ミッドナイトスワンのレビュー・感想・評価
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凪沙の悲劇に救われない気持ちになった
新宿でニューハーフショーのステージに立つトランスジェンダーの凪沙は故郷の母親に頼まれ親戚の娘・一果を預かることに。
凪沙が母性に目覚め一果に無償の愛を注ぐまでの過程を繊細に演じた剛くん。親の愛情を知らず固く閉ざした心を恐るおそる開き一歩前へ踏み出そうとする一果を演じた樹咲ちゃん。
そう、これは剛くんと樹咲ちゃんの映画だった。
二人は本当の母娘となった。
自分的には凪沙の悲劇が受け入れ難かった。
救われない気持ちになった。
いろんな「生きづらさ」の中に
感動というよりも理不尽さ悔しさに感情移入して泣けた
なんで、こんな、自分だけ、その中で希望、憧れ、でも…
人生の途中でうまくいかないことはよくあるだろうけど「彼女」達が抱える生まれもっての「生きづらさ」は多くの人の生きづらさを包含する最小公倍数なんじゃないか 涙する感動ではなく共感からくるため息、悔し涙
絶対なれなかった、これからもなれないものへの憧れ、なったはずなのになれない、単純に「母になる」じゃない くそーなんで、なんで
皆さん演技が素晴らしかった!草彅剛さすが!あとバレエだけでも見る価値あり
ホルモン系をいじると体調とメンタルが大変なことになるっていうのは聞いたことあったけどこれは辛い 単純に取ればええやんでは全くない
一果の成長が素晴らしい
私はアセクシャルです
レビューが良いので、満を持しての鑑賞。
結論から言うと、観る人によっては感じ方が変わりそうで私はその世界観に馴染めないタイプ。
ヒューマンなのか、loveストーリーなのか、社会派作品なのか統一性がない。
アセクシャルの私には、人を本気で愛したことがないので感情移入が出来なかったのが問題なのかもね。
でもバレエシーンは綺麗だし、一果の友人の徐々に積み重なる切なさといったら何とも言えない感情になり涙が出ました。
草彅さんは勿論、他のキャストの皆さんは賞を獲って頂きたいほどの名演技。
だけど田舎の凪沙の母親のあの異常なまでの拒絶感には見覚えがあり、少し気持ちが沈んだのも事実で、もう一度観に行く勇気はありません。
非常に中毒性のある映画だ。
映画は、前情報を入れずフラットな状態で観るよう常々心掛けている。そのため「ミッドナイトスワン」を初めて観た後は未だ分からない部分、補完できない部分が有り、でも分からないまま、ただただ涙は頬を流れていた。この涙は何の涙なのか分からないまま泣いていた。凪沙さんが可哀想…みたいな単純な涙ではない、悲しいのか嬉しいのかも分からない、巧く言葉に出来ない感情が渦巻き、だから客席を立つことが出来ない人が続出しているのではなかろうか。だから何度も何度も追いスワンしたくなる人が続出しているのではなかろうか。非常に中毒性のある映画だ。やばい、とんでもない物を見てしまった…って感じ。
内田英治監督をはじめ、スタッフやキャストがSNSで広報活動に頑張ったせいか、とても幅広い層にまで拡散されており、その人たちが実際に映画を観て、その感動を拡散するという現象が続いており、拡散が止まらない感じ。映画は、そんな感じでクチコミ的に拡がっていくのが理想的だと思うので、とても良い現象だと思う。
結構衝撃の描写も結構あったのに、観賞後まったく嫌悪感が残らないくらい美しく昇華した草彅剛の圧倒的な演技と存在感は、流石としか言いようがない。
脇を固める共演者も皆素晴らしい。服部樹咲は言わずもがな、水川あさみ、田口トモロヲ、真飛聖も良かった。個人的には一果の友達りんを演じた上野鈴華が特に良かった。
えっマジ
草彅剛素晴らしさは、完全に凪沙に憑依して、見るものの心に凪沙の、そ...
