花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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花束の意味がわからなかった
でも素敵な映画でした
有村架純ちゃんはこの役にぴったりだと思った!
可愛すぎない丁度良い可愛さがよい
2人は最初仲良いけどどんどんすれ違っていく。その様が木綿のハンカチーフに似てるなと思いました
女は原っぱで寝てるあなたが好きだったのに男は都会に染まって帰ってこない。
なんでも趣味が合う2人がすれ違っていくのが悲しかった。
猫の名前はジャック君というらしい。
可愛いねー🎶
捨てられてたのが可哀相だったけど
なんだかんだで面白い映画でした。
興味がある方は是非
何気ない描写で、誰にでも刺さる恋愛映画
予告編を観て「甘ったるい恋愛映画かな。菅田将暉も有村架純も好きな俳優だけど多分観に行かないだろう」って思ってたんですけど、めちゃくちゃ評判が良かった上に「予告編と本編は全然違う」というレビューも多く見掛けましたので、今回鑑賞してきました。
結論。細かなこだわりが見られる映像演出、実力派俳優陣の自然な演技、大きな事件は起きないのに目が離せない緻密なストーリーと、考察の余地を残すような語り合いたくなるような見事な脚本。予告編だけ見て「観に行かない」と考えていた過去の自分をぶん殴ってやりたくなるくらい面白い作品でした。作中に小説やドラマ、実在の人物や企業などの名前や写真がバンバン出てくるのは現実感があり良かったですし、「今後動画配信サービスや円盤化された時に権利の関係で差し替えになるかもしれないから、完全版が観られるのは映画館だけになるかも」と述べているレビュアーさんがいらっしゃったので、これは今劇場で観るべき作品です。
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2015年、大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、偶然同じ駅で終電を逃したことをきっかけに仲良くなり、小説や映画やお笑いやファッションなど、ありとあらゆる趣味が合致していることから急速に関係を深め、ついに付き合うことになる。そのまま同棲し、大学卒業後はフリーターして「この幸せが続くように」と思いながら過ごしていた二人だったが、麦の就職をきっかけに二人の関係がすれ違い始めていく…。
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この映画は、最初に2020年に喫茶店に別々のカップルとして座っていた麦と絹の二人のカットが交互に流れます。近くにいるイヤホンを分けっこして音楽を聴いているカップルに対して「ステレオなんだからイヤホンを分けたらダメだ」ということを二人とも喋っているのですが、まるで一人の人物が喋っているかのように同じことを同じ流れで喋っているんです。そして二人は偶然同じタイミングで立ち上がり、お互いの存在に気付き、気まずそうに席に着く。そして時間は2015年に遡り、麦と絹の二人の馴れ初めが描写されるという展開です。
つまり、2020年には麦と絹はそれぞれ別の人と交際しているというゴールを先に見せて、時間を遡って2015年から二人が出会って付き合って別れるまでを描くわけです。観客は「この二人は2020年には別れる」ということを理解した上で二人の交際を見せられるわけです。この構成は別に新しいものではないですが、「キラキラ恋愛映画」を想像していた観客に「あれ…?」って思わせるには十分すぎるジャブですので、上手い構成だなと思いましたね。
この作品は細かな映像演出がとにかく上手い。前半と後半とで対比させていたり、小物に意味を持たせたりしているところとか。
多くのレビュアーさんが絶賛している部分ですが、とにかくイヤホンの使い方が上手いんですよね。二人の付き合うきっかけになったアイテムでもあり、二人の家庭内での断絶の象徴でもある。あと、靴の描写も良かったですね。出会ったばかりの二人が共通の趣味で意気投合し居酒屋に行き、座敷席に上がるために靴を脱ぐと、なんと同じメーカーの同じ色の靴だった。その後もファミレスで向かい合う二人の足元のカットとかで靴が同じであることがフィーチャーされていましたが、麦の就活のシーンあたりから二人が履いている靴が変わるんですよ。就職によって生活リズムも趣味も変わってしまった二人のすれ違いが如実に描写されるシーンですね。台詞などではなく細かな描写で登場人物たちの心情や状況を描く、映画的演出が実に見事だったと思います。
