グッドライアー 偽りのゲームのレビュー・感想・評価
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色んな意味で重いミステリー
ミステリー好きなので、なんとなく物語の流れは予想していたけど、内容の重さと主人公二人の演技の重みに圧倒されて、観終わった後、体が重かった。
ヨーロッパの歴史の一端を垣間見るようでもあり、人生経験を経た人間の歴史のようでもあった。
主役の一人が『黄金のアデーレ名画の帰還』のヘレン・ミレンだから、一層臨場感があったのかもしれない。
真の大人のミステリーはこの映画のように人生の深みを描いてこそ、なのかも。
舞台が大好きなロンドンなので+0.5
ヘレン・ミレンの洋服がどれも素敵で、マネしたいけど絶対マネできないだろうな~
騙し合いも逆転劇も期待外れ
もっと巧みに騙し合うのかと思っていたら特に捻りもなく。
どんな逆転劇なのかと期待していたら大した逆転劇でもなく。
こうなるのだろうなという予想通りに進んでいく少し古臭いストーリー。
ヘレン・ミレンとイアン・マッケランの演技を堪能する映画と思えばいいかも。
オチがすぐわかってしまう
予告で知りましたが
名優の共演と言うことで楽しみにして観賞
感想としては
うーん
ちょっとキャストに比べ
脚本が平凡すぎ
演出も露骨すぎてサスペンス性に欠けました
老年の詐欺師ロイがネットの出会い系でカモを
漁っていると最近夫を亡くした未亡人ベティが引っかかります
互いに名前からプロフィールまで偽ったことを打ち明け
親密な関係になっていきますが…
ロイの専門は振り込め詐欺
老いても騙すことそのものが快楽のようなタイプ
ベティにも言葉巧みに近づきあれよあれよと
信用を得ます
ベティは資産家のようですが好奇心旺盛
ちょっと首を突っ込みすぎるとこもありますが
しっかり者のスティーブンが近くにいます
スティーブンはロイをハナッから疑います
最強の悪女といった紹介をどっかで見ましたが
どこが?
序盤にロイが仲間と思わせてそいつを騙す
逆ドッキリみたいな詐欺をやるシーンがあるんですが
仲間に後から報酬の不満を言われますが
暴力で黙らせるなど冷酷なとこも
見せますがこれも裏切りのフラグだよなー
とすぐ気が付きます
このままロイがベティを騙していくのかなと
いうとそこはヘレン・ミレンがやっているわけですし
不自然なまでにロイを信用するベティの様から
ああ最後はロイが騙されるんだろうなとすぐわかります
だからそれがどんなふうにかという見方になって
しまいます
そこがこの映画サスペンスとして全然ダメかなと
終盤はその真相になりどうロイが騙されていくかになりますが
それが何とも後からくっつけたみたいな感じでえぇ…と
詐欺師ロイ誕生の瞬間みたいなエピソードなのですが
いくら50年以上前とはいえそんだけのこと一度にやらかして
そんなに覚えてないもんかなと首をかしげてしまいました
「しようとしている」事を示唆する描写は露骨なんですが
少しずつ関係性や生い立ちを示すのは一切無いので
どうしてもいきなりに感じてしまいます
なんであのペンダントとかをもっとそういう
思い出させるアイテムに使わなかったのかなと
なんかの本で読みましたが
詐欺師というのは病的にナルシストな部分があり
イアン・マッケランはそのあたりの異常性を
しっかり演じていました
ヘレン・ミレンも同等に演じていましたが
存在感がありすぎてストーリー自体のからくりに
影響しすぎている気がしました
そう
キャストはいいんだがな…
なんかどうも最近見かけ倒しのサスペンス多いです
まあ一般的な痛快逆転劇
幾つもの伏線が張られており、丁寧に制作された作品です。
ラストシーンの老未亡人のセリフは秀逸で、数々の伏線を全て繋げるその台詞を聞くためだけでも、この映画は観る価値はあるかも知れません。
唯、この手の逆転劇はそう珍しい着想では無いので、俳優の演技力に作品の出来が掛かっているとも言えると思われました。
その点での評価もまずまずではないでしょうか。
若干冗長気味になっている点はマイナスポイントですね。
凄い演技合戦でしたが
あまりに枯れた絵ばかりでカスカスになりました。
見応えはあるのですが、マッケランがクズ野郎すぎるのと、最初からドンデンありきで、絵に華がないのでちょっとキツかった。
ナイブズアウトよりは飽きずに見れたのですが、ラストはちょっと複雑にしすぎだったのでは?もうすこし話をシンプルにしたほうが面白さが伝わったのでは??ちょっと辻褄が合わない部分もありスッキリしなかった。
嘘で人生変わる?
