ミッドウェイのレビュー・感想・評価
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めずらしく、ダメな作品だったね。 役者の配役もだめだし、ストーリー...
めずらしく、ダメな作品だったね。
役者の配役もだめだし、ストーリーの流れも? B級の低予算で作成した、よくある戦争映画のようだった。
詰め込み過ぎかな、、、。
真珠湾から、ミッドウェイはちょっと端折り過ぎたかなと。
ボリューム満載になりますよね。
こうなると、ある程度知識が有る人からすると、2時間では物足らないでしょうね。
豊川悦司の山本五十六は、良かったと思います。
エピソードの中に、山本五十六の凄いところとか、もう少しあると、アメリカ側からの緊迫感は出せたかもしれないですね。
この作品では、ミッドウェイも結構、アメリカも苦戦したことを描いているのは特色かなと。
数人の英雄的な活躍で勝ったとするのは、映画なので仕方ないですね。
結局、戦争にいいことなんてないし、美化されるものではない。二度と繰り返すべきではないという気持ちになれる映画だったら、もう少し共感できたかもしれません。
戦争は伝染する
海は覚えているとしても、ヒトは、覚えているのでしょうか?。他者を傷つける者は、自らも、傷つけることになることを。
ウソかホントか知りませんけど、あと1分、米軍の索敵が間に合わなければ、ドーントレスによる急降下爆撃は、なかったそうです。それほど、燃料がギリギリだったそうです。仮に、南雲機動部隊が、無傷だったとして、私達は、どうなった?。大東亜共栄圏の盟主として、ふんぞり反っていた?。長引く戦況で、北海道がソ連のT-34に蹂躙された?。東京に再びエノラ・ゲイが現れて、リトルボーイが、核の華を……。解の無い問いかけですね。
どちらがいいとか、悪いとかではなく、ましてや、過去を変えることもできない。そもそも、私の正義を、他者に押し付けること自体、不正義。それでも、今より良い未来を信じて散って逝った、全ての御霊に、哀悼の意を思い捧ぐことは、間違いではないと思います。
誰も、笑って死んだわけでは、ないのだから。
「連合艦隊」。およそ40年前、東宝が総力を挙げて、完成させた大作。CG はなくても、特撮と、とんでもない量の血糊が、戦争の意味を問いかけます。そして、締めの曲、谷村新司の『群青』が、涙を誘うこと請け合いです。是非、併せ御覧ください。
未確認飛行物体もエイリアンも出てきませんが・・・^^;
ローランド・エメリッヒ監督って言えば・・・
未曾有の大惨事やSFスペクタルってイメージが強すぎるので、実話ベースの日米の歴史をどう料理するのか!?楽しみに鑑賞!
戦争軍事モノは、どちからに焦点が偏りがちですが、アメリカがあそこまで、日本を驚異に思ってたんですね。
ただ部下の意見を聞いたアメリカと上官絶対の日本・・・この部分が、徐々に戦況を変えていったのかも知れませんね。
日本人キャスト3人の意見も取り入れてたようで、日米事情を感情も含めて、分かりやすく描写されてたように思います。
日本語の台詞メインなら脇を固める日本人役も側近だけでも日本人俳優を起用して欲しかった。
中国の描写に関しては、皆さん書かれてる通りかと・・・
最後、勝ったアメリカ軍人は英雄となり、日本軍人は戦犯となる歴史は変えられないので納得です。
ドックファイトは、見応え十分の大迫力なので、大画面向きです。
【9.11】
真珠湾攻撃の場面を見て、これは、アメリカにとっては9.11と同じ感覚だったのだろうなと想像してしまった。
「追い詰め過ぎてはいけない」
これは第二次世界大戦の教訓だと思う。
第一次世界大戦の敗北で、過度に賠償などで追い詰められたドイツ。