この映画は「どこにでもいる二人の恋愛」を「固有名詞を多用してこれ以上ないくらい現実感を持ちながら」描いています。それ故に、自分の恋愛経験と重なる部分も多く、主人公の二人に共感しながら観てしまうのだと思います。TBSラジオのライムスター宇多丸さんの映画批評コーナーでも、視聴者から寄せられた批評メールについて「自分の恋愛経験を交えながら語る批評が多かった」と言っていましたが、それも良くわかります。「既視感のある物語だな」と私は感じました。「他の恋愛映画に似ている」と感じたのではありません。「自分の人生に似ているな」と思ったんです。多分それは私だけじゃなく、多くの観客も同じことを感じたと思います。
「花束みたいな恋をした」というタイトルも考察が捗りますね。自分なりに考察してみましたが、劇中にあった絹の台詞「男性は女性から花の名前を教えられると、その花を見る度にその女性のことを思い出す」から来ているように思いました。川端康成の「掌の小説」にも似たような文章がありましたね。麦と絹は読んでる小説から聴いている音楽まで、同じ趣味を持っていました。麦の家の本棚を観た絹が「うちの本棚じゃん」というほどに趣味が合致しています。ですので、自分の家の本棚を見る度に、スマホで音楽を聴く度に、否応なく相手のことを思い出してしまう環境にいるわけですよね。お互いの好きな小説や音楽が、「花の名前」のようにお互いを思い出すきっかけになる。たくさんの「花の名前」を教えられたことで、何気ない生活の中でも相手を思い出してしまう。まさに「花束みたいな恋をした」ですよ。素晴らしいタイトルですね。
とにかく語りたいことは山ほどあるんですが、絶対に語りきれないですし、できれば事前情報なしで見たほうが良い作品だと思いますのでこういう場所に書いちゃうのは無粋でしょう。
とにかく、本当に最高の作品でした。観てください。とにかく観てください。
オススメです!!
どんなに好きでも
ずっと一緒にいたいからこそ、働き始める2人なのに、働いた事によって、お互いの価値観がズレ始めて、別れに繋がっていくという描き方が、最高に儚いと思った。5年間に及ぶカップルの日常をリアルに描いていて、この世の中の全ての恋の物語はハッピーエンドで終わるわけではないという現実をつきつけられた。
絹ちゃんが麦くんに花の名前を教えなかったのは、例えどんなにお互い好きでも、終わりは必ず来る。その時に私の事を思い出さずに、幸せでいてほしいという意味を込めて教えなかったのかなと思った。
もし自分だったらこの時どうしてたのか、この時こう言ってたなと考えながら見ると、今付き合っている人達にとってはプラスになる映画だと思った。
ラブラブなカップルは、、、
お付き合いしてまだ短期間しか経ってないカップルは一緒にみるのはしんどいかな〜と思います。別々で見るのをオススメします。
今までのありきたりな恋愛映画(病気で亡くなるや、遠距離もの)ではなく現実にありふれた世界観でした。現実味がありました。
こういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです。っていう有村架純が可愛くて尊かったです。
切ないけど前向きなラブストーリー
とても良かったです。
ゆっくりと進んでいくストーリーな感じもとてもリアルでした。
「なんかな」「なんかな」って2人の気持ちに距離が出来てしまうかんじ。。
「酔っ払うと海に行こう!と言う人だった。」
「女癖が悪かった。時にDVだった。」
男の方の目線と女の方の目線がリアル。
最後のファミレスのシーン。
残念ながら泣けなかったけど、
2人の気持ちがすごく分かって切なくなりました。
4年分の思い出が一気に溢れてきて泣いてしまうところ。けど前に進むと決めた勇気。
最後のハグも切なかった。
最後はハッピーみたいになったけど、
今の私には、とても切なくて共感できるストーリーでした。
もう一回見に行く予定です。
余談ですが、カルテット、最高の離婚どちらもすきです。
パンフレットが結構豪華(笑)
"映画であるような出会い"から
羨望心を煽られる美男美女のラブストーリーを経て
「若い頃の恋愛と結婚は違う」「趣味があうだけでは続かない」と
よく聞く恋愛注意事項を
具体的なエピソード・細かな伏線回収で表現されてた。
有村架純のクロノスタシスを歌いながら夜道を歩いたり
羨ましすぎる〜!!ってもがきながら見ていたら
いつの間にか「あれ?これ自分の話?」と思うくらい
共感するシーンが多く、信号前号泣映画でした!
