マザーレス・ブルックリンのレビュー・感想・評価
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All Over the Place, like a Day in New York
Edward Norton as director's first film in two decades reveals he has unpracticed competence up his sleeve. Actors move naturally as if on a stage, maybe like how we saw in Washington's Fences, but everything passes by quick and sleek like a Scorcese film. The film has elements of caper, investigative journalism, forbidden romance, and community politics. Just scrapes through its balancing act.
派手さはないけど…
エドワード・ノートンが地道に探偵捜査を続け、事件の真相に辿り着く。出演陣も豪華で上手いし、全体的に落ち着いた雰囲気も良く、真相に近付くにつれて、盛り上がりを見せるが、隠し事はアレクの娘だったということにこれだけ?と思ってしまった。あと、脳に障害があり、思ったことを口走ってしまうノートンの設定は記憶力が良いというだけで不要な気がする。
トランペット
一風変わった探偵モノ。主人公がチック症を抱え、最初は頼りなさげだったのが段々とタフな冴え渡る探偵になっていく。筋としては複雑そうに見せながら、そういう話ですか、という事で。
雰囲気、流れる曲はカッコいい!トランペット🎺には痺れた。
お母さんを亡くしたマルコの様の話ではない。(勘違いしてみた人向け、メッセージ✐)
昔の探偵は、今の時代なら監視カメラで解決出来ること多数だけど、
命懸けて仕事しているなぁと関心しました。
タイトル通り、勘違いしてみたけど、面白かったです。
曇り空が印象的
’60年代のニューヨークが大好きで観てみた。
2019年制作の映画だからとにかく画が綺麗。
車もインテリアもファッションも素晴らしい。
謎解きは難しくなかったが、本当に自分の予想で合っているのか?と不安になるくらいの情報量。
とはいえ最後の切り札にはしびれた。
もう一度観たい作品。
素晴らしいストーリー展開で最後まで引き込まれました。
素晴らしいストーリー展開で最後まで引き込まれました。
少し長いかな・・・
育ての親ともいうべき探偵を目の前で殺された主人公が、仇をうつべく奔走する物語。
エドワード・ノートンが監督・脚本・主演するサスペンス映画です。
1950年代のブルックリンのセット、それに相応しい登場人物達の魅力、そして輻輳する謎。
意外にハードボイルドタッチのサスペンスが、物語に引き込みます。
やや輻輳させ過ぎで、分かり難さを醸し出すのが残念なところ。ベストセラーが原作のようですが、本なら理解出来るところも映画では難しく感じることもあります。もう少し整理した方が良かったかもしれません。
ラストの謎の部分も、個人的には少し拍子抜けの感じがして・・・微妙に感じました。
ただ、それでも一見の価値があるサスペンス映画だと思います。
レビュー
エドワード・ノートン監督で主演作。50年代のNYを舞台に、持病のある探偵がハードボイルドにキメる🕵️♂️
ゆったり目のテンポだが、登場人物が多く、主人公と一緒に混乱しながらも解決に向かっていく🦊✨
過度な演出の映画に疲れた方はどうぞ😁
凝ってはいるが楽しくはない!!
