ミッドウェイのレビュー・感想・評価
全291件中、221~240件目を表示
タツノコプロの「決断」をこのCGでリメイクしたら・・・
基本的に1970年台の同名作品の焼き直し。
完全なドキュメンタリー映像にならないよう脚色(フィクション)が加えられているのはどちらも同じです。どのような脚色かは監督や世相を反映されて興行成績が上がるような物が選ばれるんでしょうが、前回は米パイロットの婚約者が日系人の女性で強制収容所に収監されてしまうお話でしたが、今回はチャイナマネーが入っているので、そちらの意向が入っていて嘘ではないけど今回の映画に取り入れるまでもないシナリオが目立ちましたので見ていて冷めてしまいました。
急降下爆撃機の搭乗員が主役的なので零戦が目立って仕方ないですが、真珠湾攻撃のシーンで脇役のはずの護衛任務の零戦の機銃照射ばかりの攻撃シーンはやり過ぎ感がありありで、これは零戦イコール残酷を植え付け、のちの急降下爆撃機の搭乗員が後部機銃で零戦にお返した際の爽快感を煽るためとしか思えなかった。
前作より多くメインの役柄に日本の役者を配置したのは良かったですが、司令官がちょこちょこ動きすぎだし喋り過ぎ。作戦立案、対処案提案は参謀の仕事で司令官は参謀が提案したものに一言二言程度、ここだけは間違えるなよ的に質問したり念を押したりして意思決定がされる過程が全く省かれており、司令官が一人で独断で決めている様に見えます。
まあ、アメリカ人の思考からすれば、参謀は子飼の軍人で司令官の好む戦術をいうものばかり集めてるんだから、そんな茶番的な意思決定の場面は省略!となったのであれば真相をついているのでむしろあっぱれ。
日本側の脇役の士官の服装、特に正帽のかぶり方が若者がかぶるキャップのようにおでこを見せてめちゃくちゃなのは明らかに手抜指導で気になって集中できない。
タツノコプロが1970年台に作成したドキュメンタリーアニメ「決断」のミッドウェイ海戦(確か前編後編構成)の方が先の大戦の転換点となったミッドウェイ海戦を純粋に描いていると思うし、山口二航戦司令官が飛龍艦長と一緒に船と共に沈む際の描写は好み。映画では前作の描写や、役所さんが演じた映画山本五十六の中で阿部寛さんが演じた山口司令官のほうが秀逸で泣けたんだけど今回の映画では、同じエピソードなのに全く泣けない描写でした。
タツノコプロのアニメは今のアニメ描写からすれば紙芝居みたいなもので、現代の若い人には見られたもんじゃないと思うので、今回のCG技術で「決断」をリメイクしたらいい映画になるなるかもと思いながら映画館を後にしました。
派手な戦争映画
少し戦史等を知っている人には戦闘シーンがお粗末な描き方されてるから見てて辛い。あまり興味ない人は楽しめると思う。
「連合艦隊司令長官山本五十六」の戦闘シーンの方が遥かに優秀
良い点
迫力のあるCG。
アメリカ側の恐怖が描かれている。
悪い点
無駄に密集する航空隊と艦隊
無駄に超低空飛行を繰り返す航空機(曲芸レベル)
対空戦闘なのに直進する空母
無駄に強い爆撃機の後部機銃(何機落とすんだと・・・)
後部機銃のある爆撃機の後方に張り付き続けるゼロ戦(そりゃ何機も落とされるわ。当時の第一航空艦隊の練度ってそんな低かったのか?)