多様なサブカル情報が飛び交うけど
一つでも、あ、知ってるってものがあれば
嬉しくなって共感・感動につながると思う。
大学生のアイデンティティ妖怪感は鼻につく時あるけど
主演の2人の飾らない雰囲気・演技が、愛おしく
いつまでも、このラブラブ感を見ていたいと思えたからこそ
中盤から後半にかけて辛く、より物語の本質をつくのだと思う。
不穏な空気を醸し出す就職活動から
自分が麦だったら、絹だったら
どう修復していくか、どう寄り添っていくかを
考えても難しいし、麦が出す結婚ならまた違う形で
幸せになれるという、言い方もろに妥協案からの
初々しい2人の会話への流れ。。。
別れ話の時によくある走馬灯を物語的にも
がっつり掴んで、最高のシーンでした。
押しボタン式にサンキューって言ってたのに
別れの時は赤信号になんていうんだよ。。。
出来れば、常に前半のままでいたい
焼きおにぎり食べて、髪を乾かして、、、
一つ一つの表情があぁ!!!
この映画をみてからの帰り道
アサヒの缶ビールを飲みながら元恋人のSNSを覗いたら負け。笑
今を生きろー!
ハッピーエンドと言えよう
妻と鑑賞しました。
両親に勧められ、気が進まないまま観ましたが、最後は涙しました。
両親同様、我々夫婦も映画が好きで、見終わった後に「この映画はハッピーエンドだったか否か」という議論をよくします。
この映画に関しては、「ハッピーエンドと言える」という結論になりました。
作中の2人の恋愛や結婚への考え方がすれ違っていく過程は他人事とは思えなかった。(笑)
熟年カップルや、熟年夫婦にオススメします。あの頃の気持ち、思い出すと思います。
この世の中に、どんだけ「花束」あるんだよ。
妙な暑苦しさがなくて面白かった。
好きだ好き好き、愛してる愛してる愛してる、なんて連呼しないし、叫ばないし。別れるくらいなら死んだ方がましよ、死ぬ死ぬ、なんて思い込んであっひゃー!にもならないし。
結構リアルだし、笑かすし、ふふってなるし、あるある、あったあった、分かる分かる、ってなるし。
朝方とかねー。やっちゃうんですよねwとかとか。仲良すぎると、結婚出来なかったりするのも分かる。卒業したら、別人になってしまうから、「現状維持が目標」なんて言う時点でヤバいっすもんw
別れた後の爽やかさも、今時の恋愛の現実な気がして良かったです。
花束みたいな恋をして、友達と別れる様に巣立って行った2人の物語り。行く先々に幸せは待っているのは、やっぱりお風呂みたいなもんでしょうか?
地味にキャストが単館のアイドルだったのが最大の萌えポイントでした。
良かった。爽やかで。後味がw
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2/8追記 何故に「花束」?
花の名前を尋ねられた絹は、「マー・・・」と答えかけましたが止めます。代りに麦にこう言います。「女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに、一生その女の子の事を思い出しちゃうんだって」。
「花束みたいな恋」とは、麦にしてみれば「たくさんの事を教えてもらった恋」であり、絹からすれば「思い出して欲しい恋=自分も忘れたくない恋」、と言うニュアンスではないでしょうか。
2人は別れた後、各々が素敵なパートナーを見つけますが、決して2人で過ごした時間を無駄だと思っている訳でも無く、後悔している訳でも無く、2人で共有した時間を心の中に大切にしまっているのだろうなぁ、と思うわけで。
別々の道を進む2人の心の中には、一つの同じ「花束」があるよ。的な。
ボロボロでドロドロしてない2人の恋を上手く表現した、素敵なタイトルだと思いました。
私も夜景を見るよりミイラに感動するタイプです。
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好きな音楽、映画、小説、趣味が全部同じな大学生の2人が付き合い初め、同棲を始めるがそれぞれの就職や仕事によって徐々に変わり始めて、、という話。
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この2人の趣味というのはいわゆるサブカルと呼ばれるちょびっとディープでマニアックなもの。押井守を見て興奮したり、デートでアキ・カウリスマキ(余談ですが最初のカットだけ見てすぐに『希望のかなた』だ!ってなった自分、だいぶ染まってるなと思いました)の映画を見に行ったり、一緒にデルダをプレイしようとしたり、家の中にたくさんの本が飾ってあったり。