予告編の期待値から遥かに超えて
ドキドキしました!
嘘って人生の切り札になるんだなと!
そして、まさに、良い嘘もあるのかなと。
圧巻はヘレンミレンの段々クールになる
表情や眼差し。
あら、あなたも?匂わせ?的な感じに釘付けになり、
コーラ飲むのも忘れてました。
対するロイ役のイアン マッケランには
ロード オブ ザ・リングに出てかな?とモヤつきながら
引き込まれました。
最後はお天道様は全て観てる。っていう
格言を思い出しながら、
エンドロールを眺めてました。
星が5に出来なかったのは
若かりしロイ役があまりにも
いまのロイと似てなかったから…です。
でも最後までハラハラと
楽しめました!
名優による秀逸な作品です
入念に計画されたグッドライアーゲームの根底には無垢な少女の悲しみがあった。深い仕込みに驚きでした。
終盤に起きる一機の逆転劇が観るものを魅了する秀作で名優の演技に酔いしれる。
是非映画館で🎦
後からジワーっと来るミステリー
主役二人の演技をたっぷり堪能できる作品です。騙す方、騙される方の押しては引いて、引いては押したと思ったら引きずり込まれると言う駆け引きが絶妙でした。ストーリー自体は不穏な雰囲気をはらみながら淡々と進み、オチはこう来る?って唐突感もあるけど、嘘で塗り固めた人生の明暗が重ーくのしかかるラストがいい感じでした。
※ネタバレ厳禁 ヘレン・ミレンのチャーミングさに星0.5増し!
前情報無しで鑑賞。
予告編は劇場で何度か見てたから、何やらどんでん返しがありそうな予感だけは携えて鑑賞。
後半、話が第二次大戦に至ったあたりで 、 以前に観た「手紙は覚えている」 が頭をよぎって離れなくなってしまった。というか、主人公の見た目も似てない!? って思って、どんどん意識して比較してしまった。 あの作品の「 大! どんでん返し! 」はそう簡単に超えられるもんじゃない。 案の定、 期待値の三分の二ぐらいを消化したあたりで終了。
ヘレン・ミレンも、 2015年の「黄金のアデーレ」での印象が強くて(あの作品も傑作!)、第二次大戦を媒介とした「過去と現在」ってテーマも相まって、頭の中で( 「手紙は覚えている」 + 「黄金のアデーレ」) ÷ 2 = 「本作」 の構図が出来上がってしまったため、個人的には期待値ばかりが先走ってしまって後で反省。。。
作品そのものはまずまずの満足度! 一方で、ヘレン・ミレンのチャーミングさが輝いていたから、星0.5増しの4つ星!
