花束みたいな恋をしたのレビュー・感想・評価
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あんまり面白くなかった
有村架純ちゃんの前髪がぐちゃぐちゃしていて、眉毛の上が一直線で、両方の眉毛がつながっているように見える。こんなのが流行っているのか。
小説や映画やゲームなどのタイトルがやたらと羅列されるのだが、内容には全く触れない。本当に読んだり見たりしているのだろうか。押井守がいても、彼のどこが魅力なのか、何も語らない。
部屋がとても掃除が行き届いていて、床にものが何もない。そういう人もいるだろうけど、若者の暮らしぶりで生活感が乏しい。また、主人公のイラストが、毒にも薬にもならない絵で、人間的なゆがみが一切感じられない。
他のカップルに対しての目線が辛辣。
この映画を観て泣ける恋ができたことに感謝
YouTubeでPVをみて惹かれる作品だったので映画館に足を運んだ。
普段だったら邦画の恋愛映画は選ばない。(余命系が多いから)
「花束みたいな恋をした」は、
CDのジャケ買いの様に、感覚的に観たくなって観た。
まさか自分が映画館でこんなに号泣するとは思わなかった。
ファミレスのシーンは、声が出そうになるのを必死に我慢した。
初恋のように心が踊る恋、
倦怠期の心のすれ違い、
パズドラしか楽しめなくなる日々、
別れ話をした時の過去の思い出が走馬灯の様に襲うあの経験、
そのどれもが共感でき、自分を重ねてみては心が苦しくなった。
(なぜ映画でこんなにも心を疲弊しなくてはならないんだ?とも思った。)
上映後、右斜め前に座ってた学生らしい子がつまらなそうに足早に映画館を出て行くのをみた。
家に帰って周りの感想を聴きたくなってレビューを見ると、坂本裕二を語る人、エモいの一言で済ませる人、永遠サブカルを語る人が一定数いた。
あー自分はこの映画を観て泣ける恋ができたことに感謝しなくてはいけないんだなと痛感した。
平凡だけど幸せに満ち溢れた恋ができたからこそ、今映画を見て共感ができ、心が苦しくなり、涙を流せたんだなと。
「女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに一生その子のこと思だしちゃうんだって」
そう絹は言っていた。
付き合いはじめには花の名前を教えなかったけれど、同棲した部屋のテーブルにはマーガレットが飾られていた。
きっとそうやって多くの花(以外も)を教わって、一生の思い出が束になるほど素敵な恋をしたんだろう。
ラストシーンは2つのハッピーエンドを描いてるように感じた。
1つ目は、後ろ向きで互いに手を振るシーン
絹と麦は別れた後もきっと幸せに生きれると思わせてくれるエンド。
別れ=悪では必ずしもないと思わせてくれる終わり方。
2つ目は、グーグルのストリートビューをみて喜ぶ麦のシーン
あの後しゃしゃって絹に連絡する麦を連想させるエンド。
(きっとパン屋を懐かしめる心の余裕を取り戻せた麦は、絹と友達としても恋人としてもやっていけるかもと思えた。)
どちらの道を選んでも幸福な未来が見えた。
ジャックパーセルなんて久しく履いてないな。
たまにはスニーカー履いてみようかな。
「ふたり」で愛を育めたら
この話は「ふたり」の話だ。決して「ひとり」ではない。恋愛に於ける酸いも甘いも、前半はふたりで、中盤はそれぞれで、そして終盤はまたふたりで噛み締めていた作品だった。
冒頭、否、題から、ふたりの恋は過去のものであるとわかる。そこからすぐ時代を遡り始まる5年前の話。彼らは恐らく大学四年生、つまり今の私と同じだった。趣味や考え方、コンバースのジャックパーセルが同じこと、色んなところから彼らは惹かれ合う。ひとりのときは互いを想いあう。そして告白のタイミングまで同じ。個人的に、スマホの画面越しに告白する麦の弱さと、返事をするときに麦の顔をしっかりと見つめる絹の強さが印象的だった。
