少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト ロンド・ロンド・ロンドのレビュー・感想・評価
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スタァライト入門編
【概要】
テレビアニメ・劇場版最新作を見た後に、今作をプライムで見ました。
シリーズの総集編となっており、登場人物や時系列の説明も多いので、作品を知らない人でも楽しめるようになっていました。
主人公の愛城華恋が、幼少期に神楽ひかりと同じ舞台で演じる約束を果たすため、オーディションでライバル達と競い合うことが主なストーリーです。
【感想・考察】
オーディションのシーンは武器で戦うアクションが多く、アトラクションに乗っているかのような迫力がありました。挿入歌は登場キャラの個性が表れており、特に「恋の魔球」はレトロゲームのような電子音で表現している所がユニークでした。
また、女性声優の演技も圧巻で、特に神楽ひかりを演じた三森すずこさんの歌声はミュージカル俳優のような美しさがありました。
今作に登場するきりんは、首を長くして見守る観客ではないかと考えました。舞台を見ている人の気持ちに共感し、物語の要点を伝える役目を持っている印象を受けました。
【総評】
これまでのスタァライトファンは勿論、初めて見る人でも楽しめる入門編となっています。
ミュージカルが好きな人にもおすすめです。
新規カットを交えて描くTVシリーズの“再演” 初見とシリーズファン、どちらにも嬉しい内容
キャストが実際に舞台にも立つ、アニメ×舞台×アプリゲームで展開する「少女☆歌劇 レヴュー・スタァライト」のテレビシリーズ総集編。主人公の愛城華恋と、その幼なじみ・神楽ひかりのドラマに絞った構成で、初見の人にも分かりやすく、テレビシリーズでファンをうならせたある仕掛けも劇場版ならではの見せ方で描かれています。
新規カット、新アレンジの劇中歌で、舞台少女たちが繰り広げるレビュー(バトル)を舞台さながらの迫力にバージョンアップさせつつ、「シン・ゴジラ」や旧「エヴァ」の「DEATH」編を思わせるテロップの多用も総集編ならでの面白い使い方をしていて楽しめました。新作劇場版を楽しみにしている人には必見の内容もあり、テレビシリーズを見ているから総集編は……という人も見逃せない1作です。
なんだか良く分からないが勢いが凄い
トップスタァを目指す華恋はその座を争うオーディションに参加することになり…。
総集編映画を初見で鑑賞。全体的に設定の理解が及ばないが、とにかく勢いに圧倒され細かい設定は良く分からないままでも最後は何か感動出来ました。
総集編だけどアニメ版鑑賞はほぼ必須
本作は全12話でテレビ放映された『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の総集編劇場版となります。
「総集編だからアニメ未鑑賞でも大丈夫かも」と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、私は断固として本作を観るのははアニメ版を事前に鑑賞してからをオススメします。何故なら、アニメを鑑賞していないと内容を理解できません。ユーザーレビューを見れば分かりますが、アニメ鑑賞済みの方と未鑑賞の方とで、評価がスッパリと分かれています。
理由は単純です。「尺が全く足りてない」という一言に尽きます。なんならアニメ1クール(全12話)ですら結構駆け足にストーリーが進んでた印象がありましたので、そんな作品を新規追加シーンも入れつつ2時間の映画の尺に収めるというのは毛頭無理な話です。
それ故に、物語の軸となる愛城華恋と神楽ひかりの二人以外のキャラクターは、シーンがかなりカットされてしまっている印象です。作品の面白さの一つであるキャラクターの個性と魅力が、この『ロンド・ロンド・ロンド』を観るだけでは伝わってこないのが難点でしょうか。
個人的に、オーディション最終日の真矢クロの「名乗り」がカットされていたのは非常に不満です。めちゃアガる台詞だったのに。