日米両軍とも航空機の発見が遅すぎ(もっと前から見えるだろと)
日本軍役俳優のおぼつかない日本語
貴重な情報源の敵捕虜をサクっと処刑する謎日本海軍将校。装備品も謎仕様。
ハイテク無き空中戦は迫力満点
トップガンと比べると、空中戦が大分異なる。
トップガンは、電子機器で危険を知らせるが、この作品では目視が重要である。
実戦では、レーダー探知しないとやってられないと思うが、映画の世界では目視などの人間の営みがあった方が真実が伝わる。
戦闘機の数も、現代では少なくなっていると考えられる。この時代の大量、しかも速度が遅い戦闘機軍団が交差する映像は迫力満点。
それにしても、日米ともにたくさんの戦闘機が撃墜されたのだと感じた。これが戦争の真実であるということを感じる映画だった。
現代の戦争道具の、ミサイル・電子機器の警告音・電子ゲーム感覚の無人戦闘機では感じられないメッセージを伝えてくれる。
一日に二隻の空母を落とした人がいたとは驚きました。映画のフィクションだと思ってた。
戦闘シーンだけは観る価値がある!❓
戦闘シーンは緻密で大胆に大画面を余すところ無く使い、それでいてしCGと現実の映像の見分けがつかない、映画史上最高の戦争映画と言えるでしょう、それだけでも観る価値がある、それだけは!
ただ、それ以外の細部に日本を貶める創作が多々あります。
捕虜を尋問の上、足にイカリ⚓️を結んで海に沈める司令官何ている訳ないでしょう?これが一例。
まあ、中国資本のアメリカ映画ですから、こんなもんだ、諦めるしかないでしょう。
三人の日本人俳優の演技はさすがです、それ以外は素人でしょうか、気にはなりますが。
くどいですが、戦闘シーンだけは必ず映画館で観る価値がある、テレビで観る映画ではません。
がっかりです
完全なアメリカ目線。登場人物は淡々として人間味が感じられない。キャスティングもなんで?って思う箇所が多く正直なところがっかりです🤷♂️
そもそもミッドウェイ を僅か2時間でまとめようなんて自体甘すぎる。
情報戦と空母戦それぞれを史実に基づいた脚本と迫力の映像で表現
ミッドウェー海戦は、真珠湾攻撃からの狙いであった「早期に米国の戦意を削ぐ戦果をあげて有利な講和に持ち込む」というシナリオを絶望的にして太平洋戦争の行く末を決定づけた歴史的に非常に重要な海戦です。そして、その勝敗は兵力の差ではなく戦い方の差で決まりました。それだけにこの映画にはただの撃ち合いではない史実に忠実なドキュメンタリードラマを期待していました。
勝敗を分けたのは米国の徹底した情報収集・解析に基づく作戦でしたが、今までの日本のドキュメンタリーは米国の情報収集能力をあたかも完璧かのように見せていたのに対し、本作では、精度が低く現場からさほど信頼もされておらず、体制も決して十分ではなかった現実が描かれています。
また、米国のパイロットの怖がり方も予想以上でした。本作を観る前は、山本五十六司令長官が早期に米国の戦意を削ぐ戦果をあげて有利な講和に持ち込むことに拘り、辞職をチラつかせてまでMI作戦を採択させたことについて疑義がありました。国力に圧倒的な差がある米国が簡単に諦めないだろう、そう思っていたからです。でも映画では米国の兵士達は怖がっていて士気の低さが伝わってきます。
日本の国益にかなう落とし所に落ちる可能性がもしあったならば、やはり短期決戦で戦意を削ぐ以外になかったんだろうと、今まで腑に落ちなかったものが落ちた気がします。その辺りは日本側からの視点のNHKの戦争特番からは伝わってこなかったところです。
前半は歴史番組的な内容でしたが、後半は迫力のある航空戦。後半はテレビ画面では恐らく十分に伝わらないので劇場で観たいところです。戦場で戦うということがいかに恐ろしいか疑似体験することができました。
史実中心の前半と戦争を疑似体験する後半。前半がかけたらドンバチやってるだけの娯楽映画に堕ち、後半が欠けたら知識としては残っても心に刻まれることはなかったでしょう。戦いの歴史に学び、同じ過ちを繰り返さないことは今日の平和の礎となって亡くなった人達に対する最大の供養であり、彼らに対する我々の責任でもあることから、戦死者を賛美するだけの映画には価値を見いだしませんが、本作は間違いなく両軍の御霊の平和の願いを裏切るものではない戦争映画だと思います。
残念だった点は、他の方も書いていますが、違和感を感じまくる日本海軍兵士の発音。浅野忠信さんですら滑舌が悪く聞こえました。次に山本五十六司令長官を美化しすぎ、南雲中将を貶めすぎという点。図上演習の不正は南雲中将によるものではないし、作戦を強行した上に失敗を振り返らず、全く責任を取らなかった山本長官の話はなし。あとフォード監督のシーンは蛇足以外の何物でもなかった。
まあ、でも大筋は史実通りだし全体としては本当に良い映画でした。欲を言えばIMAXで観たかった。
豊川悦司が格好いい!