のちに絹は就活を始める。圧迫面接に涙し、走って駅に駆け付ける麦。ここで自らを顧み私まで泣いてしまった。就活で精神を追い詰められ、誰かに(当時好意を抱いていた人に)頼ろうとしても音信不通で、家にいても常に両親の怒鳴り声を聞く地獄のような日々。ひとりで苦しみに耐えた数か月前を想うと、頼れる誰かがいることや頼れる勇気を持つ絹が心の底から羨ましかった。
麦は最初は自らの夢を追い求めていたが、「絹との現状維持」のためにと就活を始める。そして入社。ここから二人の歯車が、急激ではなく、ゆっくりと、狂い始める。楽しそうな仕事をしたいと話す絹に荒ぶる麦。書店で文学を嗜む絹から遠いところにビジネス書に集中する麦。果ては慌てから絹にプロポーズする麦。学生から社会人になるに辺り、ここまで考え方は変わってしまうのか。そう感じた。
別れる際もふたりであった。タイミングも見事。しかし、見事すぎることに、当時のふたりを再現したような初々しい男女がいたのだ。そのときには戻れない悲しみを無言ながら痛感し、別れを決める。それから数か月、絹の家が決まるまでは笑顔で暮らす。どこまでもふたりで愛を育み、静かに眠らせていた。
この映画を通し、恋愛で本来当たり前であることかつ、私が今まで経験できなかったことに気付いた。恋愛はふたりでするものであることだ。誰かに想われること、心配されること、酸いも甘いも共に噛み締めること、これをふたりですることが、恋愛であると気づいた。私は今までしてきた恋愛だと思っていたものは全てひとりだった。ひとりで誰かを想い、苦しみ、ときめいていた。片想いにも程がある。四月から社会人になり、様々なことが変わりゆく。恋愛の仕方も変わるといいのだが。
今作はノベライズ版や脚本が販売されている。そこまで読んで、じっくりと噛み締めたい。
自分が捻くれた人間だと再確認した
タイトルの通りです…
前半はかなり観てるのが苦痛だった…
いくら映画とは言え、うんざりするほどの麦と絹の趣味嗜好の一致。
長々と続く特異な思考持ってますよ感漂うモノローグ。
その中でも特に嫌だったのが、就活中の"普通になるって大変だ“と言うフレーズ。
それまでに映し出された2人から、普通の人を見下しているようにしか聞こえなかった。
作品冒頭、有線のイヤホンを左右分け合って音楽を聴いているカップルを見て、"あれは間違っている”"作り手に失礼“と勝手な価値観を押し付けようとするシーンがある。
しかし、話が進むとそれは自分たちが全く同じことを音楽クリエイターに言われたことがきっかけだったのだ。
なんだ、ただの受け売りか。
前述のようにそんなモノは作り手の勝手なエゴなんだよ。
それを真に受けて、まるで自分オリジナルの考えのようにしているって、薄っぺらい人間だな。
こんな風にしか観られなかった、すみません…
麦が就職してからの2人の関係が少しずつ崩れていく様はリアルというか、既視感があった人は多いのではないだろうか?
理想と現実は違く、2人の為のはずだったのにそれが原因でお互いへの気持ちが離れて行ってしまう…
最終的には別れてしまったけれど、一緒に過ごした時間・思い出は様々な色や形をした花1本1本であり、それらがまとまり"花束みたい“になったのでしょう。
喧嘩別れとかたまに聞くけど、幸せな瞬間があったなら、それはたしかなモノなのですね。
素敵なタイトルだ。
自分は特別という自信
趣味や思考が似てる運命の相手だと思って勢いのまま同棲してみたら、自分は特別なんかじゃなく普通なんだと気付き夢から覚めてしまう、そんな映画
多分、歯車が狂い始めたきっかけは、それぞれの両親が会いに来た時
その後も就職活動や、知人カップルの別れ、絹への嫉妬や価値観の違い、仕事に忙殺される毎日………
そして恐らく、本当に夢から覚めたのは、結婚式の後のファミレスで、過去の(特別だと思ってた)自分達を若い二人に重ねたからなんだと思う
しかし上手い映画だわ