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2018年にテレビ放送された『少女☆歌劇レヴュースタァライト』の内容を再編集し、新規のシーンを加えた劇場版。舞台俳優を育成する日本有数の演劇学校である聖翔音楽学園に入学した少女たちの物語。99期生として入学した愛城華恋(小山百代)が所属するクラスに転校生がやってくる。それは華恋の幼少期の親友で共に憧れの歌劇「スタァライト」に出演することを約束した神楽ひかり(三森すずこ)だった。
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例えば友達とミュージカル映画を観ていて、キャラクターたちが歌い出した時に「何でいきなり歌い始めたの?おかしくない?」って言われたら「そういうもんなんだよ」って返事するしかないじゃないですか。本作も同じなんですよ。突然キャラクターたちの衣装が変わって武器を持って戦い始めた時に「何でいきなり戦い始めたの?おかしくない?」って言われたら「そういうもんなんだよ」って返事をする他ないんですよね。
一応、舞台版の方では「舞台少女のキラめきに呼応してセットや武器や衣装が変わる特別なステージ」っていう説明があるんですけど、アニメ版にありませんので、当然アニメ再編集である本作にもその説明はありませんね。突然武器を持って戦いを始めることを割り切って観ることができた人と違和感を抱いてしまった人とで、評価がかなり違うような気がします。
私はアニメを事前に鑑賞済で内容は分かっていたので、違和感なく大いに楽しむことができました。アニメには無かった新規追加シーンは本作の翌年に公開された『劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト』への期待を高める演出になっていて良かったです。
まだアニメ版をご覧になっていない方は、アニメ版を先に鑑賞するのをオススメします。その後なら、内容も理解できて楽しめると思います。
満足です
総集編でありながら、新作映画と言っても過言ではない作りです。
何なら「再演」の可能性すらあります。
レビュー欄を見ると作品のコンセプトを全くもって理解されてない方がちらほらいてそれはとても残念に思います。
そもそもスタァライトは同じブシロードが展開しているコンテンツたるバンドリなどと比べても(決して馬鹿にしてるわけではなく、それぞれのよさがあります。)方向性も作りこみも全く持って違い、本来拝金主義に走りがちな大手らしからぬ難解で複雑な作品です。あらゆる事象がメタファーとして表現されていたり、アイテム一つにも掛詞のもとに登場していることが多く、表面的に鑑賞するだけでは絶対に意味不明な作品となります。
そういう意味ではスタァライトはいわゆる萌え系の美少女アニメキャラクターを描いてるからこそ目立ちにくいのですが、奇作、怪作の中に数えられてもおかしくないと思います。
特にロンドロンドロンドはさらにその怪作っぷりに輪をかけた映画と言えるでしょう。
なのでテレビシリーズを見ていない方は一回倍速なり飛ばし飛ばしなりしながらでも一旦は目を通されることを強くお勧めします。
アクションシーンをメインに編集?
TVシリーズの総集編ですが、アクションシーンをメインに編集した感じです。
劇中歌があるので、アクションシーンは削られなかったのかもしれませんね。
本作品は登場するキャラクターが多いので、もう少しアクションシーンを減らして、学園生活のシーンを増やした方が、良かったかも。
(TVシリーズを見ていない人には、どう感じたのかな?)
来年公開予定の新作にも期待しています。
美少女チャンバラアニメ(あるいはストーリーのないキングダム)
スタートダッシュで現実と幻想・空想がグチャグチャに入り交じり、てんやわんやでとにかく落ち着かない展開に圧倒される。 「宝塚音楽学校」をモデルにした(劇中では「聖翔音楽学園」)、努力と友情アニメなのかと思っていたが、いやいやまったく違っていた。
「スターを目指すのよ!」などとみんな言っているのに、「歌」や「ダンス」「演技」で競うのではなく、その方法はなんと「チャンバラ」(!?)