アメリカがもしミッドウェイ大日本帝国日本軍の進行をよんでいなかったら間違いなくアメリカに勝っていたでしょうね!でも勝っていた日本を考えると間違いなくあの国なっていたでしょうゼロ戦は機動力が凄く格好良かった!アメリカ人パイロットの操縦がうますぎてびっくりしました。最後は泣けました。
怖いのなら、戦争をしなければ良い。
戦争とは、こういうものです。
戦争と軽々しく口にする人々にぜひお勧めする映画です。
1941年12月8日、日本海軍は、米国のハワイ準州のオアフ島
にある米国海軍の太平洋艦隊と基地に対して攻撃しました。
1942年4月18日、米軍海軍は、空母に、ノースアメリカンB-25
ミッチェルを搭載し、日本本土に初めての空襲を行い、
中国大陸へ抜けて着陸するという無謀な片道攻撃を行いました。
1942年6月5~7日、日本海軍と米軍海軍は、ミッドウェー島付近
で海戦を行いました。
1941年10月18日~1943年10月8日、東條内閣で商工大臣、
1943年10月8日~1944年7月22日、東條内閣で国務大臣を務めて
いたのが岸信介で、安倍晋三首相の祖父です。
日本海軍機と米海軍機との違いを分かりやすく演出する
ために、零式艦上戦闘機とダグラスSBD-2ドーントレス
という構図にしたあるのだと思いました。
零式艦上戦闘機の機銃掃射は、観た人に恐怖を与える
効果があります。
ダグラスSBD-2ドーントレスの急降下爆撃は、観た人に
勇気を与える効果があります。
歴史に「もし」はありませんが、日本が、中国に抗日戦を
断念させ、連合国の戦線から脱落させ、単独の講和条約に
するという戦略なら、日本は勝っていたかもしれません。
この状況下で、恐怖にすくんで、行動できなければ、
戦争はできない。
日米戦に限らず、制作する場合
先ず、あくまでも平等にしないと!!
まぁ…日本人・日系人が出演しているけど、やはり違和感があった。(ハリウッドあるある)
オールアメリカ人(日本軍艦・航空機のみ)の方が観易いと感じた。
結論、
イーストウッド監督の様に双方からの視点作品を制作した方が間違い無く良い。
何度、退席しようと思ったか…
_φ(・_・話としては、、、、史実としても
CGがすごく艦船マニアにはよだれもんだったでしょう。私も好きな方ですが、赤城少しCG雑なような?大和が出てきて感動です。空母ホーネットからの東京発空襲!あれもマニアよだれもんでしょうね。
お話ですがミッドウェーのアメリカ海軍対日本海軍の死闘を描いています。あの海戦は重要ではあったけれども物量と情報戦で圧倒するアメリカに勝てるはずもない戦い。それをアメリカ側がここを落とせばアメリカは負けるバリな話になっているのは少し大げさな気がしました。永遠の0でも描かれていましたがアメリカの急降下爆撃隊は護衛をつけずに日本に襲い掛かったようです。当然攻撃した帰路は零戦の餌食になるのをわかっていてのことだそうです。アメリカにも特攻隊がいたんですね。日米共に愚将のせいで多くの兵隊が死んでいるのは愚かしい話です。南雲が兵装かえなかったら、、、、。飛龍の山口多聞が善戦するのを描いて欲しかった!!日本の名将の1人です。
日本海軍の捕虜虐殺はいかんでしょ。事実なんですかねコレ。ネットで調べましたが事実のようです。
私にとっては新事実はなかったような気がします。男女や家族の物語はありましたがそんなに濃くは描かれていません。
日米両軍に公平に描かれているとの触れ込みを聞きましたが赤城の甲板の日の丸に最後爆弾が命中するシーンを見るに少し萎えてしまいました。中国資本が入ってるからかな?