感情移入とは違う、自分もこうだったな、という感覚をそこかしこから感じた
「楽しかったね」のセリフはズルいよね
このセリフが麦への最後のプレゼントなんだろうな
そして冒頭の別カップルとして描かれた時のイヤホンは、お互いにプレゼントしたイヤホンなんだろうな
別々の道を行く麦と絹の別れ際のバイバイが最高にいい
泣けて笑える映画だった
若さなのかな
主演2人の演技が、上手いのだろうな、集中して観れた。4年も付き合って同棲もしてたら、それは最早夫婦だろと思いながら観ていて、友人の結婚式で醸す2人の空気が完全に既婚カップルで、それなのに結婚に至らなかったのは、結局のところ、麦と絹は似ていない2人だったのだろうと思った。2人とも、若かったんだろうな。これがアラサーだったら、きっとまた違う。そもそも、若くなければこんな恋しないだろう。
こんな思い出が、私も欲しかった。
アンニュイな映画
劇中に出てきたフィルム写真みたいな世界観が、この映画全体の纏っている空気感。
なんとなく私は優里さんの『ドライフラワー』という曲の雰囲気、物悲しさに似ているなと思いました。
とにかくカップルたちがぶち当たるであろう、些細だけど、なにか分岐点となってしまうような出来事の一つ一つを丁寧に描いていてよかったです。
恋は生物(なまもの)。
映画自体はすごくよかったですが、個人的に恋とはそういうもんだよね、となんだか切ない気持ちになったので星3つです😂😂
別れ際にきぬちゃんが、光熱費や猫のマロンをどうするかと話しているところにすごくリアルを感じました。
花束の意味がわからなかった
でも素敵な映画でした
有村架純ちゃんはこの役にぴったりだと思った!
可愛すぎない丁度良い可愛さがよい
2人は最初仲良いけどどんどんすれ違っていく。その様が木綿のハンカチーフに似てるなと思いました
女は原っぱで寝てるあなたが好きだったのに男は都会に染まって帰ってこない。
なんでも趣味が合う2人がすれ違っていくのが悲しかった。
猫の名前はジャック君というらしい。
可愛いねー🎶
捨てられてたのが可哀相だったけど
なんだかんだで面白い映画でした。
興味がある方は是非
何気ない描写で、誰にでも刺さる恋愛映画
予告編を観て「甘ったるい恋愛映画かな。菅田将暉も有村架純も好きな俳優だけど多分観に行かないだろう」って思ってたんですけど、めちゃくちゃ評判が良かった上に「予告編と本編は全然違う」というレビューも多く見掛けましたので、今回鑑賞してきました。
結論。細かなこだわりが見られる映像演出、実力派俳優陣の自然な演技、大きな事件は起きないのに目が離せない緻密なストーリーと、考察の余地を残すような語り合いたくなるような見事な脚本。予告編だけ見て「観に行かない」と考えていた過去の自分をぶん殴ってやりたくなるくらい面白い作品でした。作中に小説やドラマ、実在の人物や企業などの名前や写真がバンバン出てくるのは現実感があり良かったですし、「今後動画配信サービスや円盤化された時に権利の関係で差し替えになるかもしれないから、完全版が観られるのは映画館だけになるかも」と述べているレビュアーさんがいらっしゃったので、これは今劇場で観るべき作品です。
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2015年、大学生の山音麦(菅田将暉)と八谷絹(有村架純)は、偶然同じ駅で終電を逃したことをきっかけに仲良くなり、小説や映画やお笑いやファッションなど、ありとあらゆる趣味が合致していることから急速に関係を深め、ついに付き合うことになる。そのまま同棲し、大学卒業後はフリーターして「この幸せが続くように」と思いながら過ごしていた二人だったが、麦の就職をきっかけに二人の関係がすれ違い始めていく…。