しかも、金属製の本物の刀で斬り合ってる!(長刀や槍・弓矢もありますぜ) そして、相手を倒した方が「スター」へと近づいていくシステムらしい…。(相手はなぜか死にはしない)
さすがに6回目のチャンバラ(相手や武器はその都度変わりますがやってることはコピーしたように一緒)が始まったところで、こちらの集中力は完全に崩壊ww
チャンバラの合間合間に唐突に歌のシーンが挟まれるので、ここを楽しみにしてるファンが多いのかなー。
刺さる人には心臓深くまで刺さる作品
テレビシリーズとは異なる構成で、日常パートからレヴューシーンまでの一連の流れが比較的分かりやすく描写されている形となった。
ただ、多用されるテロップに9人分のキャラクターそれぞれの心理描写など、情報量が過密なため、まったくの初見だと関係性諸々の整理が追いつかないであろうことは否めない。
しかし、情報の咀嚼が追いつかずとも、アレンジが加えられた楽曲や個性たっぷりでライティングからアクションまで見応えのあるバトルが繰り広げられるレヴューシーンによって、『胸を刺す衝撃』を浴びてしまう人間も少なからずいるのではないだろうか。
総集編という位置づけであれど、テレビシリーズとはまったく別の顔を見せる、なんとも筆舌に尽くしがたい奇妙な魅力に満ち溢れた今作。
決して万人受けする作風では無いけれど、綿密に作り込まれた世界観は、一定層の人間には深く刺さり、かけがえのない体験を与えてくれる極上の映画だと思う。
情報の洪水を堪能できる
テレビアニメや舞台は見ていない状態で鑑賞。9人の舞台少女の戦いをダイジェスト気味に進めていくが、オーディションのシーンが音楽・作画・演技が全て噛み合って圧倒された。実際のミュージカルと同様の曲調・歌い分けも迫力があった。ストーリーでは、「99期生」や「99回」といった単語でタイムループを想像できたが、、ループを突き抜けた先が「スタァライト」のシナリオを超えるという展開は予想できなかったし燃えた。個人的には、最後までひかりとスタァライトすることを諦めずに突き進む華恋に感銘を受けた。テレビアニメと若干展開が異なるようなので、テレビアニメも履修しようと思う。是非映画館で見て欲しい。
「感動作」
2018年のアニメ放送時は「何か面白そうなアニメやってるなあ」と感じていたが見る事が出来ず、総集編と言う事で楽しみに行きました。
女性のお客さん多いですね。
ひかり役の三森すずこさんが良かったですが、ミルキィホームズ時代から大ファンでご活躍が嬉しいです。
作品は歌物のアニメ映画が好きで、歌+剣戟のシーンではグッと来る物がありました。女性が戦うアニメは美しい。感動作でした。
全くついていけなかった
TV版未見。
アイマスやラブライブ、けいおんなどの歌劇版かと思いきや(実際始まりはそれっぽかった)、説明もなく唐突にファンタジー世界に突入、以後現実1:ファンタジー9くらいの割合で話が進みます。
そのファンタジー部分が面白ければ良かったのですが、延々抽象的なこと言いながら新鮮味のないチャンバラやってるだけで、なにがなんだかさっぱり分からず、なんか超薄味のウテナみたいでした。
現実とファンタジーの境目もよく分からず(行き来に苦労したかと思えばいきなり他の人来たり)、もうハテナだらけ。
TV版を見ていたら少しは理解出来たのでしょうか…
最後の最後までがロロロです!
テレビ放送時から大好きな作品です。
総集編ということでどれほどギュッとされたのだろうかと期待、楽しみ、少しの不安を抱きつつ鑑賞。
いろいろな所に新しいきらめきが散りばめられていて。
もう、ただの総集編ではありません。
すでにテレビ放送を見たことある方もただの総集と侮るなかれです。
アレンジされ過ぎているのでここってこうだった?と放送を見返したくなるほどです。
贔屓目ですが鳥肌でした…。
まさに「再生産」。
作品自体一度も見たことがない友人と鑑賞したのですが(よくついてきてくれたなと思います…)
初見の人は「?」って思ってしまいそうなほど、レヴュー(ミュージカルシーン)に特化していたような気がしましたのでざっくりでも予習が必要だったかなと思い聞いたところ…
ストーリーは良くわからなかったけど(笑)終始ドキドキしたし楽しかったとのことで、最終的には1話から見てみる!と言われたので布教は成功したようです。
ギュッとされてストーリーが少ないことである意味間延び感がなく、飽きず、テンポよく、気づくと終わっています。
なのでエンドクレジットもぜひぜひ見てほしいです。クレジットの映像にもスタァライトの世界観が詰まっていて、終わったその後も、その後も、お楽しみがあります。
最後の最後までがロンドロンドロンドでした!
すごい贔屓目なレビューですが本当にステキな作品です。
余談ですが初見で面白かったなと思われた方は公式YouTubeにクレジットで流れる再生讃美曲の歌詞映像もあるので、見終わった後にはそちらを見ると、またリピートしたくなること多分、間違いなしです。
単体では評価が難しい作品
本編が好きな人は見て損はない作品であり、
そうでない方は予習して見る必要がある作品でした。
アニメ本編を二時間に再編集した怪作であり、三部作の二作目を見たような気分になりました。
序盤の切り貼りっぷりは気になったものの、曲がアレンジされていたり変更されていたりで飽きることなしです。
また追加カットも多く、後半はかなり見入り、終わった後はとても満足感に浸れる作品でした。
☆4としましたが、最後にある次回の伏線は次回作を見ないと何とも言えないので、それ次第で3~5に変わると思いました。
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