淡々と終わった
ミッドウェー海戦など百も承知だったけど、
映像すごそうなんで観てきました。
で、やっぱりすごかった。音楽もなかなか、
けど日本に全然スポット当ててないし
淡々とした敗け戦でした。
最初の会話で戦争の起因みたいな話を内容に盛込むかなと思ったら、所詮アメリカのヒーロー映画だった。くだらん。明日には忘れてるわ。
抑制の効いたドキュメンタリー的映画
史実をベースに丁寧に再現された映画だと思う。戦艦の甲板も実寸で作られたセットを使い臨場感を醸し出している。リアルさと緊張感が誇張されずに描かれ、真面目なとても印象に残った。
あまりマスコミに取り上げられていなかったのが悔やまれる。
そうです 戦争にまけました
日本人としては心を動かされる映画では全くない。かといって、アクション映画みたいな、爽快感も味わえない。きれいな妻と、美しい友情がある国にまけた。その事実をあらためて感じ、惨めな気持ちになる映画だ。戦勝国の映画を、敗戦国で上映してるのだから、仕方ないのだろうけど、映画を見る前の自分は、かなり期待していた。予告編では、日本人の露出がかなり多くちりばめられていて、なにか期待されていた。これが配給会社のやり方なのだろう。特に最近、終戦記念日前後に、丹波さんがでていた沖縄戦の映画や、戦艦大和の映画、日本の一番長い日など見て感動していただけに、落差が大きい。
「うぉりゃぁぁぁぁぁーーーー」系はあまり好きでない
戦闘シーンが、味付け濃すぎて胸焼けする。
急降下爆撃機が空母に突っ込んでいくシーンは、映っているのが白人かV6岡田君かの違いだけで、これは特攻シーンですか?みたいな。
「うぉりゃぁぁぁぁぁーーーー」系より、淡々と描かれているほうが好み。
爆撃シーンや空母が沈没するシーンは感傷的要素が排除され、冷酷なほうがいい。『アルキメデスの対戦』の大和が撃沈されるシーンのように。
空中戦だと『ダンケルク』のドッグファイトが好きなので、一瞬、ミッドウェイをクリストファー・ノーランが撮ったらどうなるだろうかという考えを頭をよぎったけど、それは絶対に無理だとわかる妄想。
少なくとも20機くらい本物の戦闘機が必要だろうし、本当に対空砲火の嵐を再現しないといけないし。
なぜか自分には、飛行機が(大型爆撃機の方がよりよい)が火を噴いて堕ちていく画が見たいというおかしな嗜好があるので、日本の空母から、急降下でつっこんでくる何機もの爆撃機を見上げる画はよかった。
歴史的には、1942年の段階ではアメリカが「緒戦で日本に負けて太平洋の制海権を取られたら西海岸が攻撃されることになるかもしれない。負ける可能性もある」と憂慮していたことがよく伝わってきて、「戦力の乏しい日本をフルボッコ」みたいな描かれて方はまったくなかったのはよかった。
ここら辺は歴史学者の加藤陽子先生の解説付きで観たい。
満足はする
まったく観る予定でなかったけど、なんか映画館で大作を観たくなり鑑賞。想像より割りかし丁寧に作られていたように思う。日本側の立場も考えて。そして想像よりお金も掛かってるような。まあお金がないと手が出ない題材ですよね。
やはりいまでないと、という絵面はあった。そしてスペクタルがノーランIMAXの時代に移ろうが、エメリッヒはエメリッヒでわかりやすいエンタメに仕上げている。艦上での戦闘機の着地にドラマを持ってくるのはある意味実写ではできなかったろうな。とはいえそれ以外の発見はあまりない良質のエンターテインメント。
戦争映画+いつものエメリッヒ
はぁ…周りの評価が高い中で申し訳ないのですが、全然面白いとは思えなかったです。
まぁ仕方ないと言えば仕方ないんです。
個人的にローランド・エメリッヒの作品はかなり苦手なので(^_^;)
パニック映画を数多く撮ったローランド・エメリッヒがミッドウェー海戦を舞台に描いた戦争映画。
この映画が嫌いな理由はローランド・エメリッヒが嫌いな理由と被るところがあるので、まずはそちらから。