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この映画は、最初に2020年に喫茶店に別々のカップルとして座っていた麦と絹の二人のカットが交互に流れます。近くにいるイヤホンを分けっこして音楽を聴いているカップルに対して「ステレオなんだからイヤホンを分けたらダメだ」ということを二人とも喋っているのですが、まるで一人の人物が喋っているかのように同じことを同じ流れで喋っているんです。そして二人は偶然同じタイミングで立ち上がり、お互いの存在に気付き、気まずそうに席に着く。そして時間は2015年に遡り、麦と絹の二人の馴れ初めが描写されるという展開です。
つまり、2020年には麦と絹はそれぞれ別の人と交際しているというゴールを先に見せて、時間を遡って2015年から二人が出会って付き合って別れるまでを描くわけです。観客は「この二人は2020年には別れる」ということを理解した上で二人の交際を見せられるわけです。この構成は別に新しいものではないですが、「キラキラ恋愛映画」を想像していた観客に「あれ…?」って思わせるには十分すぎるジャブですので、上手い構成だなと思いましたね。
この作品は細かな映像演出がとにかく上手い。前半と後半とで対比させていたり、小物に意味を持たせたりしているところとか。
多くのレビュアーさんが絶賛している部分ですが、とにかくイヤホンの使い方が上手いんですよね。二人の付き合うきっかけになったアイテムでもあり、二人の家庭内での断絶の象徴でもある。あと、靴の描写も良かったですね。出会ったばかりの二人が共通の趣味で意気投合し居酒屋に行き、座敷席に上がるために靴を脱ぐと、なんと同じメーカーの同じ色の靴だった。その後もファミレスで向かい合う二人の足元のカットとかで靴が同じであることがフィーチャーされていましたが、麦の就活のシーンあたりから二人が履いている靴が変わるんですよ。就職によって生活リズムも趣味も変わってしまった二人のすれ違いが如実に描写されるシーンですね。台詞などではなく細かな描写で登場人物たちの心情や状況を描く、映画的演出が実に見事だったと思います。
この映画は「どこにでもいる二人の恋愛」を「固有名詞を多用してこれ以上ないくらい現実感を持ちながら」描いています。それ故に、自分の恋愛経験と重なる部分も多く、主人公の二人に共感しながら観てしまうのだと思います。TBSラジオのライムスター宇多丸さんの映画批評コーナーでも、視聴者から寄せられた批評メールについて「自分の恋愛経験を交えながら語る批評が多かった」と言っていましたが、それも良くわかります。「既視感のある物語だな」と私は感じました。「他の恋愛映画に似ている」と感じたのではありません。「自分の人生に似ているな」と思ったんです。多分それは私だけじゃなく、多くの観客も同じことを感じたと思います。
「花束みたいな恋をした」というタイトルも考察が捗りますね。自分なりに考察してみましたが、劇中にあった絹の台詞「男性は女性から花の名前を教えられると、その花を見る度にその女性のことを思い出す」から来ているように思いました。川端康成の「掌の小説」にも似たような文章がありましたね。麦と絹は読んでる小説から聴いている音楽まで、同じ趣味を持っていました。麦の家の本棚を観た絹が「うちの本棚じゃん」というほどに趣味が合致しています。ですので、自分の家の本棚を見る度に、スマホで音楽を聴く度に、否応なく相手のことを思い出してしまう環境にいるわけですよね。お互いの好きな小説や音楽が、「花の名前」のようにお互いを思い出すきっかけになる。たくさんの「花の名前」を教えられたことで、何気ない生活の中でも相手を思い出してしまう。まさに「花束みたいな恋をした」ですよ。素晴らしいタイトルですね。
とにかく語りたいことは山ほどあるんですが、絶対に語りきれないですし、できれば事前情報なしで見たほうが良い作品だと思いますのでこういう場所に書いちゃうのは無粋でしょう。
とにかく、本当に最高の作品でした。観てください。とにかく観てください。
オススメです!!
