「飯塚健×山田孝之」ステップ プールサイドさんの映画レビュー(感想・評価)
飯塚健×山田孝之
飯塚監督はずっと好きで、山田孝之さんとはR&D以来かな?
なのでこの2人のコラボにしては思い切ったなと言いますか、重松清さん原作ということで、作品全体の雰囲気は今までの飯塚映画にはなく、なかなか新鮮に観させて頂きました。
全5章に分けられ、その時その時の父・健一と娘・美紀の生活が描かれています。大きな事件や激しい感情のぶつかり合い等はないのですが、まったく物足りなさは感じず、寧ろゆとりの有る作りで観ていてとても心地良かったです。
また、子役の子が可愛らしい具合に小生意気で、あの演技は飯塚節を感じました 笑
伊藤沙莉ちゃんや角田晃広さんの飯塚組常連陣がスクリーンにいるだけで安心感が出るのは流石ですね。
最近、山田さんは癖のある人物を演じる、または求められることが多いように感じます。ご本人が本当はどういう方なのかは存じあげませんが、僕が初めて彼を観たのが2002年のドラマ『ランチの女王』。元々真面目な好青年の印象なんですよね。
演技の幅が広く、これからもトリッキーな役を演じることがあるかと思いますが、この武田健一のような優しくて、一生懸命で、たまに弱さを見せてしまいそうになる山田孝之さんをもっと見たいなと思いました。
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