第一次世界大戦の戦勝国となりながらも、植民地支配や資源獲得に常に欧米列強の反対が付きまとった日本。
大戦肯定派は、これらの原因が最も問題なのだと歴史観に変更を加えたがるが、
問題なのは、
「追い詰め過ぎること」と
「とにかく何か理由を見つけて事を起こしたい人間が蠢いていること」
の2つがセットになった時だと思う。
そして、後者はとどまることをしない。
だから、山本五十六の早期講和の考え方は甘かったのだと思ってしまう。
やられたらやり返す。倍返しだ。
これは時代を超えた人間の本質みたいなものかもしれない。
暴走を止められない戦争は本当に悲劇だ。
インパールの日本軍もそうだし、原爆を落としたアメリカも同様だ。
真珠湾攻撃を成功させた日本の兵士の8割が戦死したのだそうだ。
日本軍の6割以上(一説には8割)が病死や餓死で亡くなったのだそうだ。
戦争の悲劇は繰り返してはならない。
映画で興味深いのは、アメリカの諜報活動がかなりアナログなことだ。
言語の起源が全く異なることを前提に日本の通信は逆に暗号化させる動機が少なかったのだろうか。
ナチスドイツのエニグマをアラン・チューリングが開発した演算機で解読し、反撃に転じたのと、あまりに違い過ぎて驚いた。
戦闘場面は、映画ならではだ。
色々とツッコミどころはあるとは思いますが……
歴史的、軍事的には様々指摘するポイントはあるかもしれませんが、一つの映画として見れば悪くはないと感じました。
史実に沿ってストーリーが進むので、どうしても空母4隻を撃沈しなければならず、かつ撃墜方法も急降下爆撃しかないので、同じようなシーンが続いてしまうのが残念なポイントかと感じました。
序盤の真珠湾攻撃でアリゾナから脱出するシーンや、爆撃によって火の海となる赤城のハンガーなど、これぞエメリッヒという破壊シーンは見ごたえがあります。艦上機同士のドッグファイトも十分な見ごたえがありますが、真新しい表現という印象はありませんでした。
日米両国の情報戦の要素を膨らませば、もう少しハラハラした展開にできたかもしれませんね。
映画館の大画面で見たほうがいいですが、内容的にはDVDでもよかったかなという、一番評価が難しいタイプの映画でした。
派手な戦闘シーンと丁寧な人間ドラマ
第二次世界大戦中のミッドウェイ海戦を描いた戦争映画。
真珠湾攻撃から始まるので敵役としての日本軍を卑怯者として描くのだが、日本憎し!よりもそこから情報戦の重要性が高まるという流れ(もちろん日本憎し!のセリフはそこらじゅうで出てくる)。史実を追いかけているのだが、戦っていた兵士たち(将校も含め)の人間ドラマをきちんと描いているので飽きが来ない作りだったと思う。結婚式の例えはわかりやすかった。
そして戦闘シーン。エメリッヒだけに派手な画なんだろうなとは思ったが、期待通りの迫力だった。CGを使った映像づくりの上手さは衰えていない。
日本海軍としての苦しみや葛藤みたいなものも描かれているので意外とフラットな戦争映画に思えた。もちろんアメリカが作った映画なので、アメリカは正義!アメリカ最高!的なところは根底にがっちり組み込まれているのもたしか。
個人的な米軍の印象はとにかく生きて帰ってくることを重視するという印象だったが、東京大空襲で飛び立ったパイロットやミッドウェイで戦ったパイロットたちの姿を見て若干印象が変わった。彼らも追いつめられていたということか。逆に、天皇に奉公する精神で戦う日本軍は恐れを知らぬという意味での恐さがあるが、面子を重視するあまり幹部が誤った判断をしていた印象も強い。戦争中に夫婦で食事に行ってダンスを楽しむアメリカとの精神性の違いを強く感じてしまった。
海は全てを見ている…。
・戦闘シーンの迫力がスゴかったです。
・日本人俳優さんの台詞が何を言っているのか、分からない所がちょくちょくありました…。
