ブラック・ウィドウのレビュー・感想・評価
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私は今作でマーベル沼に足を踏み入れようと決めた
おっっもしろかったー!!
サンダーボルツでマーベル作品に足を踏み入れ、エレーナについて知りたくなり鑑賞。
結果、エレーナはこの歴史があってのサンダーボルツだったのかと思うと、もう一度サンダーボルツ見たくなった。
アベンジャーズがそもそも何かわかっていないので、サンダーボルツに続きわからないところもあったけれど、ナターシャの生い立ち、偽物の家族が本物の家族になる過程がとても丁寧に描かれて、アクション全振りじゃないところがすごく良かった。感動するところもあれば笑えるところもあるし、ハラハラするシーンもあれば、敵にイライラするシーンもあり、いろんな感情で見れる作品だった。
エレーナとナターシャなコミカルな掛け合いや、アレクセイの絶妙なウザさずっと見ていられる。
アクションシーンも最高にかっこよかった。そもそも女性のアクションシーンが好きだというのもあるけも、こんなの全人類スカーレットヨハンソンに惚れるだろうよ。
私はこれからブラック・ウィドウを推す!!この姉妹を永遠に応援する!!と誓った矢先のエンドロール後……フリーズ。
え、なにがあったんですか?
これはもう、マーベル作品に本腰を入れろという神のお告げか…。
骨太ストーリーと、工夫が凝らされた落下しながらの超絶アクション
過去のシーンをじっくり描いた序盤は若干スロースタートな印象をうけましたが、それが物語をつらぬく大きなテーマにも繋がっていて骨太のドラマが堪能できました。「シビル・ウォー キャプテン・アメリカ」「アベンジャーズ インフィニティ・ウォー」など、ある程度MCU作品を見ていないと分からないところもありますが、疑似家族のお話として予備知識なしで見ても楽しめると思います。
予告で目を引いた落下しながらの超絶アクションは、工夫が凝らされていてかなりの見ごたえがあり、劇場でしか味わえない醍醐味がありました。
スカーレット・ヨハンソンのサバイバルの結晶
劇場公開版としては『MCU』の幕開けを担うことになった映画『ブラック・ウィドウ』。『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』(16)と『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』(18)の間、つまりブラック・ウィドウにとって空白の時間を利用して、彼女の悲しい少女時代と、類い稀なスパイとしてのスキルとアイデンティティを解き明かそうとするのが本作の目的だ。だからあえて形容するとしたら、『プリクエル&スピンオフ』が正しいかもしれない。
幼くしてスパイになるべく運命づけられ、人とは違う成長のプロセスを踏んできたブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフが、どうしても手に入れたかったもの。それは"家族"だ。最新鋭のSFXを駆使してあらゆる角度から躍動するヒロインの姿を捉えるアクションシーンに、シリーズ他作品と比較して見劣りする部分は全然ない。反面、ここで描かれるのは、たとえそれが偽りだとしても"家族"の結束を求めてやまないナターシャの献身ぶり。それが、もう一つの"疑似家族"とも言えるアベンジャーズの中で、まとめ役を請け負ってきた彼女の姿と重なるとき、謎めいたヒロインの本質が明らかになるのだ。
ナターシャの"妹"で"姉"と協力して2人をスパイに育て上げた暗黒組織"レッドルーム"に立つ向かうエレーナを演じるフローレンス・ピューのコメディリリーフぶり、コミックブックに書かれたブラック・ウィドウのファム・ファタール的イメージを見事に払拭した監督、ケイト・ショートランドの斬新な視点も含めて、『MCU』に新たな女性像を持ち込んだ本作。最大の功労者がブラック・ウィドウに本物の血肉を通わせ、弱さを強さに変換してみせたスカーレット・ヨハンソンであることに疑う余地はない。
これまで何人もの先人たちが挑戦し、挫折して来た演技派アクション女優としてのステイタスを手に入れた数少ない俳優の1人、スカーレット・ヨハンソンのサバイバルの歴史が、映画を背後で力強く支えているような気がする。
フローレンス・ピューのヤバすぎるカッコよさが炸裂!
