ステップのレビュー・感想・評価
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わたしを見守る目
別れたあなたを忘れない
忘れなければこころに在り続けるから。
たとえ時間が記憶をおぼろげなものにして
顔をよく思い出せなくなっちゃっても
今もわたしの胸に灯り続ける
あなたが残してくれたこの温みが
明日の道を照らしてくれるよ。
あなたと一緒に過ごしたあの時間の延長線を
わたしはこれからも歩いて行くよ。
あせらず、気負わず
一歩ずつ、一歩ずつ。
人生の節目、節目でいくつも卒業式を迎えても
わたしがあなたの子供を卒業することがある?
...愚問よね!
わたしはわたしの道を
あなたの想いと一緒に歩いて行くよ。
だから、そばで見守っていてください。
*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・゜゚・*:.。..。.:*・゜*・
負けず嫌いの、
女の意地・むすめの意地を通す一方で
時に子供っぽく甘えたり
時に大人っぽく強がって、無理したりする…
年代ごとにむすめさん役を演じた3人の
それぞれ等身大の演技が光っていましたし
優しさゆえの、
男の意地・親父の意地を通したお義父さんを
國村さんの深みのある演技も
作品に奥行きを持たせていました。
幅の広い年齢層と立場の違った人物たち
保育園のふぼさん、会社の上司や同僚
お義父さん、お義母さん、お義兄さん
お父さん、お母さん、
そしてむすめ...
いろんなヒトの目線で感情移入してしまう…
わたしの中でこんなにも感情が飛び火して
観てしまった映画は他にないですね。
ところでお義兄さんの名前は原作通りなの?
「ヨシヒコ」なのは山田さんへの
オマージュなのかな?
あと中川大志さんの贅沢な使い方!
重松清と山田孝之の真骨頂
流石の重松清のストーリー。単純な優しさとか感動とかではなく、痛みを伴うからこそ感動が鮮烈。やっぱり凄いなぁ。実は原作は流星ワゴンしか読んでいないのだが、久し振りに読もうかな。
役者も良いですねぇ。3枚目のイメージが強い山田孝之さんですが、圧巻の演技力。子役3人のレベルも高すぎます。そして、伊藤沙莉さんが本当に良いですね。華のあるヒロインタイプではないが、もはやどんな役でもできる名バイプレーヤーだ。
良い邦画を観た。
父と娘により添って、10年の歳月を共に暮らしたような気分になりました。とても心に染みる作品です。
予告を観て、設定が気になった作品でした。
重松清さん原作。 ですが、この方の作品殆ど読んだことがありません。
この作品も原作未読で鑑賞です。
小さな娘を残して命を落とした母親。
残された父親、そして1才半の娘。
二人だけの暮らしが始まる。
特別にドラマチックな展開とか
奇想天外なストーリーとか
そういう事は一切起きません。
けれど
毎日を精一杯に生活する父と娘。
二人を温かく見守る祖父と祖母
他にも
保育園の先生や (←こういう依怙贔屓はあって良いかも)
喫茶店の店員さん
そして
大きく関わることになる会社の同僚の女性
そういった人たちとの関わりを通して織りなされる物語は
感情の動き
心情の揺れ
そういったものが丁寧かつ繊細に描かれていました。
父にも娘にも共感できる
とても良いお話でした。 満足です。 ふぅ
☆
特に國村隼さん
演技がすごく心に残りました。
「人ごとみたいに言ってちゃあ駄目だろ」
と諭される場面
思わず「はいっ」と心の中で返事しちゃってました 汗
写真の中の母親
最初誰だか分からなかったのですが
川栄李奈さんなのでしょうか? はて
(途中のエピソードまで気付きませんでした)
娘役を演じた3人
最初は二人で演じているのかと思っていましたが
三人だったのですね。
まあ一人で
「2歳から12歳までを演じる」 のは
さすがに無理ですよね
※森七菜ちゃんならどうだろう …いやいや、2歳はムリか~
最後の場面
エンディングの後に数秒間、部屋の壁が映ります。
何か大事な変化があるかのような
(書き込みが増えたとか貼ってある絵が増えたとか)
そんな表示のされ方だったのに
それが何か分からないまま終わってしまいました。
この時間になっても気になっています…
これから他の方のレビュー見に行こうと思います。
それはそうと…
中川大志君 どこに出てたんでしょう?
