大仏廻国 The Great Buddha Arrival

劇場公開日:

大仏廻国 The Great Buddha Arrival

解説

「ゴジラ」や「ウルトラマン」などの生みの親として知られる日本特撮界の祖・円谷英二の師匠にあたる枝正義郎が1934年に監督した日本最初期の特撮映画「大仏廻国・中京編」。戦災によりフィルムが焼失し、現存しないこの作品を、枝正義郎の孫である佛原和義の承認、協力を経て、自主制作作品として2018年に製作されたリメイク版。大仏が突如起き上がった。ゆっくりと歩き出した大仏は、日本全国を行脚していくが……。「ゴジラ」の宝田明、「マタンゴ」の久保明、「ガメラ」シリーズの螢雪次朗ら、特撮作品への出演経験のある俳優陣が多数顔をそろえる。19年には海外でも上映され、20年9月に東京の映画館(池袋HUMAXシネマズ)で初上映されるにあたっては、「ゴジラ2000 ミレニアム」にも出演し、自身も特撮ファンとしても知られる佐野史郎と、「ウルトラマン」「ウルトラセブン」の古谷敏の出演シーンを新たに撮影・追加した「2020年公開版」が上映される。監督は本作が初の長編監督作となる横川寛人。

2019年製作/59分/G/日本
配給:3Y
劇場公開日:2020年9月4日

スタッフ・キャスト

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映画レビュー

3.0好感がもてる

2020年9月7日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

『特撮映画が撮りたい!』っていう勢いで撮って公開して、好きな人が観て楽しんでるっていうのに好感を持つのね。そこが良かった。

あと音楽がすごくいいの。「ぎゃーてい ぎゃーてい はらぎゃーてい はらそわぎゃーてい ぼじそわか」を繰り返すのは特に好きだった。「臨・兵・闘・者・皆・陣・烈・在・前」もあったよ。
サントラにまとめて出してほしい。CD-Rに焼き付けただけのやっすいやつで3,000円ぐらいとってもいいから。そしたら買う。それが次の映画の制作費の足しになるなら一石二鳥。

脚本は、公募したらいいんじゃないかと思ったの。本作は「かつて《大仏廻国》という特撮映画があったけど、戦災で焼かれてフィルムは残っておらず」という話から、なんとなくドキュメンタリータッチで展開するんだけど、どうでもいいというか、観てて退屈しちゃうのね。

特撮つくるのが好きな人は「こういう画がみたい」だけでやるから、ストーリーとか、登場人物の感情の動きとか、どうでもいいんだろうなって気がしたの。特撮マニア同士でやるんなら、それでいいと思うけど、一般の人に観せようとするなら、もうちょっと気を使ってもいいんじゃないかな。

特技監督だけがいて、監督がいない感じなのね。
「こういう画を撮りたいから、それを含めて脚本あげて」ってやれば、面白い脚本を書ける人はいっぱいいると思うよ。

それでも、スタッフも演者もやりたいことをやり切った感じで、作品のできどうこうじゃなくて、清々しさはあって良かったよ。

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Scott

1.5LOVE ME TENGAは煩悩です。

2020年9月5日
Androidアプリから投稿

単純

寝られる

TV制作会社の男が84年前に立ち上がり歩いたとされる愛知県東海市の聚楽園大仏の真実を追う話。

オリジナル版の紹介と今作の制作に纏わる説明字幕でスタート。
ももるんの大仏ミステリーというTV番組の取材を通じみせて行く。

韮澤vs大槻討論とか面白いおふざけもあったし、メインストーリーやオチも悪くないけど、内容の割に尺が長いしテンポも悪い。もうちょい笑いに振っても良かった気もするし。

低予算とはいえオチネタの後の様子にも、もっと人がいて、その状況の空気感が欲しいよね。
それと、エンドロールの後のシーンは多分希望の兆しなんだろうけど…ちょっと判り難かったかな。

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Bacchus
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