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もちろんこんな投稿をしてるぐらいなので小説とか音楽についてはわからないけど、私も押井まもるううう!!!ってなったし、デートで夜景を見に行こうと言われるよりミイラ展に誘われたら一発で落ちるタイプなので終始頷きながら見ていた。
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でも麦が就職してから、多忙でパズドラしかできなくなっちゃったり、前田裕二の『人生の勝算』を読むようになったり、元々の趣味を楽しめなくなっていく。これは自分も去年就職して東京に来て、忙しいという訳では無いけど環境が変わってあんまり映画を見ることができなくなったのと被った。
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なんか見れても映画に集中できなくて、何も感じなくなったんだよね。どう生きるか、何を大切にして生きるかはその人次第だから悪くは無いと思うかど、私は映画を全く見れなくなるような状況になったら今の仕事辞めようと思った。 結局、麦と絹の中で大事にしているものが違ったんだと思う。
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お揃いの白いスニーカーを履いていた2人が革靴と黒い靴を履くようになり、真夏でも常に開け話されていたベランダの窓が次第に閉めたままになっていく、恋愛が終わっていく経過をその年のサブカルを混じえながらもまざまざと見せられて辛かった。
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こういうマニアックな趣味を持っていると、趣味が合う人を見つけるとたちまち嬉しくなっちゃうけど、必ずしもその人と価値観が合うわけでもないのが難しい。
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ありふれたラブストーリー。そこが良い。
最高の離婚とカルテットが好きなんで、同じ人が脚本担当してるこの映画も当然見なきゃってことで、まぁ観てきたんですよね。
まず、見る価値ありです。
意外性とかはない話です。だからこそ凄い。
多くのひとが、「あの時の恋」を思い出して、切ないというよりは、恋とか愛とかについて、その正体について考えてしまうことでしょう。
あちこちで沸いては消えてるであろう恋愛話。それが物語として成立していることが、この作品の素晴らしいところだと思います。
個人的には、「誰もが映画のように特別な経験をしている」というよりは、映画館を後にするカップルの背中をみながら、刹那的な輝きを感じてしまう寂しさの方が強かったです。
いや、僻みや卑屈では無くてね。
観た人で集まって、それぞれ何を感じたか語り合うのに最適な作品だと思います。
色々考えさせられました
よく離婚会見で「性格の不一致」「価値観の相違」なんて理由を述べられる芸能人の方々がいらっしゃいますが、前者は他人の性格が一致するわけがないので後者がしっくりくるといつも感じてました。
でもこの映画の絹と麦は超(私には)マニアックなゾーンでの価値観というか嗜好(思考?)が見事なまでに合うためそれが逆に引き金になってしまったのかななんて思ったりしました。
何か最近観た映画で「恋愛と結婚は別物だ!」みたいなセリフを聞いた記憶がありますが正直そんなものなのかな~って思ってしまいます。
私事で恐縮ですがうちの夫婦はある部分はバッチリ価値観がかぶりますが、ある部分は対局で(特に笑いのツボは全くかぶらず、ここ結構重要だと思うのですが…)それでもかれこれ30年以上大きな波風も経たず今に至っています。最近同時期結婚の親友夫妻がそれぞれ新たな道を選んだばかりで(かつその修羅場(?)に同席する機会があったので)考えさせられました。
劇場内はやはりオジサンには居心地 最悪状態で、カップル85%、女の子同士10%、オジサン&お兄さん5%くらいでしたがこの映画を観終わったカップルたちはどんな感想を持ったか出口調査をしたい衝動にかられました。
正直、絹と麦はこのまま結婚しても結構うまくやっていけたんじゃないかなんて思ってしまいましたが老夫婦のやってるパン屋さんが閉店したことを伝えた絹のメールへ麦の返信が『やってしまった』感満載でしたね。
お決まり『Jonathan』での最後のシーン、彼たちの出会いのシチュエーションと被る若いカップル(なんと最近の私一押しの清原伽耶さんでしたね!贅沢な起用ですが嬉しかったです)を見てお互いに涙してしまうシーンではこちらも思わず泣いてしまいました。この映画での唯一の涙シーンでした。