スタッフロールみて「あれ?」と思いました
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
ゆっくり
ストーリーがゆっくり進んでいく感じがしました。
*もう少しテンポアップしても良いのでは…?*とも思いましたが、テンポアップする方が雑に描かれてしまう部分が多くなると考えました。
山田孝之さんの演技が好きで今回は初めてのシングルファーザー役という事で気になり鑑賞しました。
まず美紀が小学校低学年の時のセリフでは
口が達者で生意気。顔立ちも低学年役にしては無理があるな…と思いました。
個人的には健一の御両親についてや健一の妻は何故他界したのか、ななえさんについて、美紀が嘔吐や発熱をした詳しい原因についてをもっと知りたいと思いました。
名言過多
感動系なのは予告の時点で分かっていましたが、作中に名言ぽいものを入れすぎて疲れました。お母さんがなぜ亡くなったのかという点が描かれていないので共感することが難しいです。
娘が親元を離れて横浜へ行くと言ったシーンも理解に苦しみました。確かに新たに母になる人が来たら気まずくはなるけれども、そこまで飛躍するのかと思いました。娘がいたことないので全く無知ですが。
章ごとに物語を分けていたのでストーリー構成は分かりやすかったので、そこが評価ポイントです。ギスギスしていないのも○です。
悪い人がいない・・☆
重松清の原作と知らずに鑑賞しましたが、見てから納得。
悪い人が誰も出てこなくて、あったかい気持ちになります。
山田孝之もこういった役を良く演じていると思ったが、やはり 國村隼の力だと思う。
上手い。
義理の父のもどかしさがとても出ていて、他の出演者との掛け合いにも
味が出ると思う。
血が繋がっていない者同士が助け合い理解し合っていく過程が描かれていて、
何も特別なこともなく担々とした日常の積み重ねが、却って感動を呼びます。
「MOTHER」とは、全く違う世界観だが どちらも今あることなんだと思うと
複雑な思いがする。
淡々と迫る感動
CGもアクションもタイムトラベルもないけれど、大きな危機が訪れるわけでも、大恋愛が展開するわけでもないけれど、日常の中の大変さと、周りの人々の暖かさに涙する映画です。特に子供がいる方には響くんじゃないでしょうか。
國村隼にやられた
夫婦のどちらかが亡くなった後、義両親との付き合い方も考えさせられる映画。
夫婦は他人ですからね。義両親なんかもっと他人。
シングルファザーの健闘ぶりというよりはその周りのお話でしたね。
國村隼に涙涙。良い俳優さんだなぁとしみじみ。
あんなお爺ちゃん欲しい。義父欲しい。
暖かく見守ってくれる上司にもじんときます。
年齢幅が広い役を、さすが山田孝之。最高です。
最後の子役が藤田ニコルにしか見えなくて…
中川大志も良い味出してました。
涙必須のハンカチムービーでした!!
これねー、
泣きましたー🥺!!
心の隅々までに染み渡る
凄く素敵な映画でした🤔!!
⚪良かった点⚪
①ストーリーが何より最高でした!!
いやぁ、
凄く考えさせられる内容でした🤔!!
大変な子育てに向き合いながら
父親として子供と共に成長していく。
至るところに感動を誘うポイントが
散りばめられており、
終始うるうる状態でした🤧!!
イクメンって言葉が流行った事もあり、
子育てに参加する父親も増えた
今の世の中でも
母親のようにこなすのって
難しいんだなとも感じました(☉。☉)!
母親の偉大さを痛感する作品でもありました。
結婚、子育て、家、家族のあり方‥‥.
凄く考えるきっかけになる作品で、
子育ては、
命の繋がりの中で、
親も子供も成長しながら
沢山の人に支えられながら愛の輪を
広げていくものなんだなって
感じましたщ(゜ロ゜щ)!!
父と子だけじゃなく、
義理の両親や周りの家族も一緒に
成長しながら家族という形を作り、
愛の輪の中で育った子供は、
人に優しくすることを学び、
悲しみを知ることが出来る!!
そんな事を感じさせてくれる
お話で凄く感動的でした🥺!!
②演技が素敵!!.
これまで個性的な役柄が多かった
山田孝之さんも普通に子育てに奮闘する父親を演じていて、
凄く良かったです!!
特に良かったのは、
義理の父親を演じた國村隼さん👏!!
父親としての厳しさや優しさを強く感じられ、
まるで見本のような役柄は、
より感情を揺さぶるポイントでもありました!!
