ブラック アンド ブルーのレビュー・感想・評価
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その警官は、女性&黒人&元アフガン兵士
傑作で、良作です。オススメします。
新人警察官のアリシア・ウェスト(ナオミ・ハリス)は生まれ故郷ニューオリンズに帰ってきた。
ハリケーン・カテリーナの後で、張り切って赴任した警察署で警官は、
汚職がはびこり、麻薬売買と横流しにも加担していた。
ベテラン警官のヘルプでパトカーに同乗したアリシア。
車にいるんだと命じられたが、発砲音に驚いて飛び出すと、
警官が、黒人の売人を撃ち殺す現場を目撃してしまう。
アリシアに向かって銃弾が発砲される・・・
跳ね飛ばされるアリシア・・しかし彼女は防弾チョッキを身に付けていた。
そこからは一昼夜に渡るアリシアの警官同僚からの、逃走劇。
ともかく、逃げる→隠れる→走る→格闘する→投げ飛ばす。
アリシアはアフガニスタンで戦争に従事した元米軍兵士だった。
そのスキルは最大限に生かされます。
アクション映画としても凄く面白いです。
ノンストップ・アクション。
タイムリミットはほぼ24時間!!
もうひとつのポイント。
アリシアはなぜ執拗に追われ命を狙われるか?
それは目撃した警官殺人の一部始終を録画したカメラを、
アリシアが胸元に装着してたからなのです。
《ともかく証拠を消したい、カメラを取り上げたい》
追う警官も必死です。
逃げるアリシアもさすがアフガニスタン戦争の元米兵。
後半3分の1はほぼアクション。
ナオミ・ハリス、カッコ良かったです。
助けるタイリーン・ギブソンも渋くてしかも頼りになる。
麻薬組織のボスの女になっている幼なじみが、アリシアの心に気づくところも良かった。
ナオミ・ハリス演じる女性警官の正義感。
どんなに困難でも正義感を貫き通す姿に共感しました。
どんな人間でも、ひとりの命の重みは同じ・・・
アリシア(ナオミ・ハリス)のが戦場で培ったモットー。
それは無駄な命など、ひとつもない。
白人警官に黒人の麻薬の売人が虫ケラのように殺される命。
麻薬の売人でも、命は命なのです。
映画の背景には、ブラック・ライブズ・マター(黒人の命を粗末にするな〜)
・・その流れなのですが、声高に叫ばないことで、より強く伝わりました。
面白いのに考えさせられるチョッピリ社会派映画でした。
題名のブラックアンドブルー。
(アリシアが黒人そしてブルーは制服の色・・ですかね)
複雑なく見ていられる作品
内容がすごくわかりやすいため
ぱって見られる作品でした。
自分の胸元につける、録画カメラが原因で
警察、マフィアから追われる身になる主人公の映画です。
麻薬と繋がってる警察が、その麻薬がらみで関わっていたマフィアを殺してしまうシーンを主人公が見てしまったのがキッカケで、その殺されたマフィアは
街では有名なマフィア界のボスの息子同然の子でした。
その警察は自分とバレたら殺されるとわかって、その映像をどうにかして手にして、殺したのは女警察だと、言い追われる身にさせます。
ボディカメラの映像から、彼女が犯人ではないとわかったマフィアたちと、ばれたくない警察対マフィアの戦争が始まるけど
ゴリゴリ強そうだったマフィアがことごとく殺されてってびっくり。
右腕みたいな男も、隠れてるところから出て銃わーーって行ったら秒で撃たれて死んで、え?でした。
弱っ!です。
マフィアのボスも、あんな存在感ぐんぐんだしてたのに
結構あっさり死にます。
最後は元々の相棒が、最初は裏切り者だったのに、最後の最後で助けてくれます。
めちゃくちゃ人が死んでいく映画でした。
なんの感情もなく、淡々と見ていられる映画でした。
ふつうにおもしろいねってかんじです。
大変観やすい作品。
王道っちゃ王道。 こういう話、設定での差別化しか新しみがなくなって...
黒人居住区は超怖い
とても面白かった。
黒人にとって警察は絶対悪という中で、
仲間であるはずの警察の殺人を目撃し、
誰も仲間がいなくなるという構図は痺れました。
特に黒人ギャングがナオミハリスを狙い出すところは
恐ろし過ぎて震えました。
これだけの事が起こっても尚、
汚職警官がこんな事をしても何も変わらないと
吐いて捨てたように、
現実の警察も黒人差別を始め、
悪いことをやって揉み消しを繰り返し続けているの
だなと安易に想像出来ました。
にしても、黒人居住区も恐ろし過ぎる。
チグハグ
恐るべし ブラックVS警官
主人公ナオミ・ハリスがかっこよすぎる。
ランニング中にパトカーに止められいきなり後ろ向きにされ身体検査からずっとハラハラドキドキしっぱなし。
(アメリカでスピード違反でパトカーに追いかけられたのがよみがえった。)
小心者の自分には見続けるのが苦しかったくらい。
ただ、主人公は女性といえど軍隊上がり。
そこは鍛えられた肉体、精神、技がまちの警官ごときに負けるわけないと信じながらラストシーンまで駆け抜けた。
なんとなく結果は予想できたけれどラストまで安心できない展開で最終のパトロールシーンでようやくハラハラドキドキから解放される。
それにしても銃社会は改めて怖いと思ったし銃の出てこないアクション映画を作れないのだろうか?