『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降、MCUはスパイダーマンくらいしか追っかけなくなってしまった。
しかし『サンダーボルツ*』の予告編を見てフローレンス・ピュー演じるエレーナがどうしても気になってしまい(笑)、これはもう『サンダーボルツ*』を観なくては!と奮い立ったのだけれど、その前に予習が必要だと思い本作を視聴。
フローレンス・ピューを初めて観たのは『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』のエイミー役だった。
女性向けの映画ということもあり、観た当時は芝居の上手い若手女優というくらいの認識しかなかったのであるが、次に観たホラー映画『ミッドサマー』で度肝を抜かれた。
この映画でフローレンス・ピューが演じた女子大生ダニーはかなりヤバい女性キャラだったのだが、そのヤバさは観るもの(特に女性観客)にカタルシスを与える一種の神々しさを持ったヤバさだった。
ダニーの女神の如き凄まじいヤバさに圧倒された自分の中で、フローレンス・ピューはヤバい女優(もちろんいい意味で)として頭に刻み込まれることになったのである。
そして、この『ブラック・ウィドウ』である。
フローレンス・ピューが演じるのは、ロシアのスパイ組織レッドルームに所属するエージェントであり、幼い頃から暗殺技術を叩き込まれた凄腕の女殺し屋エレーナだ。
かつてブラック・ウィドウことナターシャ・ロマノフと偽装工作で姉妹を演じていたこともある彼女は、自分を置き去りにしてアメリカに亡命してアベンジャーズの一員になったナターシャに複雑な感情を抱いている。
このエレーナのキャラクターがすごくイイ!もうヤバすぎるカッコよさが炸裂しているのである。
凶暴にしてキュート。
戦闘能力はブラック・ウィドウに一歩も引けを取らない。
幼い頃からレッドルームによって殺人マシーンとして育てられたという壮絶な過去を背負っているためヤサグレ感を漂わせているが、心の奥底では家族愛を激しく求める純情さを秘めている。
なんだか『キック・アス』のヒットガールが成長した姿を見るかのようで、刺さる人間にはブッ刺さるキャラクターなのだ。自分はイチコロだった(笑)。
子供の頃に偽装工作で姉妹のフリをしていた経緯から、本作でのエレーナは奔放な妹キャラ、一方ナターシャの方はしっかり者のお姉さんキャラという役回りになっている。
本来MCUで最もヤバい女性キャラといっても過言ではないブラック・ウィドウもエレーナのヤバさにすっかりお株を奪われた感じなのだが、そこはさすがにスカーレット・ヨハンソンである。
アベンジャーズの紅一点を長年演じてきたその存在感は圧倒的であり、悲しい過去を背負いながらも涙をこぼさず歯を食いしばって戦う孤高の女戦士の姿はMCU新参のフローレンス・ピューにはない風格を漂わせている。
スカーレット・ヨハンソンもフローレンス・ピューも、異なるタイプの女性ヒーローを見事に演じていて、女性ヒーロー映画としては自分は大満足だった。
レッドルームによる洗脳を解除する方法がチョーお手軽!といった御都合主義的な展開はやや気になるけれど、それを言ったらアメコミヒーローという存在自体が御都合主義的な存在なので、そこは目をつぶる(笑)。
ただ、男目線で敢えて欲を言わせてもらえれば、レッド・ガーディアンにも、もうちょっと活躍してほしかった。
常人より何倍も新陳代謝が活性化しているはずなのに中年太りでお腹がポッコリしているポンコツ・スーパーソルジャーのレッド・ガーディアン。
あまりのポンコツぶりに、ついつい、もうちょっと頑張れよ!と声援を送りたくなってしまうような愛すべきキャラなのだが、一種の女性映画である本作においては活躍の場を与えられずいまいちパッとしなかった。
とは言え、これは『サンダーボルツ*』への伏線だと思いたい!
『サンダーボルツ*』では再びエレーナの勇姿が拝めるのはもちろんのこと、本作でいまいち活躍できなかったレッド・ガーディアンも大活躍してくれるはずだ!
『サンダーボルツ*』は観に行く!
