劇場公開日 2020年9月25日

ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価

全508件中、21~40件目を表示

3.0トランスジェンダー映画NO1

2024年6月9日
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最初は「女装した草彅剛」なのにいつの間にか「なぎさ」に見えてくる
なんなら今ビストロスマップとか見ると「草彅剛」じゃなくて「男装したなぎさ」に見えてしまう

トランスジェンダーはじめ性の問題って今まで僕らが彼らを理解すればそれでみんなハッピー!多様性!って思ってたけどそれはあくまで第三者側を中心とした視点でみる問題だったかもしれない。外にいる僕らがいくら当事者の気持ちに寄り添ったところで、大前提の本人の肉体的な苦痛や金銭的な負担っていう生々しい問題は解決しないんだってホルモン注射のシーンや手術後のシーンを見て思った。
女でいる努力をしないと女でい続けることができない状況って僕たちの理解とかどうこうでは無いよな
理解したから、ハイ幸せでしょ?っていうのは暴力的な考えだったかも

子役もよかった
いちかはストレスをためると腕を噛む癖があるから最初は巨人化するのかと思った
友達の自殺シーンもなかなか衝撃。あんな快晴の中、晴れやかな顔で軽快にバレエを踊りながら飛び降りるなんて勘弁してよ。新郎新婦は勘弁してよどころじゃ無いけどね

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真平

4.0引き込まれる映画だった

kさん
2024年6月2日
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思っていた以上に感情をつかまれた作品で、草彅剛の演技力は美しくて泣いてしまった。空と音楽が綺麗だった。

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k

3.0途中から徐々に入っていけるように

2024年5月29日
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作品や演技に入りにくい序盤だったが、公園で一緒に踊るシーン当たりから作品に入れるようになっていった

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WALLE

4.5地獄でみつけた父性という光

2024年5月27日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

たしかにLGBTQ当事者にしたら、かなり惨めに描かれているため、キツイ部分があります。
しかし、すごいオーラを持つ俳優が芸で昇華して、綺麗な綺麗なものがみえてくる。

予想を遥かに超えた迫力がありました。
なかなかない作品。

フュリオサと同様、絶望の中で見つけた光。
人との出会いこそ、希望になる。
だれにも運命の人がいる。
そう確信させる力がある。

一見の価値があります!是非是非

補足
ミッドナイトスワンの主人公2人の関係は、奇跡の人のサリバン先生とヘレンケラーみたいだなあと思いました。
あと母性というより父性を感じました

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青樹礼門

4.0守りたかったのはきれいなもの

2024年4月29日
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泣ける

どうして自分だけがこんな身体に。
トランスジェンダーが生まれつきの性別と同じで
自分の意思で変わるようなものでないことを改めて知る。

踊るいちかの姿が、なぎさが見つけた何ものにも変えがたい美しくてきれいで、自分を犠牲にしてもその輝きを守りたかったのかなと思い涙した。

草彅くんの憂いを帯びた母性の表情が魅力的だった

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ひかりすぎ

4.0重い重い重いテーマ

2024年3月30日
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もうちょっと軽い内容かと思って見始めたが、ものすごく重かった。
草彅剛の演技も良いが、新人でありながら難しい役を見事にこなした主演の女の子に拍手を送りたい。それだけに海岸のシーンでの急なセリフが残念過ぎる。あれがなければもっと評価が高かったのだが…一気に興醒めしてしまった。
とは言え、それまでの内容は充分高評価に値する。
水川あさみも良かったし、バレエの先生も良かったし、同級生のバレエ仲間の感情の変化もよく表現されていて良かった。

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ねこ

4.0生きる辛さを考えさせられた

2024年3月19日
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難しい

トランスジェンダーを題材とした映画であり、彼ら彼女らの生きる辛さを映画を通じて感じられた。普通に生きることって難しい。

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江戸川コメソ

3.0☆☆☆☆(嵌れば) ☆☆☆(嵌らなければ) (2020年)10/6...

