「事件のことを全く知らずに鑑賞」リチャード・ジュエル akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
事件のことを全く知らずに鑑賞
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今日は、川崎で映画
「リチャード・ジュエル」を観ました。
アトランタ五輪の時のコンサートでの爆発テロの犯人にされそうになった男の物語です。
若い太った警備員の話で、冤罪を晴らしてゆく弁護士がサム・ロックウェル。警備員リチャード・ジュエルに、ボール・ウォルター・ハウザー。リチャードの母親に、キャシー・ベイツ。
監督はクリント・イーストウッド。実話の映画化で、なかなか見応えがあります。
事件のことは、全く知らずに鑑賞したので、この、1996年の実話の成り行きに、同時進行で感情移入しました。
やはり、なんと言ってもすごいのは、監督のクリント・イーストウッドでしょう。
20数年前の事件ではありますが、どこまで脚色しているのかはともかく、この短い時間のなかで、ミスリードしたFBI捜査官と、記事を書いた新聞社記者の内面にまで踏み込んで描いています。
クリント・イーストウッドのすごさもありますが、これを製作、公開したアメリカの映画界も大したものです。ありとあらゆる権力とメディアの記事をただ純真に信じてはいけないというメッセージが込められています。
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