出だしの台詞回しで「苦手かも」と思いましたが、前半で主人公の特性を知っていくにつれて映画の世界に入る事ができるのは良い体験でした。箱庭ゲーのように様々な場所を訪れるものの、物語そのものより主人公の症状に意識が行ってしまい、また結局は雰囲気が好みかどうかというものなので、長いし楽しくはありませんでした。
登場人物が良くわからなかった
主人公が記憶力が良いってのは都合の良い設定だな
この映画、音楽最高
内容も悪くないけど
監督が彩る雰囲気と音楽が最高
久々に音楽を聴きたくて何度も見直せる映画に出会った
&
ウォレムデフォーは年取る毎に良くなって行ってる気がする
王道のハードボイルド探偵もの、主人公のキャラを除けば。
内容はいたって真面目なハードボイルドなのに、主人公が発する彼の本音とも思えるチック症による発言がいちいち可笑しくて、長丁場も飽きずに楽しめる異色作。
チック症を患ってはいるものの知的障害がある訳ではなく、彼の事件解決能力の妨げにはなってはいない。むしろたぐいまれな記憶力を有しており、それが事件の真相に近づくのに生かされる。
であるならば主人公がチック症である必要がどこにあるのだろうか。この点は本作をみるかぎりではいまいちその設定の必要性が感じられなかった。原作を読めばわかるかもしれない。
とは言うものの彼のチック症状は本編を見ている間とくに雑音にはならず、むしろ作品を楽しめる要素になっていたことは間違いない。
作品のテーマ曲や劇中のジャズも素晴らしく、ノートンは監督二作目にしてその演出力を確かなものと知らしめた。
何度も言う、ハルクに戻ってほしい。
トゥレット症候群(チック症に似ている)を持ちながら、すばぬけた記憶力で殺人事件に挑む私立探偵をエドワード・ノートン。
ひ弱そうでいながら頼もしい演技力にはこのたびも引き込まれました。
...しかし、どうしてもハルクに戻って欲しい。
探偵はアメリカの闇を見た
エドワード・ノートン19年ぶりの監督作で、製作・脚本・主演まで兼任して同名小説を映画化。
それほど惚れ込んだのも分かる面白味のある探偵ノワール。
1957年のNY。
自分を拾ってくれた恩人で友人の私立探偵フランクがある一件を追っている最中、殺された。
彼の部下のライオネルは僅かな手掛かりを頼りに犯人を追う内に、大都会の闇の中へ足を踏み込んでいく…。
原作では90年代だった設定を50年代に。
これによりさらに往年のフィルム・ノワールを醸し出し、
探偵、殺人×ミステリー、
ジャズや渋いムード…。
これらに惹かれる人は見て損ナシ!
144分と長尺だが、むしろじっくり作品世界に浸る事が出来る。
とても19年ぶりとは思えないノートンの演出手腕。
探偵モノと言えば、主人公像。
正統派タイプ、ヒーロータイプ、アウトロータイプ、異色タイプ…。
本作は一番後者に当たると言うか、異色も異色。劇中の人物の言葉を借りるなら、“フリークス”“頭がイカれてる”などなどなど…。
何故なら、「イフ! イフ!」。
突然意味不明な言葉を繰り返し発する“トゥレット症候群”を患う主人公。
初めて知った障害。
張り込み中も人と話してる時も普通の日常生活の中でも、それが治まる事は無く。
主人公はかなりの重度のようだが、実際に患う人はそれだけで辛いだろう。
でも、映画の主人公の性格付けとしては苦悩と共にユーモラスさも加味。
この症状はストレスや不快な気分になった時に起こるらしく、主人公がヤな奴に会った時に暴言的に吐いたり、煙草を差し出した妖艶な女にマッチで火を付けようとして自分で何度も何度も消したり、ついついクスッと笑ってしまった。
しかし、単なる奇病探偵ではない。
人並み外れた記憶力を持ち、それ故ボスに気に入られた。
その記憶力を活かし、探偵としてこのヤマに挑む。
まず浮かび上がったのは、市長以上に力を持つ市の黒幕男による都市開発計画。
一見さらに発展するより良い都市作りだが、その矛先は貧困地区や黒人居住区。
それに対し、同市民は猛抗議。
黒幕男は人種差別者でもある。
この何らかのいざこざに巻き込まれた…?
いや、腑に落ちない点が。
ボスはローラという若い黒人女性を特に追っていた。
これらには何の繋がりが…?