2024年3月10日
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☆☆☆☆(嵌れば)

☆☆☆(嵌らなければ)

(2020年)10/6少しだけ加筆しました。(別のサイトの話ですが)

『ベニスに死す』

終盤、草彅剛が『海が見たい!』と言った瞬間に、この先の展開は『ベニスに死す』だとピンと来た。

浜辺には若い女の子。差し出す手は届きそうで届かない。その若さの輝きと憧れは、人生にリセットは効かない為に、どんなに望んでも最早手に入れる事は出来ない。

そしてこの作品は《母親》の物語でもある。

舞台に上がり娘を抱きしめる母親。
どんなに虚飾で着飾って女を演じてみたところで、本物の母親には敵わない。
だからこそ〝 彼女 〟は、本物の母親となるべく大きな決断をする。

一果を取り返すべく対決をする場面は。思わず『エイリアン2』での、シガニー・ウィーバーがマザーエイリアンとの対決場面を、ほんの少しだけ思い出した…と言ったら笑わせてしまうだろうか💦
シガニー・ウィーバーが小首を傾げ「ふっ!そんな程度なの!」…とばかりに「私こそが本物の母親なのよ!」と言った。強い意志によってもたらされた名場面の再現を、もしも狙っての演出だったならば…と。

作劇的な面を言うと、4人の白鳥が。やいのやいの言いながら始まるオープニングが、ラスト少し前に上手く繋げられなかったのは残念。
同じシチュエーションを2度繰り返す事で、前と後では状況が変わっているのは、良く用いられる演出で。この作品だと、映画が始まって直ぐに一果に会う場面。
後半では同じ場所・構図ながら〝 新しい母親 〟はその場面には居ない為に、《何かが起きた》のを観客に不安感を与え。
警察が登場する場面は2度起こり。共にお金に関するこの事件が、それぞれ弱い立場にある2人の苦悩を感じさせる。
椅子を投げるのも2度あり。最初はクラスの男の子の差別的発言に対して。2度目は、男の性の対象として見られた女の子が、1人の女として変化する瞬間を。

コンクール場面での2人の少女の立場ご入れ替わり、悲劇が起こる描写は。秀逸な場面ながら、人によってはやり過ぎに感じる人も居るかも知れない。
また、このコンクールでは。母親が登場し、娘を抱きしめながら涙を流す。
思い起こせばその前に、一果がバレエを続けられる様に、安定したお金を稼ぐ為に化粧を落とす。
昼間の仕事に出掛ける時に、一果から抱きしめて、やはり涙を流す。
(他にも色々と有った筈ですが、今は思い出せないので。思い出したら加筆・改訂するかも知れません)

最初に嵌れば星4つと記した様に。この作品が好きになった人には、この上もなく愛しい作品になるだろうし。それとは反対に。作劇的な面で、この監督の過去の作品を観ると分かる様に。
(資質に関わって来るのかも知れませんが)
トコトン下衆な人間で有ったり、暴力的な人間を、魅力的に撮る術に長けて居るとも言えるだけに。合わない人には、やはりトコトン合わないのでは?と思えて来る。
個人的にも、社会から隔絶されて生きて来た人生から見えた来る、純粋で天使の顔、、、と言った面が、的確に表現されていたのか?は、ちょっと微妙な感覚は持ちました。

俳優陣の中では草彅剛が絶賛されています。
確かに良かった事は良かったのですが、個人的には大絶賛するところまでは行かず…と言ったところ。
但し、映画本編での。一方的に押し付けられた女の子に対して、突然目覚める《母性》には。正直に言って仕舞えば、この映画には(個人的な意見として)それ程な演出に於ける説得力は伺えなかった。
でも、それを成立させていたのは。ひとえに草彅剛の演技だったなあ〜と言うのも、また明白だったと思う。

元々は、「面倒くさい子を押し付けられてしまって参ったわね〜!」との思いが強かったのに。
一果がバレエに興味を持っているのを知り。それまでの〝 厄介な子 〟との思いは一変する。

自分のやっているバレエは、他人から見ると一体どう映るのか?

余りにも遊びとおふざけが過ぎてはいないか?

男に生まれて来た事を呪っていた人生!