この映画だけでも結構な人が殺されてた。
怖いと思いながらも最後まで見てしまったので偉そうに言えませんが・・・
あー、怖かった…
最後は勧善懲悪な展開になるの分かってても、めちゃめちゃハラハラしました。
人種差別、ジェンダー差別、職業差別…見ながら、色々とイライラするしかないwww
なんだろうな、この、女の非力さに対する虚しさ…女はスッこんでろ的な、周りを騙しちまえば、後は女も生きられないだろ的な匂いを感じてしまった。
もちろん映画だからね、わざわざ観客をイライラさせるような脚本なんだろうけど、こういう作品を見るたびに、アメリカの警察ってこんなにクズばかりなの?って偏見を持ってしまうのもいや。
ほら、ロリータ教師が捕まるたびに、だから教員は…的な目で見られるみたいな。
あんまり感情移入して観ると、ガチでイライラが止まらないんで、すごい作品だったけど、こういう作品はたまにでいいかな。
もう少しキャラを、キャラ同士の関係性をしっかりと伝えられたら
汚職刑事の殺人現場を目撃した女性警官の逃亡劇。
「レオン」もそうでしたが、汚職警官との攻防は面白いですね。「圧倒的な権力」「容認された暴力」・・・今回は、主人公も警官ですが、それだけに「誰が敵で、誰が味方なのか」が分からない状況は緊迫感を煽ります。
それに、地元のギャングも登場するのですから、面白くないわけがありません。
水害で街も人心も荒廃したニューオリンズ、「同じアフリカ系のシンパシー」と「警官である自分」のギャップ等も上手に組み入れられています。
褒めまくっていますが、評価は4。主人公達のバックボーンが分からず感情移入がし難いのが理由の一つ。
なぜ、彼女は故郷を離れ軍に入ったのか?なぜ幼馴染は、そんな彼女を許せなかったのか?彼女を助ける男性は、死ぬ覚悟をしてまで彼女を守ろうとしたのは何故か?
ここら辺が明示も仄めかしもないので、キャラが浮き上がって見えてしまいます。
とても勿体ないと感じた映画でした。
今どきかも、ナイス
一言「ボディ・カメラは見ていた」。
ブラックは黒人、ブルーは警察官の意味です。
今作でおお、と思ったのが「ボディ・カメラ」。
制服の胸元に小さい主導式のカメラが備えられていて。
仕事が終わったら、その動画をアップロードするという。
女性警官・アリシアのボディカメラが、麻薬課・悪徳警官の悪事(殺人)を撮ったことで。
悪徳警官・麻薬組織から追われる。
撃たれて怪我をしてるし、もう「やばいよやばいよ」状態。
逃げ込んだ先が、写真左のマウス(タイリース・ギブソン)の雑貨店。
タイリース出てるって知らなくて(ワイスピ)、この人主要人物では?。
ビンゴ。一緒に逃げる羽目→警官嫌いのスラム街へ。
でもアリシアは一人じゃない。マウスや幼馴染のスラムの女性。
味方?敵?がよくわからないのも、余計スリル。
映像も、ボディカメラや防犯カメラっぽい映像が挿入されていて。
画像のアップロードができるかどうかの、ハラハラドキドキ。
たまらんねえ!。
今どきな新鮮さを感じつつ、でも仲間の絆も感じたナイスな1作でした。
⭐️今日のマーカーワード⭐️
「trust me」(俺を信じてくれ)
意外な名作
設定が
元軍人(数年)の女性警官だからこそ・屈強な男の麻薬取締官にも対等にやりあえる、という設定が、幾度となく訪れる窮地をくぐり抜ける主人公に説得力をもたすのだが、窮地が映画的な見せ場として中途半端なな気もする。
リアリティ優先か、ストーリー優先か、アクションアクションするわけでもなく、169cmの女性で鍛えてたら結構切り抜けられそうな場面が多く、元軍人という設定を深掘りしないなら取ってつけた感があり、ちょっと入り込みづらかった。
テーマや環境設定はベタだけど硬派な感じがあっただけにもったいない気がした。「映画」としてのバランスを考えるともっといい感じになりそうな気がする。
ハラハラドキドキ
最初から最後までほとんどの時間、ドキドキさせられた映画だった。その分楽しめた訳で五つ星なのかも。でも疲れたー!!新人とはいえ、軍隊経験もある新人女性警官。みんな新人&女性って事で舐めてかかっていたが実は強い!そして気持ちがスカッとするラスト。おすすめの映画!
