「この安心感が心地よい。」リチャード・ジュエル unicoさんの映画レビュー(感想・評価)
この安心感が心地よい。
いつもながら、クリント・イーストウッドの作品は、安心して観ていられるのが心地良い。
あまりスポットが当たらないような出来事の中に、正義や誇りを持って生きていく人間の生き様を映し出していく、その想い、その姿勢に感動します。
FBIやマスコミの姿勢を、過不足ない素直な形で浮き彫りにする表現力や、ちょっと”ボーダー”かと思えるような主人公の人物像や心の陰影などの描き方には、もう感服するしかありません。
周りを固める役者達も良い味を出してます。
Sam Rockwellがカッコいい!
それにしても、こうした表現の奥行きみたいなものが、なかなか日本映画の作品には見いだすことのできないのが残念です。
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