だからこそ、今を逃してはいけない!

そんな気持ちを抱いたとしてもおかしくは無いのだろう…と。
それを感じさせてくれたのは、間違い無く草彅剛の存在感だった。
その後に厚い化粧を落とし自らの虚飾を剥がし落とす。そんな前後の顔の演技で、観客を納得させる力があった。

一果役の服部樹咲ちゃんの不貞腐れた顔は終始なかなかのもの。
本来バレエは上手い筈なのに、バレエを始めた時の動きが、きっちりとバレエ素人の動きになっている。

一果のバレエ友達りん役の上野鈴華ちゃんのヤサグレ感は、その後の笑顔を浮かべながらの〝 悲劇的序曲 〟 と併せて忘れ難い。

そして、『喜劇 愛妻物語』も素晴らしかった水川あさみは、この作品での超絶下衆な母親役も絶品でした。

2020年10月4日 TOHOシネマズ錦糸町楽天地/スクリーン10

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松井の天井直撃ホームラン

3.5生まれ変わったら…

2024年2月20日
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泣ける

悲しい

映画の予告編で流れていた音楽がとても良かったので観た。

母が昔トランスジェンダーの知り合いについての話をしていたことを思い出した。昔でいう「オカマ」のその人は地域の集まりによく顔を出していて良い人だったからみんなも普通に接していたと。
けどある時何人かでお茶に行った時ふといつになく真剣に「私は来世は絶対女がいい。生まれ変わったら女になれるように、今世で必死に祈って良いことをすると決めている」とこぼしたって。

ナギサさんに不快感を感じなかった。草彅剛の在り方がそうさせていた部分もあるだろうけど、自分の体を憎みながら、女性になりたいと切実に願う人達は確かにいる。
作中での描かれ方は当事者の方々にどう映ったんだろう…。

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軟水

3.5心の動きを描写。

2024年2月18日
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悲しい

ネグレクトの姪を引き取り、共同生活をはじめたミズキ(健二)。
だが、双方ともに素直になれず、ぎこちない関係が続くものの、一果はバレエの才能を開花してゆく。

ぎこちない関係から徐々に絆が生まれてくる。

その微妙な移り変わりを草彅剛が見事に演じる。トランスジェンダーの役は難しかったのだろうが、その苦労や苦悩もビンビン伝わってきた。

新人の子役の子はバレエ経験者だったんだろうなぁ。

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キッスィ

3.5広島

2024年2月1日
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広島弁元々嫌いやったけど、もっと嫌いになった。

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太郎

4.0凪沙の生き苦しさ

2023年10月23日
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鑑賞方法:DVD/BD

今でこそトランスジェンダーなどということは、言葉としてはポピュラーになったと言えるのかも知れませんけれども。
しかし、社会的な理解ということでは、なかなか言葉として知られ始めたことに追いついていないのかなぁ、と思います。評論子は。本作のような作品を観ると。

画面からは、何とかして自分が認識するとおりに「女」として生きようと、地べたを這い回るかのようにもがき、苦しむ凪沙の生き苦しさが伝わってくるようで、いたたまれない気持ちにもなりました。
自分の気持ちに素直に生きたいと願うことで、どうしてこんなに切ない、苦しい思いをしなければならないのか。
その「苦しさ」、現実の「厳しさ」そして「むごさ」は、筆舌に尽くし難いものがあるのだろうとも思いました。草彅剛の渾身の演技を観て。

本来は優美このうえないはずの鳥(白鳥)なのですけれども。真夜中に、ひっそりと生きづくそれらは、優美さのかけらどころか、いたたまれないような物悲しさを禁じ得ません。

本作で、凪沙が一果を引き取ることにしたのは、彼女についてくる養育費目当てということですけれども。
しかし案外、言葉では「子どもは嫌い」と言いつつも、内心、一果と良好な母娘関係を築くことがもしできれば、それは「女」(母親)としての自分の試金石になると、凪沙は考えたのではないかと思われました。評論子には。(独断の深読みのし過ぎかも知れませんけれども。)