ローランド・エメリッヒの作風は迫力のある娯楽大作映画を主流としていますが、主に嫌いな点としては
①登場人物が多い上にストーリーの交通整理が出来てなくてゴチャゴチャ
②基本的にストーリーの中身が無い
③爆発等に迫力があってもアクションを見易く映してくれない
↑以上の3点です。
①に関しては、今作でもそうでした。
登場人物がかなり多く、群像劇的なストーリーなのですが、「アベンジャーズ」シリーズみたいに登場人物にそれぞれ深みのあって愛着が感じられる人物が殆ど出来なかったです。
特に今作はミッドウェー海戦という日米の戦争において重要な戦いなので色々と知りたかったのに、ストーリーが分かりにくい上に登場人物に魅力を感じないと頭に入ってきません。
特に主人公は天才的な軍人のはずなのに脚本か演出の問題からか、全然天才的に見えません。
はい、正直前半のストーリーはいらないエピソードも多くて途中だいぶ眠くなりました。
②は本作に限っては一概に言えないです。
一応ミッドウェー海戦始まるまでの筋道は描かれているので中身が空っぽというわけでは無いです。
ただ、前述したようにストーリーに問題があるために全然頭に入ってこないので中身の無いいつものローランド・エメリッヒの映画とあまり変わらないと感じてしまいました。
③に関しては、駄作だった「インデペンデンスデイ」の続編と比べたらだいぶ見易い方だと思います。
前半の空母の襲撃や戦闘機同士の対決は何が起こってるか解りづらい所はありましたが、ラストの主人公率いる戦闘機達と日本の空母の対決は見易くて迫力があり、ドラマチックに仕上がっていました。
また、この映画で数少ない好きだった点としては、敵側である日本軍側の人物をチープな悪役として全く描いてないところです。
特に豊川悦司演じる山本五十六は、彼の冷静沈着な性格や頭の良い彼の人物像がしっかり描かれていて、日本人でも納得できる描写でした。
この映画はローランド・エメリッヒの中でも大傑作という呼び声がありますが、自分は戦争映画にいつものローランド・エメリッヒ調が大半混ざってしまった面白くない戦争映画に感じてしまいました。
観る前から期待と不安両方でしたが、正直凄く残念です。
将棋vs西部劇
綿密な作戦や敵の通信の暗号解読など熾烈を極めた太平洋戦争。日本が真珠湾攻撃を仕掛けたことからアメリカ軍は次の一手で戦意高揚をはかるためにチェスター・ニミッツを太平洋艦隊司令長官に任命する。
駄作と言われる『パールハーバー』も映画館で観たけど、迫力や戦争の残酷さを見せつけられたのはパールハーバーの方が上だったかも。CGを駆使して破壊王エメリッヒが描いたものの、そのCG感によってあまり現実味が帯びてなかったようにも思います。しかも、「日米の視点で」という割にはアメリカ寄り。最後のテロップによって、両国の兵士を称えていたから若干救われた気もする。
史実を忠実に描いただけあって、人物に感情移入させるよりも、司令部がどう考えてどう動いたのかが中心となっています。言ってみれば再現フィルムのよう。レイトンによる情報戦が結局は功を奏した形となり、報復の連鎖が止まらない様子もうかがえました。そんな中で、アメリカが日本の戦力をかなり恐れていたことや、急降下する戦闘機に特攻隊精神まで感じちゃいました。
映像は急降下して爆弾投下するベスト(エド・スクレイン)から見た光景が凄かったし、日本軍の戦闘機が群れをなして飛んでいる映像が良かった。さすがに救助した米軍兵を突き落とすのはショックだったし、おまけに錨まで付けてたし・・・
大和出てるのに。
前作を観た人ならアメリカの出演者の格落ちにガッカリでしょう。チャールトン・ヘストン、ヘンリー・フォンダ、ロバート・ミッチャム、ジェームス・コバーン等ハリウッドのトップスターが出た前作と比べて失礼ながら「これ誰?」が多過ぎ。
真珠湾は卑怯としてもアメリカを本気にさせ真っ向勝負を挑んだ国は日本だけ、負けたとはいえ戦った勇士たちに敬礼!
