「芳根京子いざ新境地へ。」ファーストラヴ はるたろうさんの映画レビュー(感想・評価)
芳根京子いざ新境地へ。
「私嘘つきなんです」とほくそ笑む環菜。父親を包丁で刺殺した罪に問われている。公認心理師の由紀と弁護士の迦葉は環菜の過去を紐解き事件に至った真相とその心理を探ろうとする。
その結果自らの過去とも対峙することになる由紀。両親への疑心。父親の目。芽生える恐怖心。お互いに同じようなトラウマを抱える由紀と環菜。一方は父親殺害の罪で裁判にかけられ、一方は人を救う職に就いている。二人を分けた境界線はどこだったのか。まさにファーストラヴということか。
芳根京子が今までのイメージを覆すまさに怪演。凄かった!北川景子は美しい。でも演技ではちょっと芳根京子に押され気味だったかな。あといつも安定感抜群の中村倫也があんまりハマってなかった。北川景子とのバランスもいまいち。ただ、珍しく人格者を演じる窪塚洋介は必見。
予告の感じだともっと事件に切り込んでいくのかと思ってたけど案外由紀と迦葉の学生時代の恋愛要素に時間を割いていた。裁判のシーンがせっかく見応えあったのでもっと由紀と環菜の攻防とかも見てみたかったな。
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