一果を取り戻すべく押しかけた実家で、揉み合った末に、突き飛ばされ、転んでしまった拍子に露わになった凪沙の胸元を見た早織に「そんなこと(乳房の形成)までして、このバケモノが」と罵られたときの凪沙の、いわく言い難いあの表情…。
草彅剛の俳優としての、まさに鬼気迫る迫真の演技といえたと思います。
そのことが、評論子には、いちばん印象に残った作品になりました。

秀作としての評価に値する一本と思います。

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talkie

4.5幸せになってほしい

2023年10月20日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

公開から3年を迎えて尚ロングランを続けていると知り映画館に足を運びました。
草彅剛さんが男性の身体をもって生まれてきた女性の苦悩を実に見事に演じていました。
他人を、自分を認められず受け入れられなかった二人が出会いふれ合うことで人を、そして自分を受け入れていく様子が丁寧に描かれていました。
もがき苦しみ、それでも前向きに生きようとするすべての人に幸せになってほしい、そう願わずにはいられません。
映画館という集中して観られる環境でみてよかった!と思える作品です。

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mitsuba635

3.5高評価の嵐の中で、確かに涙を流した感動作品なんだけどちょっと気にな...

2023年10月2日
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鑑賞方法:VOD

高評価の嵐の中で、確かに涙を流した感動作品なんだけどちょっと気になった部分が多かったのでまとめていきたい。

【一果について】
まず一果は劇中で凪咲も言っていたように「何を考えているか分からない」

これは我々視聴者も同じであり、寡黙で感情をうまく表現できない彼女だからこそ、
我々も思うままにかの次女の気持ちを感受できるんだけど、裏を返せば都合よく解釈しちゃうんじゃないかなと思ったのよね。

原作が小説ということもあって映画ではカットしないといけないシーンが多かったようだから、登場人物の心情に確かな正解はあるんだろうけど、映画と言う媒体では雰囲気を掴むぐらいしかできなくて置いてきぼりを喰らった気分になってた。

【リンとの関係について】
リンちゃんと一果の関係性は百合的だとか結構この作品の中ではノイズだと思ったから私はあえて彼女たちを究極の友情、真の理解者だと思いたい。

バレエの体験に来た時に一目ぼれしたとかはあるかもだけど、どちらかと言うとあの不器用な様を面白がっていい玩具で暇つぶしにしたかったっていう動機もあると思うな。最初はね。

リンは一果が好きだったんじゃなくて、自分と似た毒親を持つ彼女と共依存でいたかったんじゃないかな。そんな中一果がメキメキ成長していけば嫉妬もするし痛い目を見させたいと思うでしょ。同じ場所で苦しんでいてほしかったと言いますか…

キスの解釈としては興味だと思うんだよな…
個撮で男の卑劣で下品な部分を知っている以上、同年代の男子学生に恋するわけもないし。

親に対する逃避と反抗のための違法の撮影会やタバコ、同性とのキスもある種の社会への反撃と捉えたんだよね。

【雑記】
・ラストの解釈は難しいけど敢えての胸糞エンドと捉える
彼女たちは生きずらい存在であり、一果はあんな世界で時分のため踊れるような肝はないと思ったから
・田中俊介さんの女装も演技も最高でした
・結局何が言いたかったのかが分からなかった
間や余白のせいか捉えきれない「街の上で。」のような雰囲気映画っぽさ
・後半は何が起こるのか大体分かる演出がちょっと臭くて残念

別に嫌いじゃなかったんだけど、間の多い作品はちょっと苦手で
それにしてもキャラクターの個が強くて雰囲気を楽しむ感じでもなくて…

でもきっと小説版だったら好きだと思うので呼んでみたいな。

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二ノ前

2.5しょっぱい街のしょっぱい人々

2023年9月20日
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主にキャストの力でもたらされている煌めき、素晴らしい。二人ともとてもいい。
だから物凄くもったいないと感じてしまった。
ノッキングをおこしてしまうポイントが多く、手放しに劇中に連れていってもらえなかった。影だけが存在して、光が希薄なため人物造形の彫りが食い足りない。
良さげな場面は羅列しているがぶつ切りの印象であり、脳内で色々なことを補足しながら観ていた。抑揚の問題だろうか、実にもったいない。