それから、音楽がよかったな。 本作の音楽、好きでした。
2人の演技合戦を楽しむ
(結構ちゃんとネタバレしてます)
高齢者の出会いサイトで出会った2人。男性(ロイ)の方が色々と嘘をついてて何やら怪しいって設定。
男性が女性を騙そうとしてるって流れから、意外な結末になるには実は愛し合ってしまったという流れか、女性(ベティ)もロイを騙そうとしてるかのどっちかになるんだろうなーと想像してしまった。
それは大きくハズレなかったが、意外な展開もちゃんと待っていた。なるほど!そうきたか!それでイングロリアス・バスターズを観たシーンがいきてくるんだな。
ロイのクズっぷりが徐々に高まっていったのは面白かった。ドイツ時代から悪党じゃんか!そういう意味で最終的にはそれなりにスッキリした終わり方だったのはいい。ただ冷静に考えると、序盤のベティと孫の会話って、ロイを嵌めようとしてる関係の会話になっていたかなと疑問には感じた。
若干モヤモヤするのは最後のベティの表情。複雑な感情も隠されている感じがする。ロイへの復讐だけではないってことなんだろうか。そこは結論が出ていないのだが、どちらにしても老俳優二人の演技合戦としては十分に見応えのある映画だと思う。
人生色々あった大人の騙し合い
ヘレン・ミレンとイアン・マッケラン、イギリスの名優2人をたっぷり堪能できる大人の騙し合い劇場。一筋縄じゃ終わらないのは分かっているけど、腹の底で何を考えてるのか、どこまでが誰の手の内なのか。予測がつかず最後まで騙されました。
ですがちょっと動機が弱いとゆうか腑に落ちないとゆうか…。ちょっと反則じゃないかいという要素もあったりで、もう少し上手く出来たんじゃないかな〜とも思ったり。
報いは必ずくる
幼少時代、祖父祖母にはよく悪いことをすれば必ず報いはくる。どんなに悪い行いが自分の都合良く巡っても最後はきちんと報いがくるからやめなさい。そんなことを言われていたのを思い出した。
マッケラン演じるロイは死んだ友人の籍を引き継ぎ生きたり、投資詐欺を現役でしたり、その被害者を殺害したりまぁとにかく悪いことをしまくりだ。
今回そのターゲットとして目をつけたミレン演じるベティから資産を巻き上げてやろうというのがストーリーの軸。
ただこの手の作品で他の登場人物があまり目立っていないことから早くからベティにロイが最後はやられるんだろうなというのが読めてしまう。
そのためベティがどうやってロイを成敗するのか終始ワクワクして見ることができる。
結局最後の最後って互いの資産を統合し、ロイのタブレットを盗んで資産の多くを奪い、ロイの被害者からロイを暴漢させロイは植物人間の状態のような結末で終わる。
ベティがロイを成敗する理由は60年も前にレイプをされ、そして家族を崩壊させたから。
決して60年恨み続け、ロイを追いかけていたわけではないが、出会い系サイトで彼を見つけ怪しみ核心に迫ったのがきっかけだ。
結末が意外とあっさりはしていたが、時間の経過は早く感じ、終始集中して見ることができた。
またベティが成敗したのもひょんな出会いからってのがまた面白い。
その辺が悪いことをしたぶん最後にツケが回ってくるような運命的な流れに感じ現実的に思う事ができた。
緻密な計画や複雑なトリックがあるわけではないので良くも悪くもあまり期待せず、ミレンとマッケランの掛け合いを楽しめるとこの作品をより楽しく見ることができると思う。
この嘘はまさに会心の一撃。
『グッドライアー 偽りのゲーム』鑑賞。
*主演*
イアン・マッケラン
ヘレン・ミレン
*感想*
最後の種明かしするシーンは「なるほどね~こういう騙し方があったか、、」と思わず唸っちゃいました。
お二人がかっこよくて、とても美しく、構図も解りやすくてシンプルなんだけど、あの騙しは一杯食わされたw
詐欺師のロイと未亡人のベティが婚活サイトで知り合い、婚活するんですが、ベティはロイが詐欺師であることを知らずにいるので、ずっとヒヤヒヤしてましたw
最後のどんでん返しは、自分の中ではギリギリ想定内・・・かな?
でも、アレがアレだったのには予想外でしたが、まさに会心の一撃?(笑)
僕はゾッとしました!
見る前はそんなに期待していませんでしたが、当たりでした!
普通に面白かったです!\(^^)/
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