・日本人なのに主役の方を応援している自分がいて、ちょっと複雑な気持ちになっちゃいました。
レンタルで充分
映画館まで見に行く必要ナシ。
歴史ドラマとしても薄味、強引に涙を誘おうとする所かミエミエ。
またアメリカ側の記録も実際とはあまりにも脚色なされており、最悪を通りこしてどうでもいい作品になった。
事前の宣伝では、両国を対等に描いているとの触れ込みでしたが、実物は宣伝とはまったく違いました。
日本の戦闘機乗りは一人も描かれず、空母も戦闘機も単なる「敵」というか、単なる「対象物」「単なるマト」という扱いでした。
CGは贅沢に使われています。一昔前なら400億円規模は掛かったと思う水準です。
ただ、技術の進歩と低廉化によって、映画全体で120億円しか制作費が掛かっていないそうで、そうでしょうねという水準の出来上がり。
監督が「インデペンデンス・デイ」の監督なのですが、昔、米国系の飛行機の機内でこの映画を観た時に、監督の卑劣な手法に衝撃を受けた鮮明な記憶があります。
エイリアンと戦うクライマックスシーンに、ごく一瞬、硫黄島に旗を立てる有名な写真がカットインしているのです。
日本とか、第二次大戦とか、まったく無関係なシーンであるにもかかわらず。
日本で観た時は、こんなサブリミナル的な画面は入っていませんでしたので、この監督は日本市場向けには平気で二枚舌になる危険きわまりない人間だな、と当時から私は警戒していました。
今回の映画でも、日本で公開されているバージョンにこそ、「両国の兵士に捧ぐ」みたいな文字列が出てきますが、アメリカで観ると、いったいどんな仕様になっているのか、私はそこのところにも興味があります。
作品のレベルとしては、そこそこ楽しめるので、★4つ。
是非、映画館で
中国資本が入った事で批判的な声もあるようです。
でも実際に鑑賞すれば史実を無視した様な作りではなく、日米両方の視線も取り入れられた作品でした。
理想を言えば日米開戦(真珠湾攻撃)の前後を復習して
おくとストーリーの展開もより深く理解出来ると思います。
VFXを駆使した海戦シーンは映画館で観られる事を
お勧めします😁
日本人側からのミッドウェイも見てみたい
本作品、1976年制作公開された「ミッドウェイ」のリメイクではなく、完全となる新しく作られた作品。
ここ最近、作られるこの手の戦争映画がある意味、平等と言うか、作り手の国だけの背景の映画作りではなくなってきている事で本作品も大変に楽しみにしていました。
本作品、賛否両論あると思いますが、まずは、映画としての内容は大変に素晴らしい作品だと私は思います。
テンポも良く無駄も無く、アッという間に終わっていったかな・・・・
本作品、真珠湾攻撃からミッドウェイ戦闘までが描かれていますが、本作品の中でも、山本五十六の事が描かれていますが、「硫黄島からの手紙」でも描かれていましたが、栗林 忠道さんも同じように、軍人としてアメリカでの留学の経験が語れていて、日本人として複雑な思いでアメリカとの対戦が描かれていましたが、本来、日本人もアメリカ人にとっても、起きては欲しくない戦争であり、するべきではなかった戦争だったのかもしれませんね。
本作品、勿論アメリカ側が作った作品なので、やはりアメリカ寄りの表現もありますが、クリントイーストウッド監督が撮り上げた「硫黄島」の作品のように、日本人側から見た「ミッドウェイ」や「真珠湾攻撃」の作品を見てみたい気がします。
2001年に作られたマイケル・ベイの「パール・ハーバー」のような戦争映画なんだけど、主人公との恋愛的なエンターテイメント的な要素が無かっただけ「ミッドウェイ」は、しっかり戦争映画として受け入れられたかな・・・
私的には、大変に素晴らしい映画だと思います。
私があの時代にいたならばどう戦ったであろうか