どんなに好きでも
ずっと一緒にいたいからこそ、働き始める2人なのに、働いた事によって、お互いの価値観がズレ始めて、別れに繋がっていくという描き方が、最高に儚いと思った。5年間に及ぶカップルの日常をリアルに描いていて、この世の中の全ての恋の物語はハッピーエンドで終わるわけではないという現実をつきつけられた。
絹ちゃんが麦くんに花の名前を教えなかったのは、例えどんなにお互い好きでも、終わりは必ず来る。その時に私の事を思い出さずに、幸せでいてほしいという意味を込めて教えなかったのかなと思った。
もし自分だったらこの時どうしてたのか、この時こう言ってたなと考えながら見ると、今付き合っている人達にとってはプラスになる映画だと思った。
ラブラブなカップルは、、、
お付き合いしてまだ短期間しか経ってないカップルは一緒にみるのはしんどいかな〜と思います。別々で見るのをオススメします。
今までのありきたりな恋愛映画(病気で亡くなるや、遠距離もの)ではなく現実にありふれた世界観でした。現実味がありました。
こういうコミュニケーションは頻繁にしたいほうです。っていう有村架純が可愛くて尊かったです。
切ないけど前向きなラブストーリー
とても良かったです。
ゆっくりと進んでいくストーリーな感じもとてもリアルでした。
「なんかな」「なんかな」って2人の気持ちに距離が出来てしまうかんじ。。
「酔っ払うと海に行こう!と言う人だった。」
「女癖が悪かった。時にDVだった。」
男の方の目線と女の方の目線がリアル。
最後のファミレスのシーン。
残念ながら泣けなかったけど、
2人の気持ちがすごく分かって切なくなりました。
4年分の思い出が一気に溢れてきて泣いてしまうところ。けど前に進むと決めた勇気。
最後のハグも切なかった。
最後はハッピーみたいになったけど、
今の私には、とても切なくて共感できるストーリーでした。
もう一回見に行く予定です。
余談ですが、カルテット、最高の離婚どちらもすきです。
パンフレットが結構豪華(笑)
"映画であるような出会い"から
羨望心を煽られる美男美女のラブストーリーを経て
「若い頃の恋愛と結婚は違う」「趣味があうだけでは続かない」と
よく聞く恋愛注意事項を
具体的なエピソード・細かな伏線回収で表現されてた。
有村架純のクロノスタシスを歌いながら夜道を歩いたり
羨ましすぎる〜!!ってもがきながら見ていたら
いつの間にか「あれ?これ自分の話?」と思うくらい
共感するシーンが多く、信号前号泣映画でした!
多様なサブカル情報が飛び交うけど
一つでも、あ、知ってるってものがあれば
嬉しくなって共感・感動につながると思う。
大学生のアイデンティティ妖怪感は鼻につく時あるけど
主演の2人の飾らない雰囲気・演技が、愛おしく
いつまでも、このラブラブ感を見ていたいと思えたからこそ
中盤から後半にかけて辛く、より物語の本質をつくのだと思う。
不穏な空気を醸し出す就職活動から
自分が麦だったら、絹だったら
どう修復していくか、どう寄り添っていくかを
考えても難しいし、麦が出す結婚ならまた違う形で
幸せになれるという、言い方もろに妥協案からの
初々しい2人の会話への流れ。。。
別れ話の時によくある走馬灯を物語的にも
がっつり掴んで、最高のシーンでした。
押しボタン式にサンキューって言ってたのに
別れの時は赤信号になんていうんだよ。。。
出来れば、常に前半のままでいたい
焼きおにぎり食べて、髪を乾かして、、、
一つ一つの表情があぁ!!!
この映画をみてからの帰り道
アサヒの缶ビールを飲みながら元恋人のSNSを覗いたら負け。笑
今を生きろー!
ハッピーエンドと言えよう
妻と鑑賞しました。
両親に勧められ、気が進まないまま観ましたが、最後は涙しました。
両親同様、我々夫婦も映画が好きで、見終わった後に「この映画はハッピーエンドだったか否か」という議論をよくします。
この映画に関しては、「ハッピーエンドと言える」という結論になりました。
作中の2人の恋愛や結婚への考え方がすれ違っていく過程は他人事とは思えなかった。(笑)
熟年カップルや、熟年夫婦にオススメします。あの頃の気持ち、思い出すと思います。
この世の中に、どんだけ「花束」あるんだよ。
妙な暑苦しさがなくて面白かった。
好きだ好き好き、愛してる愛してる愛してる、なんて連呼しないし、叫ばないし。別れるくらいなら死んだ方がましよ、死ぬ死ぬ、なんて思い込んであっひゃー!にもならないし。
結構リアルだし、笑かすし、ふふってなるし、あるある、あったあった、分かる分かる、ってなるし。
朝方とかねー。やっちゃうんですよねwとかとか。仲良すぎると、結婚出来なかったりするのも分かる。卒業したら、別人になってしまうから、「現状維持が目標」なんて言う時点でヤバいっすもんw
別れた後の爽やかさも、今時の恋愛の現実な気がして良かったです。
花束みたいな恋をして、友達と別れる様に巣立って行った2人の物語り。行く先々に幸せは待っているのは、やっぱりお風呂みたいなもんでしょうか?
