劇場公開日 2020年12月4日

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「64点」サイレント・トーキョー サスペンス西島さんの映画レビュー(感想・評価)

3.064点

2022年3月14日
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当方閲覧目的ではずっと利用して来ましたが今回初めてこのサイトにコメントを残します。

それはと言うとこの作品を1年以上前から楽しみにしていたからで、原作が僕がドラマを見始めた原点である"アンフェア"の筆者であり且つ全男性俳優の中で一番愛している西島秀俊さんがお馴染みの役柄であったからです。

きっとこのコメントを拝見してくださった方で西島秀俊さんのファンの方なら同じように込み上げる興奮を抑えられずに上映日を迎えた方も多いのではないでしょうか。

僕からは大きく2つ感想を述べさせて頂くと、タイトルにもある通りこの作品はある種のファンサービスだと思いました。

作品単体で見ると他の方も仰る通り全体的に浅いです。それは登場人物それぞれ感情移入が出きる程深く描かれていないからで、それ故飲み込め無いままスピーディーに場面は進んでいき二転三転とし派手な演出で締め括る。

こういった作品御用達な方なら開始早々から真犯人は予測がつくと思いますし、正直日本のこの手の作品観過ぎて明らかに役者の名前に対して役のスケールがあってないとこの人に転がるんだろうなと確信していましたが、そういった短い時間の中で映画の内容を深く追求してとやかく言わずに好きな俳優さんが好みの役柄を演じているのを楽しむ。そんなある種のファンサービスであり、広く受けなくてもそれでいいんじゃないかなって思いました。

もう一つ、タイトルの意味ですが最初は予告でもあった通り渋谷での爆発シーンが印象的だったので日本の象徴的な渋谷=東京を静まり返す=爆発で"サイレントトーキョー"なのかなと思っていましたが、僕が観賞後に感じたのは劇中でもあったように政治的な要素があり、テロを目論んでいる犯人の矛先は総理であり、その総理の思想を一部の人しか反対していない。そんな無関心であり、無反応であり、声を上げない他大多数の人間のことを大きく括って"東京"と例え、タイトル"サイレントトーキョー"なんだなと勝手に解釈致しました。(説明下手ですみません。)

☆の数は作品に対して2.5でもう+0.5は性癖どストライクだったからです(?)
長々とお読み頂きありがとうございました。
是非西島秀俊さんファンの方コメント下さい。僕は刑事役作品全て好きですが久しぶりにあすなろ白書でも見返そうかと思います。笑

サスペンス西島