草彅剛素晴らしさは、完全に凪沙に憑依して、見るものの心に凪沙の、そして傷つき哀しむ人の心に強く共感させた事だ。自分自身が凪沙の、一果の気持ちに憑依してしまった。
特に一果の為に堕ちて行く自分に怯えた凪沙の演技、母親の眼差しは女性を演じているのではなく、哀しい女性そのものだった。日本の映画界は忖度で彼を正当に評価出来ないかもしれない。是非、海外で正当に評価されて欲しい。
予告編がキモ
黒い白鳥より真夜中の白鳥
2020年映画館鑑賞103作品目
原作頼みの日本映画はクソだと豪語する内田英治監督の完全オリジナル脚本
『全裸監督』で有名な内田監督である
一日も早く『ミッドナイトスワン』で有名な内田監督と呼ばれてほしいものである
『全裸監督』の内田英治監督では誤解を招く恐れがある
『朝が来る』とはまた一味違う母性の形である
『朝が来る』が下品なら『ミッドナイトスワン』も間違いなく下品だ
リンの母親みたいな人が上品なのだろう
ならば自分は下品な方が好きだ
上品なんか糞食らえだ
お下劣な畜生道を突き進んでやる
水川あさみも良かった
田口トモロヲも良かった
新人の服部樹咲も良かった
上野鈴華も良かった
元宝塚の人も良かった
サトエリも良かった
根岸季枝も良かった
みんな良かった
その中でも1番良かったのは主演の草彅剛だ
初めはミスキャストじゃないか?スマスマのコントみたいと嘆いたがジワジワと浸透してきて最後の方はツヨシごめん君で良かったと思えてきた
『任侠ヘルパー』と同様に飯島氏がプロデューサーだからという繋がりがあったのだろうか
草彅くんよりこの役をうまく演じる役者はいるだろうが今回は草彅くんで正解
キレイなニューハーフもいればそうじゃない人もいる
日出郎を思い出した
とはいえ店での客の対応はいかがなものかと
もうちょっとテンション高くないか
プライベートとメリハリつけた方が良かったと思う
中身は女子なのでバレエのショーで股間に白鳥の首と頭部をつけて志村けんみたいに「いっちょめいっちょめワーオ」なんて宴会芸でやるようなことはやらない
モー娘。の複雑なダンスも2回目で完璧にマスターしてしまう草彅くんだけあって踊りのセンスが抜群である
元ジャニーズなのに股間が血まみれの草彅くん
タイの面目丸潰れである
アイドルがこんな役をやるだろうか
キムタクや長瀬くんや岡田くんがやりますか
やらないと思います
最期は姪に付き添われて海を見にいくわけだが砂浜のツーショットが北野武の某映画を彷彿させた
オマージュだろうか
やっぱりバレエは素晴らしい
人間が体で表現する最高の芸術だ
元宝塚の人もよく声が出ていた
残念なのはリンがバレエを踊る最中に屋上から落ちてしまうシーン
その後一果はバレエを踊ることをやめてしまう
八王子の会場にはリンが座っている
涙を流し「おかあさん」と呟く一果
壇上に上がり抱きつく母
なんかちょっとシュール
普通ならリンの葬儀を省略しないし一命を取り留めたなら病室のシーンがあるだろう
それを省いてしまうのが内田英治の内田英治たる所以である
彼の作品は大好きになりきれない
自分からすれば惜しい人である
エンドロールのあと絵画じゃないけど絵画的なおまけ画像あり
余談だが
東広島市は広島県だが北広島市は北海道
紛らわしい
好演!
この映画は否定が出来ない
草彅剛の演技に脱帽
追いスワン
凪沙さんが好きすぎて
いい意味で日本映画っぽくない。
平成以降で私の中では邦画No. 1。
キャスト、音楽、映像、どれもが奇跡的にハマってる。草彅剛は凪沙でしかないし、何度も会いに行きたくなる。
映画→本→映画と観るとより深まる。
とにかく、この作品は総合芸術なので、映画館で観るべき。
何年経っても心に残る傑作。
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