結婚とは、
二人だけの関係で無く、
家族同士の繋がりという事を
改めて感じる部分でもありました。
③音の使い方や成長と思い出の描き方が良かった!!
役者が感傷に浸るようなシーンでは、
雑音が全てカットされ、
それがより見る側の心も揺さぶるようになっていて良かったです!!
凄く感傷に浸りやすい作りになってました🤗!!
また、子供が成長するにあたり
送り迎えに使っていた道や
壁の落書きを思い出として
映像化していたのも
凄く印象的でした‼️
⚪まとめ⚪
凄く考えさせられるストーリーに
素晴らしい役者の演技に
涙無しでは見れない作品です!!
凄く余韻が心に残っていて
未来に向かって前向きに
頑張ろうって気持ちが今でも
残っています😍✨
また、感動を誘う音楽や映像も良くて密度の高い作品にも感じましたლ(^o^ლ)!!
インスタグラム@yoshiki5291で映画レビューもやってますので、良ければそちらでも宜しくお願いします!
本年度 号泣映画ベスト級(笑)
本作は映画館で予告編を観て気になってた程度。
山田孝之さんのお父さん役がかなり不安だったけどメッチャ良かった!
作品に登場する人達がみんな良い人!
全く雑味や下心がない(笑)
皆さんピュアな人達ばかり。
観ていて凄く気持ちが良い。
大袈裟かもだけど、世界に発信して欲しい位の邦画の仕上がりかもしれません。
子供の美紀を演じた歴代の役者さんも凄かった。
大人の対応が素晴らしい(笑)
京王線の陸橋を渡る度に親子が成長する表現がこれまた良かった。
その先に見える上り坂もこれからの二人の人生を表している感じ。
みんなが前向きに生きる感じがメッチャ良かった。
「おかあさん」や「さよなら」の短いセリフ。
それだけで泣かされた作者の作戦に見事にハマった感じも良かった。
本作の監督の延期になったテストジャンパー作品も期待出来そう。
久し振りにハンカチに加え、ポケットティッシュが必須の作品でした( ´∀`)
マザーを観た後にこの映画ってギャップがすごい(笑)
すごくドラマチックなストーリーというわけではないけれど、ひとつひとつの壁を乗り越えて成長する父と娘のドラマに感動できます。
美紀が奈々恵にはじめて「おかあさん」と呼んだシーンは特に泣けました。
シングルファーザーって大変ですね。
山田孝之さんがふつうのお父さんを好演。
※しかし先週観た長澤まさみさん主演のマザー(シングルマザーの毒母)の後にこの映画って、ギャップがすごい(笑)。
#54 もっと泣ける系かと思ったら
意外と淡々と父子の歴史を綴った作品だった。
亡くなった母親は生きた姿で出ず、ひたすら生きている人を描く。
もっとパパが奮闘してるところとか健気な娘とかを描くと思っていたので少々拍子抜け。
義父母とのエピソードとか保育士さんとか良いんだけどね。
ところで、あの中川大志の役所って何?
頑張る人には誰もが優しい
全裸監督が面白かったのもあり
山田孝之・國村隼が出演となれば観てみようという感じで観賞
感想としては期待通り
両名の高い表現力を堪能しながら
優しさに溢れた良い映画でした
主人公の武田健一が娘の美紀が2歳の時に妻朋子が急逝
親戚関係も引き取る話も出るが健一は妻に誓いを立てる
かのように美紀を一人で育てていく決心をします
その決心は揺らぎながらこれでいいのかと自問自答しながら
月日は過ぎていきます
周囲の人々はそんな頑張る健一に好意的で協力的
朋子の父も健一に新しい人が見つかるとこまで応援するほど
そして奈々恵という死産で家庭が壊れてしまった経験を持つ
女性と仕事の中で知り合い距離を縮めていきます
しかし美紀は素直に受け入れることが出来ませんでしたが
徐々に変わっていきます
シングルファザーの子育ては現実的には大変だと思いますが
映画のテーマ的には結構見られる感じがしますが
これを山田孝之らが演じるとずいぶん違って見えました
登場人物がそれぞれ心に傷を抱えながらそれでも
頑張り続ける健一に優しく接しますが
こんなに優しい人ばかりじゃないと思う人もいるでしょうが
だいたいそういう人たちは事情を知らない無神経な人間しか
いないのでわざわざ出す必要もありませんしね
ただ気になったのは終盤健一が位牌の前で朋子と
「交信」してしまうシーン
再婚することなどに直接答えを貰ってしまうのですが
ここがちょっと不要だったかなと思いました
だって答えを聞けないから精一杯頑張ってきたのであって