地味にキャストが単館のアイドルだったのが最大の萌えポイントでした。
良かった。爽やかで。後味がw
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2/8追記 何故に「花束」?
花の名前を尋ねられた絹は、「マー・・・」と答えかけましたが止めます。代りに麦にこう言います。「女の子に花の名前を教わると、男の子はその花を見るたびに、一生その女の子の事を思い出しちゃうんだって」。
「花束みたいな恋」とは、麦にしてみれば「たくさんの事を教えてもらった恋」であり、絹からすれば「思い出して欲しい恋=自分も忘れたくない恋」、と言うニュアンスではないでしょうか。
2人は別れた後、各々が素敵なパートナーを見つけますが、決して2人で過ごした時間を無駄だと思っている訳でも無く、後悔している訳でも無く、2人で共有した時間を心の中に大切にしまっているのだろうなぁ、と思うわけで。
別々の道を進む2人の心の中には、一つの同じ「花束」があるよ。的な。
ボロボロでドロドロしてない2人の恋を上手く表現した、素敵なタイトルだと思いました。
私も夜景を見るよりミイラに感動するタイプです。
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好きな音楽、映画、小説、趣味が全部同じな大学生の2人が付き合い初め、同棲を始めるがそれぞれの就職や仕事によって徐々に変わり始めて、、という話。
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この2人の趣味というのはいわゆるサブカルと呼ばれるちょびっとディープでマニアックなもの。押井守を見て興奮したり、デートでアキ・カウリスマキ(余談ですが最初のカットだけ見てすぐに『希望のかなた』だ!ってなった自分、だいぶ染まってるなと思いました)の映画を見に行ったり、一緒にデルダをプレイしようとしたり、家の中にたくさんの本が飾ってあったり。
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もちろんこんな投稿をしてるぐらいなので小説とか音楽についてはわからないけど、私も押井まもるううう!!!ってなったし、デートで夜景を見に行こうと言われるよりミイラ展に誘われたら一発で落ちるタイプなので終始頷きながら見ていた。
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でも麦が就職してから、多忙でパズドラしかできなくなっちゃったり、前田裕二の『人生の勝算』を読むようになったり、元々の趣味を楽しめなくなっていく。これは自分も去年就職して東京に来て、忙しいという訳では無いけど環境が変わってあんまり映画を見ることができなくなったのと被った。
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なんか見れても映画に集中できなくて、何も感じなくなったんだよね。どう生きるか、何を大切にして生きるかはその人次第だから悪くは無いと思うかど、私は映画を全く見れなくなるような状況になったら今の仕事辞めようと思った。 結局、麦と絹の中で大事にしているものが違ったんだと思う。
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お揃いの白いスニーカーを履いていた2人が革靴と黒い靴を履くようになり、真夏でも常に開け話されていたベランダの窓が次第に閉めたままになっていく、恋愛が終わっていく経過をその年のサブカルを混じえながらもまざまざと見せられて辛かった。
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こういうマニアックな趣味を持っていると、趣味が合う人を見つけるとたちまち嬉しくなっちゃうけど、必ずしもその人と価値観が合うわけでもないのが難しい。
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ありふれたラブストーリー。そこが良い。
最高の離婚とカルテットが好きなんで、同じ人が脚本担当してるこの映画も当然見なきゃってことで、まぁ観てきたんですよね。
まず、見る価値ありです。
意外性とかはない話です。だからこそ凄い。
多くのひとが、「あの時の恋」を思い出して、切ないというよりは、恋とか愛とかについて、その正体について考えてしまうことでしょう。
