「それぞれが求めたもの」マザーレス・ブルックリン MARさんの映画レビュー(感想・評価)
それぞれが求めたもの
所謂「チック」を患っている探偵が、恩人であり友でもある師が殺された事件の真相に迫っていくサスペンス物語。
舞台となる時代もそうだが、終始、古き良きサスペンスといった作品で、序盤のカーチェイスから始まり、複雑に絡み合う登場人物の関係性と謎を明らかにしていく。
自身の症状に苦しみながらも、かけがえのない師の為に危険な世界に飛び込んでいく主人公は、師の目的を知ったとき、果たしてどのような思いを抱いたであろうか。
金・権力・正義。
王道でありながらここまで引き込む役者人の芝居に脱帽です!
皆魅力的だったけど、個人的にはトランペット奏者がとにかくカッコよかった。
「企業は1人の人間の影」も、悲しくとも名言ですね。
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