ハチとパルマの物語のレビュー・感想・評価
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ロシア語を話すロシア人と日本語が話す日本人が普通に会話!
ロシア語を話すロシア人と日本語が話す日本人が普通に会話をする場面が何度かあったが、あまりにも不自然。犬と少年の関係に涙したが、俳優もいまいちだし、演出がお粗末。
「蛇の足」はあったらいけないもの。この作品の「秋田犬」はあってもいいけど無くても問題ないもの。
あってはいけないものを意味する「蛇足」の語源をご存じですか。
一番先に蛇の絵を描き上げた者が酒を飲めるという賭けをしたところ、一番先に絵を描き上げた者が速さ自慢のために足を付けたし、蛇の絵ではないということでお酒を得られなかった故事が語源とか。
この作品においての「秋田犬」は、あってはいけないとまでは言いませんが、はっきり言って無くても全然問題ないものです。
題名も「パルマ(犬)とコーリャ親子の物語」にするのがしっくりきます。
秋田犬を登場させたのは、スポンサーの関係ですかね。
あと、主人の帰りを待ち続けた犬がいたのは間違いないんでしょうけど、終盤の政治家に逆らう描写は話モリモリの感じがします。
犬の演技が上手なので点数は甘目です。
2つの言語で作り込まれたストーリー
ロシアパートの冒頭と最後で、CAや飼い主から全く同じセリフが発せられますが、これが素晴らしかったです。日本語では同じ言葉でも違う意味に捉えることができるものがありますが、これをロシア語と日本語両方で両立させているのには脱帽致しました。日本語とロシア語で対話する場面もありましたが、役者さんもそこに違和感を感じない演技で良かったです。
秋田犬も可愛かった…
喪失と再生の物語
母の喪失、子供を捨てた父、犬を捨てた男、それぞれの喪失と再生の物語がうまく描かれている。
ドラマがあるから映画として成立するわけで、現実にはなあ、という否定はあたらないのでは。
ある程度、入れ子構造も含め、きっちり回収されて、後味も良い物語でした。
逆に気になったのは、タイトル。もともとは「パルマと秋田犬の物語」というタイトルだったのかな。その方がふさわしいなとエンドロールを見ながら考えました。
日本とロシアの間に犬を通しての交流があったとは知りませんでした。犬...
日本とロシアの間に犬を通しての交流があったとは知りませんでした。犬の種類は違うけどどちらも忠実。ずっと続けて欲しい交流ですね。
今までまとは違った動物映画
動物が出れば大体は泣けるいい話になるのは分かっている。子供と犬なら鉄板の物語。しかし、この映画は犬と少年を題材にして、何が正しいのか、悪なのかを問う話になっている。そして大人になれば悪と解っていても、忖度で行わなければ行けない、それが成人の人間だ。その事に気付きながら葛藤する人の物語になっている。
何故字幕上映が多いのか?小学生高学年なら理解できるはず。幅広く観てもらいたい作品。犬の演技が素晴らしい。
ハチ、関係なくね?
日本ロシア合作映画です。本人役でザギトワちゃんでてた。
この作品の邦題、「コーリャとパパとパルマの物語」じゃダメだったの?
空港で飼い主に置いてきぼりにされたアルマは、飼い主が乗って行ったのと同じ飛行機が着陸するたびに迎えに走った。これ、かなり危険。滑走路を飛行機と一緒に犬が毎日走ってんだもん、事件になるよね。
そこへ訳ありでやってきた少年コーリャが現れ、仲良くなる。パイロットの息子であるコーリャのおかげで、アルマはパルマとして毎日飼い主の帰りを待っていた。最初は排除されそうになるも、マスコミと政治家の力で話題になり、世間から応援してもらえるようになる。最後は外国から飼い主が戻ってきて、アルマを連れて帰りハッピーエンド??
俺的にはこの映画、犬と少年の話より、父と息子の物語の方が重要でした。自分の夢だった国際線のパイロットになれたのに、息子の為なら辞めても構わない。親父の決断にジワ〜。
それにしても、なんでハチ公の話を絡ませて秋田犬のプロパガンダ?そもそもパルマはシェパードだし。大人になったコーリャが秋田犬を選ぶの不自然だと思うよ。
俺は飼ったこと無いから分からないけど、犬ってこんなに人の言葉が理解できてんのか?