菅田将暉さん、有村架純さん、どんどんうまくなってますね。こんなにナチュラルなセリフと表情に感動すら覚えます。脇も豪華でしたね~オダギリジョーさんの怪しさ満載の役どころ、絹の良識的なご両親もアンパンパンと松重さんに「早く言ってよ~」っていつも言われている元社長さんでしたし…
坂元さんの脚本、土井さんの監督、これからこのコンビで数多くの作品を創ってほしいものです。
タイトルの『花束みたいな恋』はある一定の期間は美しさを誇れるのですが、やはり根を張った花たちとは違う、ということを表しているんでしょうか。マニアックな趣味部分に出てくる作家さんや作品たちの名称たちとともに私には難解でした。
長年の結婚生活を送ったご夫婦、新婚夫婦、交際中のカップル、色々な層に観て感想をお聞きしたいものです。いやあ楽しめました。
2人の相互から見たナレーションがこの映画とすごくあっていた
終電過ぎに出会った2人が付き合い~就活~そして別れの5年による物語。
2人がお互いのことをナレーションで表現するのが物語に入り込めたかもしれません。
最後の新しいカップル👫の登場の時に出会った頃を思い出したかのように泣けるのがすごく良かったです。
可愛い 愉しい 素敵な恋愛物語
最終 二人は結ばれないけど
どちらが悪いとか責める気持ちや
切なさや残念な余韻は残らず
「花束みたいな恋をした」
二人を応援したい気持ちになる
可愛い素敵な物語
理想と現実
男女の思考の違い
すれ違う気持ち
共有できなくなってしまった価値観
変わっていく優先度
お互いの本当の気持ち・感情が上手く表現されていて
主演二人の演技も本当に素晴らしいです。
この物語(作品)を観賞した
麦くん絹ちゃんと同世代のカップルは
自分たちに置き換えて
不安になったり共感したり
どんな気持ちで見終わったのかな?
カップルで観賞すると複雑な気持ちになるかも・・・
これから恋愛が始まる未来形の人
現在進行中の人・過去形の人によって
見え方・感じ方は違うだろうけど
知り合ってから30年以上
ハードルに衝突!高さ調整を繰返してきた
我が熟年夫婦の感想はタイトル通りの内容に「2人可愛いかったね♪」でした。(≧∇≦)
最高に素敵な映画でした♪
ただただよかった
CMに惹かれて鑑賞。
みなさんおっしゃているとおり、良い意味で期待を裏切られる映画です。
王道の恋愛映画と思いきや、主人公の二人はいわゆるサブカル系男女です。
お互い共通の趣味を持ち話が合うこともあり、運命の人に出会えたかのように急接近していきます。そして見てるのも恥ずかしくなるような、ひたすら幸せの日々が続きます。
ただ、ずっとやりたいことをできるわけではなく、二人は生活するためにサブカルという趣味に没頭するのではなく、仕事をして生きていこうとします。
そこからはすれ違いの日々。現状維持をするため現実に生きようとする麦、好きなことを仕事にという理想を追い求めようとする絹。
結局二人は別れてしまいますが、別れ話をするシーンも、別れてから本音で話すシーンもとても綺麗に描かれています。
やはりこの映画の良いところは、とてもリアルだということです。
作中にも現実の作品が多く出てきますし、何か大きな出来事が起こるわけでもなく、ただ普通に生きていたら誰にでも当てはまりそうな出来事が散りばめられています。
過剰に好きと言葉にしないところとか、何気ない言葉や表情で喧嘩になるところなど
そんな出来事を有村架純と菅田将暉が見事に素の演技として演じ切っています。(ここは非現実!)
恐らく二人にはコミュニケーションが足りなかったのでしょう。
麦の仕事が忙しくなってから、二人は相手のことを気にして本音を話さなくなってしまいます。
別れてから、麦がミイラ展に引いていたことや絹がガスタンクに興味がなかったことが分かります。
でも、お互い相手の好きなことを理解しようとはしていました。もう少し話をしていたら未来は変わっていたかもしれません。
ただ、ラストは前向きな終わりで良かったです。お互い背を向けながらのバイバイ。あれ最高です。
もしかしたら二人は何年後かによりを戻すかもしれないし、このまま別々の人と結婚して昔こんな素敵な恋をしたと子供に話すかもしれません。
ただ、何かのきっかけで思い出すことがたくさんある花束みたいな恋をしたのでしょう。
※個人的には長年付き合っている彼女がいるので、いままで以上に大切にしたいと思わされた作品でした。。。
イヤホンは左右でひとつ
今恋してる人
これから恋する人
昔恋した人…
なんだか懐かしいような、羨ましいような、胸が温かくなるような…色んな大切なことを思い出させる映画でした。
坂元裕二さんの脚本が洗練されていて菅田将暉さんと有村架純さんが口にする台詞が似合いすぎていてリアル恋人みたい。
それにしてもノーチェックだった次々出てくる豪華な助演陣にびっくり!