複雑に交錯し、遂に全ての謎が明らかに。
事件の真相は“大都会の闇”なんて謳われ、確かに政治的陰謀も絡む。
しかし、もっとこう、ある人物の出生の秘密とか、ある人物の二面性や欲とか、“大都会”より“人間”に深く入り込んでいる。
小難しい政治絡みより、この真相の方がずっと響くものがあった。
“トゥレット症候群”は役者泣かせの難演。でも、そこはエドワード・ノートン、さすがの巧演。
出番は序盤のみだがブルース・ウィリスのカッコいいボス役、黒幕役のアレック・ボールドウィンの存在感、ウィレム・デフォーのクセ者ぶり。
作品世界に合う漢たちが渋い魅力を発揮する中、ググ・バサ=ローが華を添える。何処かファム・ファタール的でもある美しいヒロイン。
別にネタバレチェック付けてもいいが(一応チェック)、やはり探偵ミステリーは実際見てこそ面白い。
が、敢えて少しだけ触れるとしたら、このヤマには人種問題が絡む。エンタメ探偵映画でもあるが、そこがノートンが映画化を熱望した点でもあるだろう。
人種問題と言えば、今まさしく、またアメリカで起こった。
白人警官による黒人男性暴行死、それによる抗議デモ…。(便乗した略奪などは全く以て理解し難いが)
概要は全く違うが、本作でもアメリカが今も抱える問題を見た。
探偵が辿り着いた真相とは、大都会や人間の暗部でもなく、変わらぬアメリカそのもの闇であった。
ジャジーで雰囲気抜群の探偵物語
最初から最後まで、作品の世界観に没入できる雰囲気が素敵です。どこか物悲しく切ない雰囲気を、1950年代NYのオールディーズ感とジャズミュージックが彩ります。
キャラクターもしっかり立っていて、探偵映画としてシリーズ化も出来そう。
ただ、物語が結構複雑なのと、登場人物が序盤からたくさんいるので、ついていけずオチがいまいち理解できなかった…。また、個人的にはこの雰囲気にそこまでハマれなかったので、満足度は高くないですが、このへんは好みの差だと思います。
エドワード・ノートンの多才さが好き
ブルース・ウィルスが主役かと思ってたから実際にはエドワード・ノートンでラッキーだった。
ストーリーよりも思ったことが口から出ちゃうって生きづらいだろうなと、そればかり感じてしまう。
豪華な俳優が出てるし、トランペットの人のまったりした雰囲気嫌いじゃない。でも2回は見ないな。
IF!! 実力派俳優エドワード・ノートン約20年ぶりの監督作はそれ...
IF!! 実力派俳優エドワード・ノートン約20年ぶりの監督作はそれほどまでに彼が長年熱望してきた待望の企画であり、製作・脚本・監督・主演という主要4役を務める(それ故に手堅い?)ミステリーの良作。原作には無いググ・バサ=ロー演じるローラというキャラを足すことで主人公ライオネル"ブルックリン"の行動原理が単に師/父フランクの死の真相を追うというものだけで無くなり、物語に深みがもたさられるし、(彼女が誠実なキャラなのでそこまででは無いが)一種ファムファタール的立ち位置としてのノワールとしても機能する。また、時代設定を90年代から50年代にすることで、東海岸版『L.A.コンフィデンシャル』的趣も。何より(今更言うまでもなく)豪華キャストの共演・アンサンブルが素晴らしい。そこには僕の大好きなウィレム・デフォーも! 彼の役は一見クセ者ながら誰よりこの原作を熟読してきたであろうエドワード・ノートンが言うようにオビ=ワン"ベン"・ケノービ的側面・奥行きも兼ね備えているし、実際彼の毎度ながらの名演でそれは無理なく体現されている。アレック・ボールドウィンはまさしく権力を象徴しているし、ポスタービジュアル等にフィーチャーされるメインキャスト以外にもボビー・カナヴェイルやレスリー・マン等本当にそうそうたる面子揃い踏み。コレはきっと現代屈指のメソッド俳優エドワード・ノートンの実績と交友故だろう(そんなに予算・規模もデカくないだろうし...)。
それが発揮されるのは音楽面でも然りで、彼自らレディオヘッドのトム・ヨークに「曲を書いてくれないか」と依頼したらしく、それを受けて現代屈指の音楽家トム・ヨークが書いた"Daily Battles"は冒頭の方のフランクを失った直後と、終盤で見事なエモーショナルさで使われている。それ以外の間も、この長めな本編の間殆どを実に見事なジャズが奏でられており必聴。昔ながらの味わい深い大人の雰囲気に酔いしれる。時にそれはキャラクター達に寄り添うばかりかサスペンスを盛りたてるのに一役買い、またある時には腹にズシンと来る音で場を制する。それらによって交錯する親の不在といくつものメロドラマ。回想シーンの入れ方とか手堅すぎて観客の理解度を少し信頼し切れていないのかと思ったけど、俳優エドワード・ノートンは今回も流石の役作りで、時に自身の出世作『真実の行方』を時に『レインマン』さえ彷彿とさせるよう。そして帽子ハットという小道具に象徴されるように最後は自分自身の選択で生きていくのか。去年から見たかった作品やっと見られた! ベイリー!
俳優監督週間
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