楽しみにしていたけれど
ザギトワさんとマサルを観て、意外と作品が新しいことを知る。(笑)
でも、秋田犬とパルマを関連付けたのはやや無理があるような。
とにかく、なぜ空港(滑走路)に放たれたか、居着いたかのシーンを観て、ヤバいと思ってしまった。どういう理由でこうなったか、この後大どんでん返しがあるのか?ないのか?あってほしい。なければダメだ…そして最後に再度「え?そんなことで?」となり、最後まで共感できなかったのでした。
犬は好きだし、とりわけシェパード犬好きなので星は増やしたが。
ロシア人に対して特別な感情はないけれど、なんとなく馴染めないというのもあったかな。
変なところでドタバタしてオーバーリアクションだったり。
最後の日本でのシーンも、中途半端で。残念。
日本とロシアの友好のために鳩山さんが作ったの?なんて思ってしまった。残念。実話で楽しみにしていただけに。
少年とわんこの友情の物語です。周りの人たちが次第に手をさしのべるようになる姿が、こちらの心を温かくしてくれます。
久しぶりのわんこ作品です。
ロシアと日本の合作というのも気になり
観てみることにしました。
犬と少年の絆の物語 であり
少年と父の確執と和解の物語 でもあり
国家に縛られる人間たちのドラマ でもありり
心に優しさをもった人たちを描いた
ハートフルでワンダフルなお話でした。 わん。
シリアス一辺倒なお話かと思えば
ドタバタな展開やホームコメディ色もありと
途中、話の展開が見えなくなって、なんとなく
堕ち着かなくなる部分もありました。
けれど
少年とパルマ。
二人にとっての最高の結末になったと思います。
良かった良かった。
観て良かった。
◇ 以下、簡単にお話のダイジェスト
主人公のわんこ。
シェパードです。名前はアルマ。
少年はパルマと呼ぶ。
元々の主人と一緒に飛行機に乗るはず …が
検疫の手続きでひっかかり、飛行場に置き去りに。
飛行機で元々の主人が帰ってくるのではと
着陸のたびに滑走路に現れます。
※最初から連れて行くつもりだったのか
本当に手違いだったのか…
なんとも自分勝手な飼い主です ぷんぷん。
もう一人の主人公。
コーリャ君は人間の少年。9才。
一緒に暮らしていた母を亡くし、
それまで会ったことも無い父親の暮らすモスクワへ
父親の操縦する飛行機でやってきます。
境遇の変化に、心はすっかりツンドラ状態…。
見知らぬ街へやってきた少年 と
飼い主に起き去りにされた犬。
寂しさを共有する仲間として
次第に距離が近づき出します。
体が そして次第に心も。 わんわん
友達になったパルマと少年。 …けれど
パルマは元のご主人に会いたがっている…。
「返してあげなきゃ」
少年は心に決めた。
元の飼い主は、今何処にいる ?
今のパルマのことを伝えなきゃ
次第に、周りの大人が力を貸してくれるようになる。
空港のやや(…かなり)太めの女性
地上勤務の女性。
そして父親自身も。
新聞にパルマのことが載る。
この新聞が、思わぬ展開を招きます。
少年の載った飛行機には
共産党の幹部も乗り合わせていました。
この幹部が、主人を待ち続けるパルマのことを
政治的に利用しようと
「良い話」を仕立て上げようとします ←悪い奴です
元々のご主人に
「パルマを引き取るように」 との命が下されます。
「離ればなれの飼い主にようやく会えた犬」
という感動のお話は
共産党の格好の宣伝材料です。
しかし
もはや少年とパルマの間には
新たに 「信頼と絆」 ができていました。
パルマはどうなる
少年とパルマの運命は?
というお話。 ( 長い…)
登場する人物がみんな
キャラが立ってて良い味出してます。
動物ものなのですが
ハートフルドラマ色がどんどん濃くなっていく
そんな感じがしました。
そんなお話、私は好きです。
◇あれこれ
アエロフロート
少年の父が勤務する会社。
1977年時点ではソ連の国営航空 でいいのでしょうか …?
