子供はわかってあげないのレビュー・感想・評価
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手堅い大人達の配役は素晴らしく
大人達の配役は素晴らしく、味わい深い演技を堪能した。 しかしながら、シュールでおとぼけな内容からテンポの良さを求めてしまった私。 じんわりと愛情を感じつつも、つんのめる様な引っかかりに入り込めなかった。
モルタルとコンクリートの違いがわかっただろ!なっ!
“子供”をメインにした物語なんだろうと勝手に考えてしまったけど、それにしてもちょっと謎めいたタイトル。“わかってあげる”という上から目線の言葉だと感じるのに主語が“子供”なのだ。「こんなに大きいのに?」というじんこちゃんの言葉がその答えを出してくれた気がする。また、「教えられたことは人に教えることができる」考えも意味してるのか・・・ 冒頭からアニメ「魔法左官少女バッファローKOTEKO」で笑わせてくれるし、古舘寛治の踊りにも爆笑。立て続けに斉藤由貴の「やぶからスティック」ときたもんだ。こんな愉快な家族はないやろ!てなくらい楽しい。そして、このコテコちゃんが最重要アイテムとなり、主人公美波ともじくんの出会いに繋がっていく。 とにかくユルい!ユルくて笑える映画監督といえば山下敦弘作品が強烈な印象を与えてくれたが、それを上回るほどのギャグ。到底思いつかない台詞や設定のオンパレードで、核となるストーリーはマトモ(教祖以外)なのです。これは是非とも原作漫画を読みたくなりますね! 離婚の原因や笑う癖の原因については語られないけど、そんな疑問をも吹っ飛ばしてくれるほどの演技力。特に上白石萌歌は日アカ主演女優賞を獲ってもおかしくない。オタク心と乙女心を兼ね備えている希有な女子高生像を見事に表現できたと思う。そして、まじで日焼けしてるのがわかる、感動の屋上ラストシーン。今まで萌音と萌歌の区別ができなかったけど、これで完璧記憶しました。
_φ(・_・ 注意!上映開始直後、部屋間違ってませんから。
完全に見逃していました。★3.9。果たしてどうなのか?
結果から申し上げるとなんで見逃していたんだろうと思ってしまうくらいの良作。普通の女子高生の日常・恋愛・家族感を素直に描いている映画。全く嫌味や行き過ぎがなくほのぼのとした気分にさせてくれます。
幼い時に両親が離婚して離れ離れになった父親との一夏の思い出。一緒にいることができなかった家族がそれを取り戻すように夏休みに数日を過ごす。父の豊川悦司が健気、近所の親戚の子供の仁子がいい味を出してます。母親斉藤由貴、現父親の古舘寛治は優しい出来た両親。夏の合宿をサボって元父の所で過ごした娘の上白石萌歌は母に嘘をついた事を謝るシーンがあるのですがこのシーン本当に優しい気持ちになります。いい演技です。
ラストシーンは書道部の細田佳央太に告白するシーンはとても良い!嫌味がなく納得のいくシーンです。おじさんキュンとなりました。
まだまだ上映館ありますんで見逃さないでください。
この映画を見るにあたって最大の注意があります。
上映が始まっても席を立たないでください。あなたのいる部屋は間違ってません。
私は腰が3センチ動きました。
ずっとクスクスしていたいあなたに
同名の漫画が原作だが、私は未読。ただ、監督のインタビューによると「単なる漫画の映像化という感じにならないように作った」と仰ってる通り、しっかり沖田映画になっている。 その沖田映画は説明が非常に難しい。特に今回の『子供はわかってあげない』という漫画は、いわゆる「日常系」というジャンルであり、とにかく「普通」なのだ。 沖田映画の印象は、(過去作も含めて)その「普通」に登場人物のキャラを活かして、セリフや展開に低周波的な「おかしみ」でクスクスさせてくれる。好きな人は癖になるやつだ。だから、カタルシス的なものを求めてる人は他の映画をどうぞって感じかも。 今回の『子供はわかってあげない』も、かなり短くまとめると「女子高生が生き別れた実父に会いに行く映画」なんだけど、基本ずっと面白くて、ちょっとしたところでいいシーンがある。まぁ、まさに「日常系」でエモーションとかではなく、久しぶりに実家に帰ったような感じだ。 主演の上白石萌歌さんは声優を務めた『未来のミライ(18)』を除いて、実演は初めて拝見。童顔だし、まだまだ制服姿も無理なく見えるが、ドライもウェットもどちらも行けそうだし今後も幅広い役を期待したい。
体育系アニオタ女子高生の青春
とってもほのぼのした家庭に暮らす、アニオタだけど部活にも打ち込む元気な女子高生。
でも本当は、心にけっこう大きな波を抱えて夏休みを迎えている。それが夏休みの部活中にアニオタ同好の男子を見つけることと絡み合って解決に向かう。夏休み中に二つくらい大人への階段を登ったかな。原作の漫画が人気作というのが頷けるストーリー。
ありそうでなさそうな、熱いけどのんびりした、感涙モノのようなほっこりモノのような、いい感じの割合の出来は監督の按配にもよるのだろう。
キャストは皆さんはまっていて演技もリアルで説得力がありとても良かったのだが、やはり主演の上白石さんが良かった。こんがり日焼けガール。そのせいもあったと思う、ひざ上のプリーツスカートも水着姿も健康的ですがすがしく、見ていて気持ちがよかった。
あとは挿入アニメがオモシロいい話でビックリしたことと、海辺で過ごす日々のんびり感が印象に残った。
なんで謝んの?嘘ついたから?楽しかったから?
