「許せたからこそ新しい出発があった。」コロンバス Socialjusticeさんの映画レビュー(感想・評価)
許せたからこそ新しい出発があった。
好きな映画。最後に、橋を車で渡ってケイシーはコロンバスを去ってニューヘーベンに行く。この赤い橋(The Robert N. Stewart Bridge )がコロンバスをでる境にあるような気がする。これはコロンバスを出る方向だが、コロンバスに入るようにしてこの橋をわたると、橋のなかにThe Bartholomew County Courthouse と First Christian Church が見えるという写真を見つけた。ロバートスチュワートさんが設計した(?)この橋がケイシーの将来を明るく
見せているので印象的だったので調べてみた。
数多くのモダン建築物が仲介になったからこそこの映画を引立てたとおもう。主人公ケイシーの環境は貧困とは言えないが、母親はメス(meth)という薬中毒だし、小さい頃から母親との会話がなくいつも母親を心配していた。同級生たちはアムステルダムに行ったり、シカゴにいたりするが、ケイシーは母親が心配で何も踏み出せなかった。だから、段ボール工場でパートで働いている母親を迎えに行きたく何度も電話をしていた。そして、母親は、掃除婦もしていたとわかったとき、これを機会に、コロンバスを離れる直前、二人はお互いに許しあった。そして、改めて親子の結びつきを確認した。これはモダン建築物をジンに紹介することにより、自分の気持ちを吐き出したことが許しに結びついたとおもう。
韓国から父親の病気を聞きつけて、コロンバスにきたジンだが、父親とは名ばかりで、父親の仕事の内容もよく知らないし、興味も持っていない。父親との関係は疎遠で、父親は家族のことより、仕事に没頭していたように思える。ケイシーが好きなビルを説明するとき、ツアーガイドとしてではなく、『なぜ、このビルに感動したのか』を聞くと、ケイシーの感動したことを表す言葉は音無しになる。(視聴者が判断するわけだが、ケイシーは自分を吐き出していると思う。)ジンがツアーガイドが説明するようなありきたりの事実は聞きたくなくて、なぜ、『あなたはこのビルに興味があるか』という心の中を紐解く発想が好きだ。父親がどんな人か?ケイシーと一緒に、コロンバスのモダン建築をみているうちに、父親を許していく。そして、父親の看病にコロンバスに残る決心をする。
ゲイブの言葉が好き:子供は興味があれば集中するよ。(Attention/interest)
イリノイ州コロンバスのモダン建築家の三人、この三人を書き留めたので調べてみた。
エーロ・サーリネン (Eero Saarinen)
1)ガラス張りの銀行The Irwin Conference Center was designed
2)The North Christian Church is a church
3)The Miller House and Garden, also known as Miller House
James Polshek
精神病棟、James Polshek's Mental Health Center
Deborah Berke
銀行 Berke's Irwin Union Bank as her third favorite building.