「独特な実力派のキャスティングと耳が喜ぶ音楽映画」劇場版 DEEMO サクラノオト あなたの奏でた音が、今も響く (●´ω`●)さんの映画レビュー(感想・評価)
独特な実力派のキャスティングと耳が喜ぶ音楽映画
人気リズムゲームの映画化作品。
ゲームをプレイしたことはありませんが、濱田岳・渡辺直美・イッセー尾形・松下洸平といった独特なキャスティングに惹かれて鑑賞しました。予想通り、声でも演技ができる実力派ならではの演技力。複雑な伏線回収や人間の深層心理の闇を暴く作品が多い中、鑑賞後前向きに生きる活力を感じることのできる素直な物語。
特筆すべきは音楽映画と謳っているだけあって、物語のほぼ全編にクラシック調の壮大な音楽が鳴り響き、喋らない主人公ゆえの感情の起伏や情景を緻密に計算されて音楽で表現しているのではないでしょうか。
リズムゲームの映画化というところでゲームミュージック的なサウンドトラックを想像していただけに、嬉しい誤算の見応えというか聴き応えでした。
並外れた歌唱力を持つ主題歌を歌っているのが15歳というのも驚き。
変な表現ですが、耳が喜ぶ作品です。
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