劇場公開日 2020年9月25日

「生を性を姓を全うするということ」ミッドナイトスワン 桜3さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0生を性を姓を全うするということ

2022年1月3日
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鑑賞方法:DVD/BD

悲しい

流行りのトランスジェンダーとか多様性とかカラフルな自分って何?そんなの世界規模で指標にされてすることなの?それに疑問も持たず、ただ従うだけ?

授かった生を性を姓を大切にする。当たり前なことが当たり前でなくなっている昨今。

終始主人公が悲しかった。

ありのままの自分を表現することが許されず来たような健二。

ありのままでいいんよ、ありのままの性でありのままの姿で。

ありのままが歪め、縮こまされて、切り刻まれて行く悲しさを終始見せさせられた。

愚かとしか良いようのない性転換も自らを否定する悲しさを感じた。

私の知り合いに先天的に男性器を持っていながら、後天的に女性器も発達した世界的にも希な人がいる。

彼はどうも表面上(服装や格好)は女性を選んでお水の世界にも入った。

今は足を洗ったらしいが相変わらず女装。どちらの性も持っているのだけれど。

男性の彼が好きだったなぁ。女装しだしてから彼は閉鎖的になって遠ざかってしまった。

自分の身体を大切にして欲しい。ありのままの自分を愛してあげて欲しい。

結局はそこに行きつく。

それは私自身にも言えること。昔は女性であることを否定して男になりたかったなぁ。それって、自己否定。

ありのままの自分を愛するんよ。愛でるんよ。

それを自分にしてあげることが人には出来るんよ。

まゆとよ