「冤罪をおこす側の描写」リチャード・ジュエル カメさんの映画レビュー(感想・評価)
冤罪をおこす側の描写
個人評価:3.8
キャシー・ベイツとサム・ロックウェルの名演がひかる。その2人の演技を受け止めるポール・ウォルターの役への入り込みが、物語をリアルに映し出す。
イーストウッドらしい社会派の深い問題提議を扱っているが、肝心なメディアに対しての掘り下げが今ひとつで、行き過ぎた取材をするオリビア・ワイルドの人間像が置いてけぼりな感が否めない。
冤罪を起こした側の心理やエピソードが足りない。
ただ、全体としては流石のイーストウッド。いい作品である。
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