外国映画、特に欧米映画は文化的な基盤が異なるのでなかなか理解が出来ず、見ることは少ないのですが歴史物は別です。歴史は共通だからでしょう。
ただ、歴史物は本当のことは当事者しか分かりません、全て後の人の評価です。それを差し引いて映画は見るべきですが、見終わって「私があの時代にいたならばどう戦ったであろうか」と考えさせられました。日本もアメリカも必死に戦った、それだけで良いではないですか。
私の父は当時帝国海軍におり、ドーリットル隊の東京空爆を間近で見て「たった数機で日本に突入してくるアメリカ人の勇敢さと大胆さに驚いた。日本人に大和魂があるのであれば、アメリカ人にもヤンキー魂があるのだと思った」と言っておりました。
また、父は英語が出来たので、前線に行くことはなく、どうやらアメリカ軍の通信を傍受して、なにやらしていたようです(私には決して語りませんでした)。その意味でも、この映画は見せてあげたかったです。
最後にこれだけは言っておきたい。他のレビューで「アメリカ視点だからダメ」と言うのが散見しますが、アメリカ映画ですからアメリカ視点なのは当たり前。悔しかったら「日本視点」で映画を作ってから言っていただきたい。柔軟な発想ができず、情報戦で完敗したミッドウェイの教訓が全く生かされていません。
史実に詳しくないから…
流れ的にはあっているんだろうけど…お話が薄い…。パールハーバーからミッドウェイまでの日米対戦。日米それぞれの思惑と苦悩が均等に描かれてて興味深い。
肝心の飛行戦。昨日見たコトブキ飛行隊と変わらぬ飛行戦。アニメだからあり得る動きとほぼ一緒。まー、エメリッヒだからいっか、と。この空中戦見るだけでも楽しめるしな、っと。
アメリカの映画に賭ける情熱
戦闘場面の迫力は他の追随を許さない程素晴らしい、娯楽作品として見れば星5つ。映画史のドキュメンタリーを見るとよく出てくるが、一番最初の映画は機関車の映像が、スクリーン手前に向かってくるというもの。当事の観客はそれを見て逃げ出した。つまり映画は初期の頃から、映像マジックで客を呼び込んでいた。この作品もその系列の1つかと。戦争を体験出来るだけに、結果的に反戦映画になる。誰だってあんな場所にいたくない。
登場人物の誰にも感情移入できず
映像は迫力だよね。
でも、20年前ならいざ知らず、目の肥えた現代の観客から見て、どうだろう?
クライマックスの戦闘シーンに、ハラハラドキドキも、興奮もしなかったのは何故だろうか?
膨大なリサーチにより、史実に近いのだろう。
だからといって、「映画として面白いか?」
は別問題。
本作は面白くない。
理由はまだ上手く説明出来ない。
説明できるようになったら、追記しよう。
中国資本が入ってる?
事実だけ訂正します。
日本軍は非戦闘員に攻撃はしません。
捕虜をむやみに殺害しません。
当時はゼロ戦にバックを取られたらグラマンはアウトです。
そこを訂正して同じ立場描いているって言えるでしょうね。
エンドロールで期待してしまいました。
太平洋戦争の行方を左右するミッドウェイ海戦、暗号解読の情報戦が鍵だったというのが本筋なのだが、日米の将校やパイロット達の兵士としての生き様もよく描けていたし、役者の演技も良かった。海戦のシーンも迫力のあるもので良かった。ただ、一点難癖をつけるとしたら、映画のなかで8mmか何かで撮影しているシーンがあったが、実際のミッドウェイ海戦のフィルムを最後のエンドロールで少しだけ流すのかな?と期待しエンドロール最後まで見てましたが何もありませんでした。
ミリヲタ憤慨 (B-25は、日本で民間人に機銃掃射を浴びせてから、中国へ飛んだ)
ムネアツもあるけど。全体を通じて萎えまくりです。
国民革命軍の兵士と米兵が握手?なんで?この脚本書いた人って何者なの?