新興宗教。PG12なのは、これが理由か。 モカちゃんがね、ピュアすぎて可愛いのよ。そりゃあ門司君だってそんな気持ちになるよ。ミヤジだって庇っちゃうよ。子供だって懐くよ。トヨエツだってはしゃぐよ。 いや、はしゃぐトヨエツはあんまり見たくないかな。 PG12の理由がそれでも、全然コメディタッチ。そして、甘酸っぱい。ただ、この映画を楽しむにはちょっと歳をとりすぎたな、俺。
萌歌ちゃんがキラッキラ輝いた
沖田修一監督が上白石萌歌ちゃんの青春の一瞬をとらえた。キラッキラしていた。 萌歌ちゃん演じる水泳部の美波と細田佳央太くん演じる書道部のもじくんのやりとりが愛おしかった。 豊川悦司さん演じる幼い頃別れた実の父との再会、そして二人で過ごした夏休みの数日間が愛おしかった。 そして美波がもじくんに思いを伝えるシーンが好きだった。 知らないうちに元気をもらえる愛おしい138分だった。
藪からスティックでOK牧場
全編にわたってほのぼのとしたストーリーを満喫。観て良かったぁ!
展開も繋がりも盛り上がりも伏線回収も家族愛も!
キャスティングも絶妙。このメンバーでしかできない空気感が絶妙です。
アニメのパートがこれほど効果的だった作品はなかったと思います。最初はあれ、これで合ってる?不安しかなかったがこのアニメがキーの一つになって作品に厚みを与える。父親の家を訪ねてから帰るシーンの固定映像の長回しがサイコー。待った甲斐があったアニメのテーマソング。
遅ればせながらの鑑賞でした
是非映画館で🎦
心身ともに健康
おしりがいっぱい JK 幼女 おばさん おじさんまで 幅広くカバー 真夏の太陽のような上白石萌歌 ぼんやりとした月明かりのトヨエツ 徐々に溶けあう親子の情愛にほのぼのする そして母、斉藤由貴の逞しさ 優しさ 小さな棘と秘密の旅
たまにはいいか
なんじゃこりゃ?
結構センセーショナルなシュチュエーションなのだが、何も起こらない。至って平和に物語は進んでいく。
提示された設定を元に、予想する出来事はただの一つも起こらない。
この場合、観客である俺は大人なわけで…。
大人の思惑通りに動かない=「子供はわかってあげない」ってタイトルなのだろうか?
いやでも「あげない」って言うからには理解はしてる前提だ。理解はしつつも実行しないって事だわな。
そんな事を思うと、劇中の「美波」はどんだけ意地を張ってたのだろうかと想像してしまう。
友達に電話して「面白いから泊まってく」という言葉すら、程の良い嘘なのかもしれない。
本心では「父親と話したい」とか「父を知りたい」とかなのかもしれない。
とはいえ、そんな大人の思惑を予想しつつも、子供はわかってあげないのかもしれない。
タイトルに惹かれて観に来たものの、よく分からないタイトルだった。
ただ、役者陣の演技は素晴らしくて、上白石さんの瑞々しさったらない。
結構な長回しも多かったので、飽きるくらいのテストの上の産物なのかなぁとも思う。
この長回しは日常感を出すには非常に効果的だとは思うのだけれど、いかんせんダルい。
歯切れが悪いとでもいおうか…これで138分とかの尺になるならガンガン切れよとも思うのだ。
なのだが、俺の思惑も監督は分かってあげないのだ。
別に意義も意味もなくてもいいじゃないか。むしろ、その意味の無さにこそ意味があるのだよ。なんて事も考えてみたりする。
考えてみれば、何かにつけ追われてるとか「時間を無駄にするな」とか思いながら過ごす毎日だ。
意味のない時間は無駄、そんな思考に囚われてるとも言えなくはない。それを映画にもどっかて転嫁してしまってるのではなかろうか?