ましてやその答えが健一の想像だったとしたら
意味が変わってきてしまいますし
ここはちょっと蛇足だった気がします
朋子の美紀への思いをそれぞれの生きている人達が
それぞれ考えて支えた
そこまでの描写で充分だったと思います
と言う部分もありましたが全体的には良かったです
題材にこだわらず演者で観てみるのも良いなと思いました
何度か泣いてしまったことは認めます。
突然妻に先立たれた男が、幼い娘と二人で生きていこうと決意してからの10年間の物語。
山田孝之さんが平凡な男を演じるのを久しぶりに観ました。普通の人の演技も上手です。他の出演者の演技も良かったです。
仕事と家事と育児に追われる親ってこうなんだろうなーと説得力があり、保育園でのシーンは泣けます。迷いながらも成長していく親子の姿は共感を集めるでしょう。
ただ、リアルじゃないなと思う所もありました。
血のつながりよりも心のつながり、という事を強調したいのかもしれませんが、健一の両親が全く出て来ないのは不自然でした。
それから、あまりに理想を描きすぎている。周りがいい人ばかりなのは文句ないですが、娘が聞き訳が良すぎです。父親は完璧を求めすぎ。料理はもっと手を抜いていい。シンクの洗い物の量が多すぎて、朝から何品作ったの、と思いました。掃除なんか週1で十分なんだからそれは娘にやらせて、買うならルンバじゃなくて食洗機でしょう。
”笑顔工場”というのは原作にもあるのでしょうか。笑顔って生産するものではなく、自然に浮かぶものと思います。確かに、意識的に笑顔を作ると思考もハッピーになると聞いたことがありますが、それは感情をコントロール出来る大人の場合であって、子供には、感情を素直に出せる場が必要だと思います。映画でもこのことはちゃんと描かれているから、このワードには引っ掛かりました。
でも全体としては、良い映画です。
良い話。 ただ、子どもがいい子すぎる感もあるかなぁ。周りに片親で育...
良い話。
ただ、子どもがいい子すぎる感もあるかなぁ。周りに片親で育ったという人がいないからわからないのだけど、そういうものなのかな?
男でも女でもやっぱりワンオペ育児は大変だよ…。
世の家事育児に協力的でない人はコレをみて何か感じ取れるのか…?
父親も義家も会社の人も協力的な良い人しかいない。
なかなか周りに恵まれていると思うけど、本来はこうであって欲しいものだよね。
ステップの意味が、やっとわかりました。温かい映画です。
母親が亡くなった後の父子の物語。
このパターンだと、二人で助け合いながら人生を進めていくというストーリーだと思っていましたが、少し違っていました。
確かに上記に書く人生へのステップという点もありますが、それに加え、step Motherというカテゴリを入れ、それをかけてステップという題はいいですね。
step motherを受け入れる葛藤の部分は見どころではあります。でも、少しあっさりし過ぎている感は否めません。父親目線で描かず、娘目線でもう少し葛藤の部分が見れるといいなと思いました。
ハートウォーミングな物語が好きな人はお勧めします。
悲しみの赤い線
妻を亡くした男が一人娘を小学校卒業まで育てる10年間の物語。
妻が亡くなっているので、その悲しみからスタートする。壁のカレンダーに赤ペンで書き込んでるところで倒れたという設定。壁に残る赤い線が悲しい。だから前半から泣けそうなシーンがたくさん盛り込まれている。個人的には保育所の先生とのやりとりで少し涙した。
でもそこからは妻・母の死以上の出来事は起きないので感動もやや薄め。ステップってタイトルの通り、義父母、義兄夫婦との関係性がメインの話だったのかもしれない(原作読んでいないから想像でしかないけど)。
あの悲しかった壁が家族の軌跡として使われていたのはいい。悲しみの赤い線が成長の樹木のように変化していた。
亡くなった妻の写真を見て、川栄李奈かと思ったけど、微妙に修正されていることに気づき、なるほど後で出てくるのかと納得。なかなかうまい作りだった。
最後に、3人の子役はとても上手で安心して観ていられたが、やはり10年の間に3人が入れ替わるのは違和感の方が強くなってしまう。この年代の子どもを入れる映画の難しさを感じた。5年くらいかけで本当に成長する姿を撮影できたらいいのに。
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