劇場公開日 2020年1月17日

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リチャード・ジュエルのレビュー・感想・評価

全376件中、121~140件目を表示

4.5本当に怖い!!

2020年2月22日
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鑑賞方法:映画館

FBIもメディアも本当に怖い!!!
マーダーケースが似ているというだけで、どんどん死刑レベルの犯人に仕立て上げられてしまうアメリカ!!!

クリントイーストウッドが監督だと、時系列がきちんと整理されていて、
まったく気が抜けない代わりに、伏線未回収もないし、
国事情もほとんどないので、とても見やすい。

脂肪袋と嘲笑され続けた、法の執行官であることに拘った純粋すぎた青年。
そんな息子を誇りに思い、ひっそり幸せな暮らしを続ける母親。
親離れできない子供、子離れできない親。
あぁ、母子家庭ってどこの国でも似たようなものだなと思ってしまう。

リチャードが犯人ではないということは、
観客は皆、知っていた。
なのに、真犯人がまったく影すら見せないもんで、
どんどん猜疑心が膨らむという設定。
これ、本意なのかしら?私だけ?!

最後にひやっとする場面があって、
私はエンドロールが上がるまで疑い続けてしまった…。

いやぁ、面白かったなぁ。

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茉恭(まゆき)

4.0メディアによる扇動の元凶は、決めつけ捜査だった

2020年2月19日
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鑑賞方法:映画館

クリント・イーストウッド監督はインタビューで「実際にあったことを再現するのが好きだ」と語っていた。
そのとおり、実話ものを連発している最近のイーストウッド監督だが、本作もいつものように淡々と出来事を見せていく抑えた演出だ。それがリアリティに繋がっているように思う。

そんな演出の中でも、ドラマチックな場面が二つ。

ひとつは、母親の記者会見シーン。
これは、弁護士ワトソン役サム・ロックウェルと母親ボビ役キャシー・ベイツの演技によるところが大きい。飾らない演出に合わせるように、感情を抑えて訴えかける語りの名演。

そしてもうひとつ、主人公リチャード(ポール・ウェルター・ハウザー)がFBIの聴取で「証拠があるのか」と確信を問うシーンだ。
警察官への強すぎる憧れから、理不尽なFBIの要求に盲目的に従っていたリチャードの突然の問いに、捜査官(ジョン・ハム)は絶句し焦燥するばかりとなる。
この場面は映画のクライマックスであり、イーストウッドの地味な演出が光る。
多くの観客はリチャードを応援はしても、好きにはなれなかったと思う。
彼は、自分のことよりも母親を気遣う優しい男なのだが、少し偏執的で状況認識力に片寄りがある、いわゆる変人だ。
そんな偏見の目で彼を見ている点において、映画の中の大衆と変わらない。
だから、弁護士や周囲に助けられて無実を勝ち取るのだろうと思っていた観客は、リチャードの毅然とした態度に意表を突かれる。

本作は、メディアの過ちが個人を追い詰めてしまう、大衆を扇動してしまう恐ろしさを訴える。
が、自分にはそれ以上に、人を偏見で区別してしまうことを責められたようで、心が痛んだ。

女性記者(オリビア・ワイルド)が、リチャードが真犯人ではないことに気づく場面と、母親の記者会見で涙する場面が描かれているが、彼女が後悔したり償おうとする場面は描かれていない。
彼女がどのように自分の過ちを理解し、償いの行動をとるかを描けば、観る側はある種のカタルシスを得られたかもしれない。
だが、そんなドラマ作りはしないのがイーストウッド。
あくまでも主軸はリチャードと彼の仲間たちなのだ。

弁護士と助手(事務員)が、犯行予告電話をリチャードがかけられなかったことを立証するため、現場から公衆電話まで歩いて時間を計る場面で、オリンピック短距離走の映像を挿入したのも見事な演出だった。