みんないい味出してた。
劇中とエンドロールで出てくるイラストもステキ!
初恋は成就しないというけれど…
どんなに気が合っても運命的な出会いをしてもなかなか簡単にはいかないしたくさん泣いたりするけれど…
恋をしながら大人になってきたんだね〜私たち。
恋人たちの5年間を丁寧に描写して
色とりどりの花をたくさん集めた花束みたいなラブストーリー。
芝居が上手い
人からお勧めされて鑑賞。
なんか、全てがリアルで面白かった。
もどかしさとかも含めてリアル。
ファミレスの最後のシーンはジーンときたよね。
いやぁ、いい映画だった。
最後の別れ方のシーンオシャレだった。
コミカルなところはめっちゃコミカルだし。
いい映画。
全ての恋は終わりのはじまりである
長年付き合っている恋人がいる私には刺さりすぎた内容。麦も絹も2人で一緒にいるために努力をして歩み寄っているのに、どうして上手くいかないのだろう。これ以上2人はどうしたら上手くいったのだろうと心を抉られた。自分たちだけではどうしようもないような出来事が重なり、合っていたはずの価値観は変化していき、すれ違いにつながったのだろう。
すれ違っていくシーンでは、互いの心理がナレーションを通じて描写されたが、どちらの気持ちも理解できた。ただしそれは言葉にしないと相手に伝わることはない。視聴者である私は2人の心情を理解できても、コミュニケーションがなければ伝わらない。コミュニケーションがどれだけ大事か、改めて痛感した。
しかし前半の幸せなシーンが多さに救われ、別れた後の2人の明るさに救われた。離れた方が幸せな運命だったのだと思った。
こんなにも価値観の合う2人。こんなにも相性の合う2人がすれ違っていく様は、変わらないものなんてない、視聴者にそう訴えているようだった。
坂元作品の真骨頂
冒頭、カップルが一つのイヤホンで2人で曲聴くという王道の場面から始まる。
しかし、そのイヤホンを2人で聴く現象に対して音楽制作の立場からツッコミが入る。
ここら辺が「最高な離婚」を見ていたものとしては、「うぉぉぉ坂元作品だ!!」と言ったような妙な興奮を覚える。
そこから坂元節が出るは出るは。
ここで一気に引き込まれた。
そのあと、主役2人の出会いが描かれる。
話の大筋、それぞれの話が明大前で交錯する構成は他の作品でもかなり見受けられるが、随所に坂元節が仕込まれていて飽きさせない。(映画ファンだという男性がマイナーな作品といってショーシャンクの空にをあげるところなんかはかなり皮肉が効いていて面白かった。)
兎にも角にも、2人が出会い、デートを重ね、告白、そして付き合う。
この告白がまた憎いくらいドキドキする。
2人に残されたタイムリミットまで刻々と迫ってくるその感じ。
そして意外とあっけない、しかしキュンキュンする告白。
そこから2人で夜の道を歩いて初めてキスするまで。
とても良い。
そこから2人がすれ違い、別れるまで描かれる。
この作品には2人の恋の象徴ともいうべき小道具が数多出てくる。
2人の若さを表していた「イヤホン」
2人のすれ違いを演出した「靴」
等々
個人的に印象に残ったのはゼルダの伝説ブレスオブザワイルド。
最初は大体どのくらいの時期の話かを表すための小ネタかと思っていたのだが、麦の社会人としての忙しさを「(ゲームの進行度が)ゾーラの里で止まっている」というナレーションで表現したのには驚き入った。
別れのシーンは過去、今まで見てきた失恋のシーンで一番泣いたかもしれない。
そもそも恋愛にとことん縁がない僕は恋愛映画を見てもあまり共感することもなければ、感動することもない。
しかし、この作品の別れは唯一と言っていい。
お互いに笑顔で別れようとするもののかつて自分たちが座っていた席に座る若いカップルたちを見て泣きながら「別れたくない」という菅田さんの演技に心打たれた。
2人の出会いがかなり運命的でファンタジー寄りに描かれているからこそ、その後の現実的な別れがかなり心にくる。
そして、この後オープニングのシーンに戻る。
別れた後、再び2人がばったりカフェで会う。
その後の去り際2人が背中合わせに去るとき後ろ向きに手を振る。
このワンシーンがあることによって、それぞれがまた新たな恋を見つけたことが示されて見ている人を清涼感がさっと包む。
かなり綿密に練られた脚本でこれぞ坂元裕二作品といったところだった。
キラキラ恋愛なんぞクソ喰らえ!