そんな事が「たまにはいいか」ってタイトルになる。
正直、退屈な作品だった。
劇的な事は表立っては何も起こらない。
監督の思惑さえも、俺には分からない。
ただ、「怒らないから言ってごらん」と言われた後の美波の涙。
あんな綺麗で切ない涙を、俺は今まで見た事はなかった。
刺さる人には刺さる作品なのだと思う。
青春の何気ない日々、恋愛
肩のこらない青春映画。 恋愛も自然の流れで、最後の告白シーンは感動。 上白石萌歌は上手に涙を流せる素敵な女優さんだ。 この先が楽しみ。 自分も含め観客は結構年配の人も多く、お父さん、お母さんの気持ちに入って、娘との関係を考えてたのかも。 笑えるシーンもたくさん、泣けるシーンもあって、夏の終わりにいい映画に出会えました。 おすすめします。
でも本当はわかってあげられる私でいたい。
藪からスティック。大和持ってくる。暗殺気を付ける。教祖様来た。水入らずー!パワーワードが盛り沢山で、めちゃくちゃ高精度の言葉のキャッチボールに終始笑わせてもらいました。 絵に描いたような笑顔溢れる仲良し家族。でも実は娘と父は血が繋がっていない。協力者を得て本当の父親を探し出し数日間を共に過ごした美波。高2の夏休みに訪れた宝物のような出会いを明るく楽しく温かく、そしてちょっぴり切なく照らした良作。 底抜けに明るく真面目な場面で笑ってしまう美波に上白石萌歌。ある意味今時っぽくない健康的なTHE・水泳部スタイルにめっちゃ好感が持てた。モジモジしてる書道男子門司君もかわいかった。風鈴何いじってるんかなって思ってたら高速回転させてたし(笑)小技が効いてる。トヨエツの水着姿も貴重ですね。 ただただ楽しく面白いだけじゃなくて、ふとした時にあれ?と考えさせられるようなシーンもあって、きっと何度観ても新たな発見があるような作品だと思う。最後は美波にもらい泣きしました。本当に親子の愛に溢れていた。素晴らしかった。
なっ!
最初アニメだったので、劇場間違えたかと思ったが、間違えてなかった笑
青春映画✨
サマーフィルムにのってもそうですが
今年は青春映画ですねー
良いですねー
10代の頃を思い出す😊
文字を書くと、それが出現するというアイデア良いですね
上白石さん未来のミライの声優だったので度々それを思い出す笑
もじ君
天然キャラで良いですねー♪
美波ちゃんの事、前から好きだったぽい感じ
屋上で初めて会って2人ともテンション上がって、マシンガントークな感じとか良いですね
兄貴役のばーちーも良かった✨
教祖で父親役の豊悦も、もちろん良い
水泳顧問のなっ!を美波も教えるときになっ!言っててウケた
よかった
始まりのアニメから惹きつけられた。だら〜っと長すぎる間を感じるシーンもあったけれど、なんとなく演技に引き込まれて最後まで興味深く観ることができた。主演の萌歌ちゃんと細田君もいい高校生を演じていたし、豊川さんの父親役がすごく良かった。ちょっとした台詞と表情に、娘と過ごせる嬉しさが溢れていた。同居していても娘と会話したり、一緒の時間を過ごしたりしたい父親は普通に沢山いると思うので、そういうところが上手く表現されているなぁと思った。水泳部員の先生や、美波の事を気にして見ている部員の女の子なども、なかなかいいキャラだと思った。
最高すぎる!
正直この映画を見る前は期待をしていませんでした 映画館では一日中1回しかやっていなかったのでよかったです。まるで他人の家のホームビデオを見てる気分でした!これに出演させられてた有名俳優の千葉雄大さんや女優の上白石萌歌さん、可哀想で名誉毀損で訴えていいレベルです。お疲れ様でした。 みんなにおすすめします!
ちょっと不思議で幸せに満ちた作品
最初、延々と個性的な家族を見せられて大丈夫かなぁと心配になった。でも慣れるとこの作品の心地よさの虜になった。 みんな幸せで良い人。そんな彼らが悪気もなく繰り出す笑いにほっこりした。 そして、美波とモジくん2人の不器用な関係にはドキドキさせられた。 観ているこっちまで幸せな気持ちになれた。
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