日本でも、松本サリン事件で謂れもなくマスコミから糾弾された被害者の事例がある。
強引な捜査による冤罪の事例も数多ある。
本作で、容疑が晴れた通知を持参した捜査官が、それでも犯人だと断言する。その後に真犯人が捕まるのだが。
東京電力OL殺人事件の犯人とされていた外国人が冤罪と認められて釈放されたとき、捜査担当刑事が犯人に間違いないと発言していた。その理由は「嘘をついた」からだと。犯人でなければ嘘をつく必要がないと言うのだ。
そんな一点で確信して、尋問し状況証拠を積み上げ送検するのだから恐ろしい。
刑事には刑事の経験的勘があったのかもしれないが。
…そんな事も思い出させる映画だった。

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kazz

5.0時代は変わったな。。

2020年2月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

怖い

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rin*

4.0容疑者に「プロ」はいない

2020年2月18日
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鑑賞方法:映画館

事実がベースとなっているため、誰が犯人であるのかということはすでに明らかだ。
知っていてもなお見ていられるサスペンス要素とは何なのか。
つまり、物語は逮捕したいFBIと記事を売りたいメディアと容疑者サイドの三つ巴で、
唯一「プロフェッショナル」でないのは容疑者だけだということだ。
そもそも容疑者に「プロフェッショナル」なんて存在しない。
そして捜査に司法はなかなかに専門職、「プロの世界」だ。
なら同じ舞台に立った時、一番不利なのは誰なのか。

幸いにも容疑者サイドには有能な弁護士が「プロフェッショナル」としてついてくれていた。紙一重の戦いだったのだろうと感じざるを得ない。

そして同時に自分も、この映画を見る人の半数以上が素人にちがいなく、
他人事にはできないと立場をすり替えてみてしまう。
なら考えずにおれないのは、ツギハワガミ? の恐ろしさだろう。
着眼点の良さはやはりイーストウッドレーベル、と思える1本だった。

ほかにもキャシーベイツの演技が絶妙。面倒見のいい弁護士さんでよかった。リチャードのFBIを前にふるう最後の熱弁もかっこよかったな。

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N.river

3.5マカレナなつかしい。

2020年2月18日
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鑑賞方法:映画館

鉄人イーストウッドはどこまでいくのだろう。
そしてまたしてもサム・ロックウェルさん。ガラリと感じが違って孤軍奮闘する切れ者弁護士役でおいしい。キャシー・ベイツ演ずる母ちゃん、タッパー取られちゃってかわいそう。ポール・ウォルター・ハウザーのほっぺたとお腹をぷにぷにしたい。

ただ脚色するところはいろいろ間違っているような気はする。このクライマックスはクライマックスとして相応しかったのか? リチャードがひとつ成長した場面であるのは分かるのだが。むしろキャシー母ちゃんの演説がぐっとくる。すっぱ抜いた女性記者の描かれかたが事実と違うと、モデルになった新聞社と揉めているそうだが…。というかFBIはこれでいいのか?
イーストウッドはもっとやればできる子だと思う(何様)。

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なお

3.5権力とメディアは怖い

2020年2月17日
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鑑賞方法:映画館

派手な演出もなく進行するストーリーは、イーストウッドのメデァアと権力に対する静かな怒りや想いが感じられた。
キャシー・ベイツは流石の演技だったし、サム・ロックウェルも良い俳優さんだ。

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Iwarenkon

4.0感動したよ。

2020年2月16日
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1996年、オリンピックで沸くアトランタで実際に起きた爆発テロ。100人以上が負傷し2人が亡くなっているが、主人公のリチャード・ジュエルが不審な荷物を見つけていなければもっと多くの被害者がでただろうと、最初は英雄扱いされたがすぐにFBIの捜査対象になっていると報じられ人生が一辺してしまう。
真実はどこにあるのか。
マスコミによって主人公に追い込まれる家族の苦悩に何度も泣きそうになった。
弁護士役のサムロックウェルがカッコいい。
さすがクリント・イーストウッド。
これでアカデミー賞ノミネートが助演女優賞だけなのは少し寂しい。

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take

4.0主演がよかった!

2020年2月15日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

心暖まる話だ。
そしてキャストもよく、弁護士も際立っていた。

しかし、女弁護士の心理描写がいまいちつかめず、マイナス1。

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ドラゴン

4.0今の時代ではないからなのか。

2020年2月15日
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鑑賞方法:映画館

状況証拠もなく、疑われてしまう。
なんともまぁ、運の悪いリチャードなんだ。

でも、最後まで疑ってた人もいましたが
それもまぁ、ただの負け惜しみなのかな?