これは2015年から2020年までを生きたカルチャーを愛する人間を描いた映画です。
冒頭から別々の異性と仲良くしている主演2人が映ります。既に物語の結末を冒頭で描くあたり意地悪な作品だなと思いました笑
最初の出会い自体は奇跡みたいな出会い方で、終電を逃して、たまたま入ったバーで、押井守監督がいて、天竺鼠のライブを2人揃って逃してて、みたいな句読点が続く模様が非現実的でクスクス笑えてきました。こんなに合う?と。
少しだけ時間を重ねて、スマホ越しの告白からのお付き合い。すぐにキスと展開早いな〜と思いつつニヤけていました。セックスまではもっと早く…非現実そうな現実が目の前で繰り広げられており、パンケーキを食べてる何気ないシーンも実はセックスした後の2人と、なんとも毒の効いた描写だなと思いました。
前半部分はバカップルぶりが遠慮なく発揮されていて、2人での暮らしの場所を大きくしてフリーターすげーなと思いながら見ていました。住居作りの過程も面白く、こんな部屋に住んでみたいなと思うくらい素敵な部屋でした。
年月が経つつれに滲み出してくるカルチャーの匂いがたまらなく心地よかったです。シンゴジラ然り、君の名は然り、ゼルダ然り、と大好きな作品たちが固有名詞で語られているだけでなく、ちゃんと物語の軸として支え合っているので、とても感心しました。
しかし、2人とも就職してから雰囲気は険悪になってきます。生活のすれ違いだけでなく、読む本の種類が変わってきたり、態度が投げやりになってしまったり、喧嘩するようになってしまったりと、私自身が元カノにフラれた時に言われた"価値観が違う"という言葉が思いっきりささりました。こうやって彼氏彼女の関係は乱れていくのだなと。本を雑に投げたり、バンッ!と置いたりと本好きならしてほしくない行為もやってのけてしまうので見ているだけで辛いシーンでした。
ただいるだけの2人と化してしまったのもあり、終盤あたりは他人行儀のような感じでした。しかし別れを切り出そうと考えているタイミングも同じで、何かと相性自体は良いんだろうなという2人が最後に楽しんでいる様子は、付き合いたての頃の2人のようで微笑ましいと思いつつも、寂しいなとも思いました。最初に告白したファミレスで別れを告げる。この演出がグッときて、終わってしまうのかこの恋は。とヤキモキしてしまいました。2人の過去を鏡写しかのように描かれる若者2人も(清原果耶さんが不意に出てきて驚きました。)また共通の話題で盛り上がっている、そんな2人を見て泣き出す2人、そして抱きしめながら別れのモノローグが出るあたり演出にくいなーと思いました。
別れた後も少しだけ過ごす2人は付き合っていた頃よりも楽しそうだけれど、モノローグで入る"もうこれは別れた2人"で現実に引き戻してくるので、もう少しこの幸せを味合わせてくれよ!とニヤけながら見ていました。
鑑賞日 2/4
鑑賞時間 14:45〜17:10
座席 K-14
ストーリーは予告編どおりだけど
大学生の男女の出会いから社会人になって別れるという予告編どおりの展開なのに、主人公二人の心の動きが優しくて切なくて、引き込まれてしまう。脚本と演技の心理描写が細やかで素敵でした。
一つのシーンに主人公それぞれがナレーションで心の内を語る。観客は両方聞くことで、段々と惹かれあい、徐々に互いに想い合いながらも歯車がずれて、諦めていってしまう感情の流れがわかりすぎてしまって切なくなりました。
菅田将暉と有村架純のさりげない自然な雰囲気がいい!菅田将暉の学生から社会人へ変わっていく役作りは流石です。
でも、この映画のいまどきの恋愛観には賛成できませんけどね(親目線です(^^;;)
ずるずる同棲すると結婚できなくなりそう
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