そこで働く人たちは、つまりは公務員。
国(共産党)の命令は絶対の時代なのでしょう。 たぶん
命令一つで勤務先を変更させられるとか
共産党の意に沿わぬヤツは出世できなくなるとか
コーリャの父もパルマの元主人も
そんな時代に翻弄されたのですよね。 お気の毒に。。
航空会社勤務の女性たち
スチュワーデス(今ならCAなのでしょうが…)や
地上勤務の女性たちが
とにかくキレイな人達ばかりなのにびっくり。 @_@
※旧ソ連の国営企業だから、と考えると有りそう?
少年の父親(パイロット)
どこかで見たカオ …と、気になっていたのですが
「T-34」のステパン様ではないですか。
戦車の運転士からパイロットへ。
今回も渋みのある役を演じてました。 ハラショー
◇最後に
秋田犬が沢山登場しました。 もふもふ一杯です
ザギトワさんも登場しました。 マサル元気かな
まあ、それはもちろん良かったのですが…
作品の冒頭とエンディングの
日本でのエピソード これって
無くてもこの作品が成立しているのでは…
そんな事を思ったりしましたが…(汗)
やはり
飼い主を待ち続ける犬の元祖=ハチ公 ですよね。
動物愛は世界共通です。 わんわん。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
どうして
日本の役者やスタッフが関わっているのに、日本の事を知らない人が作った様な台詞や設定が凄く気になってしまいました。パルマ(の演技)は良かったですが、それ以外は陳腐でしたね。
滑走路をパルマが走るシーンが印象的
久しぶりの映画ということもあってか、印象に残るシーンが多かった。
特にタイトルにも書いたように、パルマが飛行機の着陸のたびに滑走路を走るシーンはとても印象に残った。
日本のハチ公物語と通ずるところもあり、作中には秋田犬も登場するのは秋田犬が好きな私にはとても嬉しいことだった。
主役はパルマ
パルマを中心とした心温まる物語
コーリャとその父親も良かったが、整備士とCA親子が良かった
演技としてはパルマが最高、涙腺が緩みます
ハチになれなかったパルマと思うが、それで良かったかな・・・・
小さいハンカチでは足りません
ものを言わぬ動物だからこそ、出来る絆が絶対にある。
特に犬は人間との繋がりを自ら進んで築いてきた動物だからこんな物語が生まれるのだと思う。
パルマの演技が清らかで、涙無くては観れませんでした。
特に、あの目がとてもいい!
あーパルマ、抱きしめてみたい。
犬好きの私としては観ておいて良かった作品でした。
ザギトワが可愛い
トラ柄の衣装のザギトワが印象深いのですが、シェパード犬パルマの顔も若干トラ柄っぽかった気がする。ロシアでは有名らしい忠犬パルマの実話なのですが、ネット検索してもイタリアのサッカーだとか「囚われのパルマ」ばかりがヒットして、忠犬がなかなか出てきません。そんなに有名なんですか??ロシア人にアンケートとってみたいです。まぁ、空港であれだけ大騒動を起こしたのなら納得できるのですが。
日本人の感覚なら、やっぱりハチ公物語を思い浮かべ、最後はきっと・・・と想像するのですが、ちょっと違いました。少年コーリャとパルマ(アルマかどちらか)の交流、そして自分を捨てた父親との和解、そして犬の忠犬ぶりです。
違和感はいっぱいあります。シェパードくらいの大型犬になれば怖がる人は多いはずで、ロシアでは犬嫌いの人が少ないのか、大型犬に慣れているのかわかりません。映画に登場する犬種としてはシェパードは一般的ですけどね。
もう一つの違和感は大雨のシーン。犬の回復もそうですけど、9歳の子供があれだけ雨に打たれたら低体温症にかかってしまいそうです。ただいまネモで菅沼先生が言ってました。あ、間違い、『おかえりモネ』でした!
テーマ曲はなかなか良かったんですけど、途中の劇伴で「フニクリフニクラ」っぽいメロディが流れてた。あ~やっぱりロシアだな~なんて思ってしまいましたが、調べてみるとナポリ音楽でした。あ、パルマもイタリアの都市だし、父ラザレの地図帳でコーリャが選んだのもローマだったし、なんてことはない、実はイタリア愛溢れる作品だったのですね!
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