もう、萎えて萎えて萎えまくりですってw
結構、憤慨してます。
登場する主な米軍機は以下。
*Douglas SBD Dauntless=ダグラスSBDドーントレス(エド・スクライン他)
*North American B-25 Mitchell =B -25 ミッチェル(アーロン・エッカート)
*Grumman F4F Wildcat= F4F ワイルドキャット
米艦隊で主要な役割を担うのは3隻の空母と潜水艦。
*航空母艦 エンタープライズ
*航空母艦 ホーネット
*航空母艦 ヨークタウン
以降、思いつく順に感想です。
◆ニミッツはミッドウェーが次のターゲットだと考えていた
映画ではレイトンの進言によりミッドウェーが次のターゲットだと考え始めた様に描写されています。実際には、本土攻撃の可能性を懸念するワシントンに対し「上陸部隊を持たずに攻撃して来る事はあり得ない」と退け、ミッドウェーが最も可能性の高い標的であり、続いてハワイと考えており、レイトンに出した指示は「証拠を集めよ」だったと言われています。当時、西海岸では日本軍の潜水艦による艦艇攻撃や、陸上への砲撃が繰り返されており、「狙いは西海岸上陸」と考えるのも無理からぬ状況だったかも知れませんが、上陸攻撃には大部隊が必要です。日本軍と言えども、それだけの兵力を太平洋を越えて派兵することは不可能だと、ニミッツは考えていたと思われます。
ちなみに、当時アメリカは日本軍の上級幹部に通じる諜報に成功しており、あらゆる機密情報は筒抜けであった事も分かっています。
短期決戦を念頭に置いた時、アメリカの太平洋戦争への戦意を喪失させ、米国内世論を「欧州戦線」に差し向ける効果、と言う意味でもミッドウェーを陥落させると同時に、太平洋艦隊を壊滅させることが、日本にとって理想的であったことも間違いなく、ニミッツはそれに気づいていたと考えられます。
◆B-25による日本空襲
いわゆるドーリットル空襲も登場します。空母ホーネットから飛び立ったB-25、16機は、日本各地を空襲した後、15機は中国本土に不時着。1機はロシア領内に到達。当時、中国本土に展開し日本陸軍と戦闘していたのは、コミンテルンが創設に関わった国民革命軍。この空襲は国民軍の協力の元に行われたのは事実ですが。基本的には、米兵は僚友どころか、日本以上の敵国のはずです。敵の敵は味方にならないところが「革命軍」でしょ?現場の兵士にとって米英は悪魔でしょうよ。
◆空母ヨークシャーの復活
珊瑚海はソロモン諸島南部の海域。日本軍と米豪の連合艦隊は、この戦争で初めての海戦を展開したのが珊瑚海海戦です。空母ヨークシャーは日本海軍に多大な損害を与えましたが、被弾した250kg爆弾が飛行甲板を貫通し火災発生。エンジンを損傷の上、至近弾で燃料漏れを起こしています。現地で応急処置を行った後、乾ドッグでの修理を行うために真珠湾に向かいます。この時、日本海軍はヨークシャーがミッドウェーに現れるとは考えていなかったでしょう。勝負を分けた要因の一つがヨークシャー。ヨークシャーは、ミッドウェー海戦に参加するため、出航後も修理を続けていたと言われています。
◆図上演習が行われたのは大和において。やり直しさせたのは宇垣纏連合艦隊参謀長。
ミッドウェー海戦のみならず、ハワイ攻略までを含めた図上演習の結果、日本海軍は大打撃を被り作戦を続行することが不可能となります。「連合艦隊はこうならないように作戦を指導する」と発言したのは宇垣纏参謀長。南雲忠一ではありません。
止まりそうにないのでw、今日はここまで。
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9/15追記
◆日本側描写が適当
米軍機動部隊への攻撃か、ミッドウェーからの帰還機の収容かを悩むシーン。収容を優先したのは米軍機動部隊の敵位置情報に誤りがあったため時間を見積もり損ねた事。貧相な電探技術だった海軍は、敵急降下爆撃機の接近を察知できず急襲されたこと。等が要因として挙げられますが、描写無しでさらっと流されました。
◆運命の5分間は無かった