あちこちで沸いては消えてるであろう恋愛話。それが物語として成立していることが、この作品の素晴らしいところだと思います。
個人的には、「誰もが映画のように特別な経験をしている」というよりは、映画館を後にするカップルの背中をみながら、刹那的な輝きを感じてしまう寂しさの方が強かったです。
いや、僻みや卑屈では無くてね。
観た人で集まって、それぞれ何を感じたか語り合うのに最適な作品だと思います。
色々考えさせられました
よく離婚会見で「性格の不一致」「価値観の相違」なんて理由を述べられる芸能人の方々がいらっしゃいますが、前者は他人の性格が一致するわけがないので後者がしっくりくるといつも感じてました。
でもこの映画の絹と麦は超(私には)マニアックなゾーンでの価値観というか嗜好(思考?)が見事なまでに合うためそれが逆に引き金になってしまったのかななんて思ったりしました。
何か最近観た映画で「恋愛と結婚は別物だ!」みたいなセリフを聞いた記憶がありますが正直そんなものなのかな~って思ってしまいます。
私事で恐縮ですがうちの夫婦はある部分はバッチリ価値観がかぶりますが、ある部分は対局で(特に笑いのツボは全くかぶらず、ここ結構重要だと思うのですが…)それでもかれこれ30年以上大きな波風も経たず今に至っています。最近同時期結婚の親友夫妻がそれぞれ新たな道を選んだばかりで(かつその修羅場(?)に同席する機会があったので)考えさせられました。
劇場内はやはりオジサンには居心地 最悪状態で、カップル85%、女の子同士10%、オジサン&お兄さん5%くらいでしたがこの映画を観終わったカップルたちはどんな感想を持ったか出口調査をしたい衝動にかられました。
正直、絹と麦はこのまま結婚しても結構うまくやっていけたんじゃないかなんて思ってしまいましたが老夫婦のやってるパン屋さんが閉店したことを伝えた絹のメールへ麦の返信が『やってしまった』感満載でしたね。
お決まり『Jonathan』での最後のシーン、彼たちの出会いのシチュエーションと被る若いカップル(なんと最近の私一押しの清原伽耶さんでしたね!贅沢な起用ですが嬉しかったです)を見てお互いに涙してしまうシーンではこちらも思わず泣いてしまいました。この映画での唯一の涙シーンでした。
菅田将暉さん、有村架純さん、どんどんうまくなってますね。こんなにナチュラルなセリフと表情に感動すら覚えます。脇も豪華でしたね~オダギリジョーさんの怪しさ満載の役どころ、絹の良識的なご両親もアンパンパンと松重さんに「早く言ってよ~」っていつも言われている元社長さんでしたし…
坂元さんの脚本、土井さんの監督、これからこのコンビで数多くの作品を創ってほしいものです。
タイトルの『花束みたいな恋』はある一定の期間は美しさを誇れるのですが、やはり根を張った花たちとは違う、ということを表しているんでしょうか。マニアックな趣味部分に出てくる作家さんや作品たちの名称たちとともに私には難解でした。
長年の結婚生活を送ったご夫婦、新婚夫婦、交際中のカップル、色々な層に観て感想をお聞きしたいものです。いやあ楽しめました。
2人の相互から見たナレーションがこの映画とすごくあっていた
終電過ぎに出会った2人が付き合い~就活~そして別れの5年による物語。
2人がお互いのことをナレーションで表現するのが物語に入り込めたかもしれません。
最後の新しいカップル👫の登場の時に出会った頃を思い出したかのように泣けるのがすごく良かったです。
可愛い 愉しい 素敵な恋愛物語
最終 二人は結ばれないけど
どちらが悪いとか責める気持ちや
切なさや残念な余韻は残らず
「花束みたいな恋をした」
二人を応援したい気持ちになる
可愛い素敵な物語
理想と現実
男女の思考の違い
すれ違う気持ち
共有できなくなってしまった価値観
変わっていく優先度
お互いの本当の気持ち・感情が上手く表現されていて
主演二人の演技も本当に素晴らしいです。
この物語(作品)を観賞した
麦くん絹ちゃんと同世代のカップルは
自分たちに置き換えて
不安になったり共感したり
どんな気持ちで見終わったのかな?
カップルで観賞すると複雑な気持ちになるかも・・・
これから恋愛が始まる未来形の人
現在進行中の人・過去形の人によって
見え方・感じ方は違うだろうけど
知り合ってから30年以上
ハードルに衝突!高さ調整を繰返してきた
我が熟年夫婦の感想はタイトル通りの内容に「2人可愛いかったね♪」でした。(≧∇≦)
最高に素敵な映画でした♪
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