だが、配信ドラマを観なければストーリーについていけなくなるぞ、と脅して何がなんでもDisney+に加入させようとするような、そんな銀河帝国のごときディズニー帝国の暴挙に対してはレジスタンスとなってでも断固抵抗し続ける(笑)!
ドラマはドラマ、映画は映画、それぞれ単体で楽しめるものであるべきだと思う!
「MCU疲れ」などと世間で言われるようになってしまったが、ヒーロー映画を愛する身としてはあんまり大風呂敷を広げたり敷居を高くしたりしないで、一見さんに優しい作品作りをしてほしいとマーヴェルとディズニーに願ってやまない。
エレーナ視点(サンダーボルツ*)鑑賞後
サンダーボルツからの
家族
サンダーボルツ* 公開前に復習として 久しぶりに観てみました 今見...
ようやく見た
ヨハ子様~あなたは最高ですう
ヨハ子やから観るねん。
ヨハ子がバンバン飛び移るから観るねん。
ヨハ子が殴り倒すから観るねん。
あーストーリー全然わからんかったけど面白かった。
え?これアベンジャーズのスピンオフ?
あー拙はアイアンマンしか見てないんで
正義の味方が何人もおるのはどうもねぇ。
道理でなんか理解できんセリフが多かったわ。
え?アイアンマン2でブラックウイドゥ出演?
全然覚えてないわ。
それにしてもディズニーよ。
劇場と配信同時にするってどういうこっちゃねん!?
おまけにスカパーも映らへんし。
おまえら最低!
アイアンマン2忘れているのもおまえらのせい!
70点
シネマサンシャイン池袋 20210710
パンフ購入
全然分からん
全然分からんというのはストーリーです。
・導入部分、オハイオからキューバに逃れるのがロシアネームなんで想像はつくんだけど、そこからが断片的かつ散文的な展開なので薄ぼんやりで集中できないし、気になって集中できない。
・ナターシャがアベンジャーズになってたのはいいんだけど、いつ、どういう経緯なのか全く分からん・・・。
・特殊能力の源泉がわからん・・・。>レッド・ガーディアン
・特殊能力が何なのか分からん・・・。>ナターシャ、他
・いきなりのラストシーンが分からん。全然分からん。続編への予告なんだろうけど、また、この物語を見せられる(一部でも)と思うと観るかなあ・・・。
あと、分かりやすすぎて退屈なのが、
・アクションは火薬と落下しとけばいいんだろ?ヘリ混ぜれば迫力ますだろ?的なハリウッド・ステレオタイプ。なお、格闘シーンは結構迫力満載で素晴らしい。
・「家族」という枠組みで語るのはいいんだけど、正直、暑苦しい。いろいろと。鬱陶しくもある。
やっぱり、マーベルはマーベルマニアのためだけの作品なんだろうか。
ホワイト・エレーナ?
散々言われている事だとは思うけど、なんでこの映画を今更作ったんだろうか。どちらにせよ、フェーズ4ではないよね。雰囲気はウィンターソルジャーなんだけど、どうも重厚感がない。そして、悪役が面白くない。これが無くても、ナターシャは大好きだったよ?
読んで字のごとく〈墓穴を掘る〉行為だと思ってしまう。だけど、エレーナの活躍はすごく面白かったし、ナターシャよりも彼女に惹かれた。現実味は無いが、刑務所から父を救い出すシーンはかなり興奮したし、要素ごとに摘んでいけば、悪くない作品ではあったと思う。
この映画が心から面白い!と思えないのは、MCUドラマ「ファルコン&ウィンターソルジャー」があったからだと。観客が求めているのは、あの作品のような見応えだったんじゃないかな。ナターシャの映画を無理くり作らなくても、エレーナメインで物語を進めてくれれば、キャプテン・アメリカ2宛らの面白さを提供できたんじゃないかな。これだと興味は湧かないよね。
決して悪い作品では無いし、テイストは結構好みだったんだけど、何にせよ時期が違ったよね。約2年ぶりの映画ということもあってか、今後のMCUの展開に付いて行けるか、楽しんでいけるか少し不安になった映画でした。
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