マクラスキーやベストは「各空母の甲板には航空機が並んでいた」と証言。所謂、大口の類でしょう。その他の日米両軍関係者の証言がつなぎ合わされ「米軍の攻撃があと5分遅ければ、日本は迎撃に間に合っていた」と言う伝説が生まれますが、生き残った隊員の証言で、「収容がひと段落して休憩に入ろうとしていたところ」であったことが判っています。運命の5分間の日本側証言は、慢心と油断からの失策を隠蔽する意図もあったとの推測もあります。
◆垂直爆撃機だけの編隊攻撃と言う勇気
TBFアベンジャー、B-26マローダー、SBDドーントレスなどなど。いずれも鈍足ですし、ペイロードが大きく、小回りが利きません。ゆえに、護衛戦闘機に守られながら攻撃対象の元に向かいます。ミッドウェーでは、南雲の機動部隊に対する攻撃は、護衛機が付いていなかったのは事実ですが、毎回毎回、SBDだけで飛び立つのっておかしいです。
◆至近距離の水平爆撃では航空母艦は撃沈できない
SBDドーントレスの爆弾槽に実装でできる最大の爆弾は1,600lbs。映画の見た目からは、現在のMk.82相当の500lbsと思われます。空母赤城に命中させた場面は、ほぼ水平爆撃と言って良い入射角。甲板を突き抜けるには運動エネルギーが足りません。爆発しても、甲板に穴を空けるだけで、甲板下の爆薬を連鎖的に爆発させ、沈没させることは困難と思われます。
◆強力なダウンフォースが働く空母後方から近付き、充分な推進力も無く甲板上面に浮上することは不可能。
これは、映画的演出って事で。でも。無茶ですよw
◆サシの勝負でゼロ戦をやっつける急降下爆撃機
そもそも、ドーントレスの機銃は何で後ろ向きに装備されてるのかと言う。バック取られるから、なんですよね。赤城の艦載機は零戦二一型 (A6M2b)で、機銃は、翼内に九九式20mm、機首に九七式7.7mm。二機がかりで小回りの利かない鈍足のSBDドーントレスを取り逃がすのも、どうかと思いますが、こちらも演出って事で。下(ドーントレスの死角)から近付いて爆弾槽に7.7mmを撃ち込めば終わりなのに、真後ろから追いかけるなんて。ドジだねw
「史実を徹底的に調べ上げて」、この内容ってのは、いけがみ(あ)的悪質さを感じます。
結局、普通の戦争エンタメですやん。やっぱり、エメリッヒだったぁw
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9/17追記
◆民間人に対する機銃掃射を行ったドーリットル隊15番機
非戦闘員・民間人に対する攻撃は国際法上、禁止されています。ドーリットル空襲には16機のB-25が投入されましたが、15番機は日本各所で民間人に対する機銃掃射を行い、死傷者も出ています。人に対する攻撃を行たのは、ドーリットル隊だし、空襲と原爆で30万人の非戦闘員・民間人を殺害した人たちに、こんな映画を作って欲しくないわい、ってのが一番の憤慨ポイントでした。握手、以前に。
史実の一部を意図的に隠すのは印象操作の常套手段ですよぉ。
日米両軍兵士に捧ぐ、なんてメッセージで締めくくられてもねぇ...
この内容じゃねぇ。
シラケるって。
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9/24
第二次世界大戦が終わった時。「大英帝国の世界」は、「米ソ対立の世界」に変貌していました。日米開戦によって、ドイツとイタリアは「日独伊三国同盟」の取り決めに従い、アメリカとの戦争に自動参戦することになり、これはアメリカが欧州戦線に参加する根拠にもなりました。
ナチス・ドイツを壊滅させたのはソビエトだと言っていいでしょう。アメリカの参戦は、ドイツをソビエトに占領させないため。そして、ソビエトは、日本をアメリカに占領させないため、不可侵条約を破って北海道上陸を目指しました。
言いたいことは。
どれだけの命が失われても、それは大国の覇権争いの流れの中での「一幕」にもならない細事。だから、全ての戦争映画は「反戦映画であってほしい」し、更に言うなら「戦闘の場にヒーローなんか、居てはならない」。利用されるからね。いや、ヒーローは居ても良いけど。例えば、沈没した敵国戦艦乗組員を救助した帝国海軍指揮官とかね。
鎮魂は良いんですけどね。過剰演出と杜撰な史実・戦闘場面描写連続のヒーロー映画なんか、要らないです。
全289件中、161~180件目を表示