前作も今回も大和出てましたな、せっかく出たなら砲撃シーンやって欲しかったけどさすがにエメリッヒも史実は変えられないか。
しかしあれだけの迫力ある映像、音響なぜIMAXとか4DXでやらない?
アメリカでの酷評ほど悪くはないと思う。大味だけど。ただ歳を取ると戦争ものというと涙腺が緩くなるので公平に評価できているやら。ただ、チャイナマネーが入りながら史実を曲げなかったエメリッヒを一応評価。
①今頃またミッドウェイ?と思って余り食指が動かなかったが、「アリータ・バトルエンジェル」で注目したキーン・ジョンソンが出ているので鑑賞。「アリータ」ではエド・スクレインと因縁浅からずの組み合わせだったけれど、この映画でも別の意味では因縁浅からぬ配役なのが面白い。今回は最後まで死ななかったし。②戦闘シーンはよく出来ているけど、ドラマ部分はよくある戦争ドラマの域を出ていない。予告ではミッドウェイが日米の勝敗を分けたように言っているが(確かにそうであるが)、こちらは史実を知っているから「ああそうですか」という感じで、具体的にどこがどうというのがもひとつ良くわからない。暗号を解読されたことが勝因みたいに全面に出ているだけ(勿論それも要因のひとつにちがいないが)。どちらにせよ、長期戦になれば日本に勝機は無かったのは歴史の証明しているところだし。③だだ、冒頭近く「日本の石油は80%をアメリカから輸入しているのだら、余り追い込まないで欲しい」と山本五十六(戦争反対側として描かれている)が言っていたり、満州事変を起こしたのは陸軍の(一部の)独走であったりと、日本側の描き方にも客観性がある。④日本側の豊川悦司、浅野忠信、國村準は良い芝居をしているがその他の日本兵の描きかたがアメリカ側に比べると余りに手抜きで日米公平とはとても言えない。まあ、最後までだれなく進んだということで良しとしようか。⑤最初の真珠湾攻撃シーンからもうウルウルで戦争などやっちゃいけんなと感じてその想いは
最後までつづいたが、ラストクレジットで写る女性歌手が歌うシーンを延々と流すのは何?一気にテンションが下がってしまった。だから★★★★であっても良かったが、減点です。
実にエメリッヒらしい作品
良い点。CG大味でなく素晴らしい。記録映像で見られる高射砲の一発一発がリアリティを与えている。音響も然り。
ダメな点。舞台劇のよう。戦争映画なのに死の香りがしない。硝煙も機械油も。
搭乗しているキャラクターの顔に、綺麗の照明が当たっている。唾は飛ばない、南洋なのに汗もかかない。画面に映っているものしか音を出さない。痛くても、咳するだけで、悲鳴はあげない。すでに死んでる人が、天国で戦争ごっこをしているようだ。
英雄の個人的な活躍に焦点を合わせている。なので、艦隊の位置は座標や距離で表されるが、位置関係は全く分からない。南太平洋以外の戦況も全く関係ないらしい。日本が無敵なのを超人的な頑張りで逆転したことになっている。
銃後の妻や写真が出てくるが、単純に心配しているだけ。家族の葛藤とかはない。写真はお約束だから置いてあるのでは。
そんなんなので、Annie Trousseauが歌ってるのに何お意味があるかわかりません。スカイ・クロラでキルドレが戦っている様な映画でした。
戦争映画はドカーンをくればいいやという人に、オススメです。
全291件中、221~240件目を表示