ほとんど廃墟しか出てこない地味な低予算作品ながらタイトなアクションにも見応えがある地味ながらも熱いポリスサスペンス
舞台はルイジアナ州ニューオリンズ。アフガニスタンに2度従軍したアリシアは母の墓がある故郷に戻り警察官として働き始めるが長く離れている間に街は荒廃し、黒人だというだけで職務質問され、幼馴染だったはずの友人もよそよそしい。ある夜相棒の同僚に代わって夜勤を買って出たアリシアは先輩の警察官ディーコンとパトロールに出るが、通報を受けて急行した廃工場で麻薬課の刑事マローン達が麻薬の売人ゼロを射殺する現場を目撃してしまう。アリシアが胸に装着していたボディカメラにその場面が記録されたと悟ったマローンに腹部を撃たれたアリシアは辛うじて脱出、旧友マウスが勤める雑貨店に逃げ込むが・・・からのサスペンス。
ブラックは黒人、ブルーは警官を表していて、黒人警官であるがゆえに荒廃した街の中で孤立し、仲間であるはずの警官達にも命を狙われるアリシアの孤軍奮闘を見つめる地味な作品、ほとんど廃墟しか出てこない低予算ぶりですが、手抜き感は一切なくクライマックスシーンは細かいカットで臨場感を煽るしっかりとした演出が印象的。『ワイルド・スピード』シリーズでデカイ図体なのに気弱な小物ぶりを発揮するタイリース・ギブソンが否応なしに事件に巻き込まれるマウスを好演。悪徳刑事マローンを演じるのがフランク・グリロ、『コンティニュー』とは真逆の役柄ですがそもそも顔つきが完全に悪人ヅラなので与えられたキャラを忠実に演じていました。マネーペニーが纏っていた華やかさをかなぐり捨てたかのような実直な警官を体現したナオミ・ハリスの堂々とした熱演が実に魅力的で、今後ともB級エリアでキャリアを重ねて頂きたいと思います。
耳がピカソ!
よくある汚職警官ものではあるが、タイトルからもわかるように黒人差別のテーマを根底において、無慈悲な差別・虐待を告発する作品でもあった。新人警官ウエストが麻薬課刑事マローンが売人を射殺する現場を目撃する。その様子はボディカメラで撮影されていたが、口封じのために仲間から追われることになるスリリングな内容。
ブルーとは隠語で「警察」のことらしいが、ニューオリンズの貧民街の黒人からも嫌われ、さらに黒人だからと警察の横暴な尋問を受けたりもするヒロインの警官アリシア・ウエスト(ナオミ・ハリス)を表している。
少年院を退所、軍に入隊、アフガニスタンに2度出兵、そして警官という経歴を持つウエスト。故郷に戻っても仲のよかったミッシーからも蔑視されるし、黒人だからという理由だけで差別も受けていた。昔のミッシーとは違う・・・そう、彼女も売人組織キングストン・クルーの一員だったのだ。
汚職刑事マローンたちからも追われるうえに、復讐のためと、売人のリーダーダリウスの一味からも追われ万事休す。身の潔白を証明するためにはカメラの映像しかない!相棒にも裏切られ、援軍もない中、スーパーの店員マウスだけが頼りになったのだ。
人種差別、偏見、思い込み、分断され孤立無援。汚職刑事を告発しようにもその前に殺されてしまうという緊迫感。クライマックスの手に汗握る展開は既視感もあるけど、やがて真実に向き合う者が現れたのが救いだった。“正義”という単純な言葉では表現できないほど、複雑な思いにさせてくれた。ちょっと涙。そして、耳がピカソ・・・ちゃう、ゴッホだよ。
信じてくれない…
辛さが伝わってくる。新米刑事ナオミ・ハリスがボディカメラに汚職警官のギャング殺害現場を偶然撮影してしまったことから命をギャング、警察双方から狙われる。元軍人という経歴で腕っぷしも良い感じ。ワイスピのお調子者タイリース・ギブソンが唯一彼女を支える硬派な男。日頃から警察から目の敵にされ、頭が来ている。展開は面白かったけど、あまりにも汚職警官の話ばかり警察全体が信じる設定や、カメラ撮影してたら、もっとやりようがあるだろうと思ってしまった。
全85件中、21~40件目を表示