じ生け捕りにして話を聞こうとするが、なぜか身内が邪魔をすることで嫌疑を強めていく
味方がいないことを悟ったアンドレは直接対決に…
ストーリー自体は突飛なアイデアではないむしろどちらかと言えばB級寄りなのだけど、ボーズマンの演じるアンドレの存在が芯のある男気溢れた信頼できるキャラクターで良かったし、長すぎない尺にコンパクトにうまくまとまっていてそれも好印象への相乗効果になった作品でした
ボーズマン、素晴らしい役者ですね
ありきたりだけど良かった
ストーリーはよくある話だけど、アクションや逃走劇、ハラハラ感は満足。
主役のアンドレが犯人を即殺してしまうベテラン刑事のはずが、制服着せれば その制服がパリパリの新入生のようで、捜査もぎこちない感じかしたのは私だけかしら?
やっぱり悪いやつは懲らしめないとダメだよね
予想外に面白いクライムアクションだった ブルースウィリスの6ブロッ...
予想外に面白いクライムアクションだった
ブルースウィリスの6ブロックと少し似ていた
主演の演技やマイケルの演技や表情がリアルで良かったなぁ
意外性もあったし
観終わってからの"あの時の違和感はこうだったからなんだな"と後から分かる部分も面白い
ラストのブリッジを走るシーンがすごく哀愁があって絵になってて好きだ
このパターンは、、、
チャドウィック・ボーズマンの魅力が存分に発揮されていますね(ご冥福をお祈りいたします)。
ストーリーも映像も、緊迫感がありなかなか面白かったですが、悪の大元は身内(警察内部)にありこののパターンは多すぎてさすがにすぐにわかるなぁ。
主演の方、亡くなられたんですね。なんとも残念。撮影時には自らの病を...
主演の方、亡くなられたんですね。なんとも残念。撮影時には自らの病をわかっていたはず。切ない。
テーマはありきたり(アメリカ腐りきってる)だが、命を賭した渾身のアクションは見る価値あり。結末も分かり切っているが、それでもまずまず見られる。最後に来た奴らは違うってどうして分かる?ドキドキしたで(笑)
TVO吹替版鑑賞
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