「典型的な善良なアメリカ市民は罠にハマってしまう。」リチャード・ジュエル はるさんの映画レビュー(感想・評価)
典型的な善良なアメリカ市民は罠にハマってしまう。
かつてイーストウッドは言った。
軟弱な時代だ。
トランプが大統領になる間際だったし、グラントリノを撮ろうとした時だったような気がする。
正義感の意味が万国共通だった頃の話だ。
横並びの社会は日本独自のものではないらしい。
正義は何者にも公平で平等であるはずなのに多数決で決まってしまう世の中になってしまった。
それに加えて野心と性欲が入り混じりホントの事はどうでも良くなる。
マスコミは利用されるだけ利用され為政者の権威だけが生き残る。スクープ記者の哀れな姿が今のマスコミを象徴している。
マスコミの信頼性が失墜して喜ぶのは誰なのか?
誰が得しているのか、少し考えれば答えは明白だろう⁈
マスコミ人はこの映画を観て考えた方がいい。
目の当たりにした事実は真実なのかを…
イーストウッドはしたたかな映画監督なのだ。
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