とても素晴らしい作品なのに、ウトウトしちゃいました。

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minbk

4.0こんな映画が見たかった

2020年2月13日
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この映画の内容は他の人に任せるが、とにかく主人公の周りを固める人たちがみんな温かい。じわりと心が癒やされた。

このギスギスした世の中にまだこんな人達が残ってたら嬉しい限り。
困ってる人がいたら助けるような…。

イーストウッドは本当に外さない👍

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レイは!?★

5.0純粋にひたむきに仕事に向き合った男の物語

2020年2月13日
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泣ける

楽しい

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ポップコーン男

3.0淡々と

2020年2月13日
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実際の事件を知らずに観た。
淡々と描かれていくのは、イーストウッドカラーなのかな。せっかく時間をおいて、実際の事件を映画化するのならば、FBIやマスコミに対して、もう少しメッセージを織り込んでもいいのかな、と思った。
最後のジュエルがFBIで語るシーンはよかったと。
自分も母親なので、母の愛はとてもよく理解できた。
冤罪はあってはならないものですね。

サムロックウェル、ジョジョラビットに続き、いい味だしてるぅ!

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ゆけの

3.5メッセージ性が強い

2020年2月11日
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爆発事件から人を救った警備員が
メディアやFBIに犯人に仕立てられる話。

とりあえず犯人を検挙したい国家権力、
興味を引く題材なら何でも食いつくメディアは
今日でも無くならない問題。それに異を唱える
イーストウッドさんのメッセージが
ストーリーや登場人物のセリフに存分に含まれてた。

悪によって犯人にされるリチャードが
自身の思いに真っ直ぐな人なので、
普通の人じゃしないこともしちゃったりして、
追い詰められていく様はほんと見ててつらい。
母の苦悩や涙のシーンもかなり泣けるし
こういうところの描写力はさすがでした。

あと記者役のオリビアワイルド姉さんが
悪者なんだけどほんとに嫌なやつすぎて
キィーーーーってなった。

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マスノブ

4.0弁護士が素晴らしい

2020年2月10日
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やまねっと

4.0冤罪に気をつけろ!

2020年2月9日
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警察は、第一発見者を疑うのなら 爆弾や死体を発見しても 無視した方がいい 通報するなら複数でしないと 犯人にしたてあげらるという教訓だな

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評論家レイ

4.0終始可哀想という感情。

2020年2月9日
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東出昌大

4.0見応えあり

2020年2月9日
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haji

3.5人は誇りを忘れてはいけません

2020年2月8日
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ホシ☆ケン

3.0老舗の味わい

2020年2月8日
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アトランタ五輪開催中に爆弾テロ事件の実話がベース。
警備員として爆薬を発見し被害を最小限にとどめ、当初はヒーローと讃えられるのも塚も間、第一発見者として冤罪被害を受けた男の話。

主演はポッチャリ体型で思い込みが強くカラ回り男を演じさせたら今1番のP.W.ハウザー。

もうすぐ90歳のCイーストウッド監督お得意の実話もので、最近の作風らしく必要以上の煽ることなく、ちょっと距離感をもった演出。
老舗の親爺が「余計な味付けは要らねぇんだよ、素材の良さを引き出せば良いのさ」と腕を叩いて言っているようです。

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DKawa

3.5やってない、としか言えないもどかしさ

2020年2月8日
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イラク戦争で活躍した狙撃手、英断で全乗客を救ったパイロット、、、などの過去作と比べると、今回扱っている案件もストーリーも地味。
しかし、地味なだけに、すぐ隣に或いは自分に起こりうる悲劇と理不尽がリアルに伝わります。
やってないことを「やってない」と言い張ることでしか闘えない無力さとやるせなさ、その苛立ちを見事に表現するサムロックウェルに感情移入。
同時に、心ない疑惑で誰かを傷つけたり、何かを狂わせたりするかもしれない、という危機感を肝に銘じながら、少し物足りないエンディングを迎えました。

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Ordinary Guy
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