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こぐま

3.0タイトルなし

2023年9月17日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

社会派の皮を被ったコメディ映画。不幸のオンパレード作品で落としては少し上げ、また落とすの繰り返し。取って付けたように不幸なシーンを詰め込んでいるからだろうけど、人の感情が前後で繋がっていないようなチグハグさをズッと感じて観ていた。
草彅剛さん、服部樹咲さんの演技は演出が少し足を引っ張っていている所も有ったが素晴らしい。
バレイの事に関して言えば不満は無く、もう少しバレイ寄りの軽い作品にしてくれてもいいんじゃないかと思った。特に砂浜でのバレイシーンは本当に綺麗で一枚絵にして飾りたくなる。

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ソルトン

3.5多少詰め込み過ぎかなあ

2023年9月6日
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鑑賞方法:映画館

LGBTをテーマに親子関係やら貧困問題などが絡み合って、物語がテンポ良く進んでいくのは、結構、重いテーマ、重い描写の連続でもスルスルと消化できるのは素晴らしいと思いましたが、イベントごとが多すぎて、半ば説明、話の行方が不透明になり、多々気になったのが残念ですが、良作ではあります。
多分、主人公凪沙役は草彅剛でないと成立しないし、一果役の服部さんもバレエはもとより、バレエが上手くなっていくさまはとても難しかったと思います、一果の成長や変化も適切に演技で素晴らしかったです。
ただ、全体構成はテレビの長尺ドラマそのもので、映画館で観なければならない作品かと言えばノーで、映像も音響も凡庸そのものでした。万引き家族に近いかもしれませんね。

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zem_movie_review

5.0白鳥とオデット

2023年9月5日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

難しい

ちょっとずつ分けて観ようかな、と思っていたけれど
始まると止めるタイミングがなく、一気見した。

オデットと凪沙は夜になると本来の自分の姿に戻り、
物語の中でオーバーラップになっているのが良かった。

後遺症で苦しむ凪沙を、1番見られたくないであろう一果に見られたシーンは居た堪れなくなって本当に見ていられなかった。

草彅剛さんの演技、やはり他の方とは違う。どこか突き抜けて良い。とんでもない存在感だった。

場所とかシーンを大事にしてる映画で良かった。
(同じ場所で心が成長したのがわかるみたいな)
バレエの描写が美しくて、りんも一果も素敵だった…

面白かったと一言で片付けられない映画でした。

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わんわん

3.5素晴らしかった

2023年8月28日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

草彅剛の真骨頂。
切なさもあるけど、美しさもある。
予想を上回る作品だった。

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けしゆか

5.0食わず嫌いでした

2023年8月23日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

怖い

かなり話題になってたのと、アカデミー主演男優賞とったのと
色々あり、余計に見るのが遅くなりましたが

今更ですが、見始めからぐっと引き込まれて
最後まで一気に観れました。

私もヒエラルキーの最下層の1人ですが
ジェンダー云々なしにしても貧困問題はぐぐっとくるものがあり

その中で優雅なバレエがただ一つの希望でした

そんな夢や希望があれば最下層でも強く生きれるんだなと。

ま、実際はお金続かんけどね。

草なぎ君が、収入のために、髪の毛切って戸籍上の名前で働く姿は鳥肌が立つほど感慨深い物がありました。

女として産まれて生きて子供も産めたのに母親を放棄する女と
身体は男であるがゆえに子供も産めない矛盾に生きてる女。

前者の私には辛い
当たり前のことすらできない。
女ってだけで甘えてる自分に深く刺さった。

あのシーンはえぐい破壊力あるけど
それなしで語れなかったのかな?

ただの衝撃的だけで終わるには惜しい。

最初にあれほど実家にバラすと云々言ってたのに
女性としていちかを迎えに行くシーンも

だって隠す隠さないじゃなく女なんだもの
執念のように感じるほどに体と心が違う苦しみなんて
理解してるようで、わかった気になってるだけなのか。

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悠々同盟