劇場公開日 2021年1月29日

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「結婚は 早とちりか 勘違いか 若気の至りでするもの」花束みたいな恋をした asicaさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5結婚は 早とちりか 勘違いか 若気の至りでするもの

2022年11月12日
iPhoneアプリから投稿

勢いとタイミングを付けて踏み切り、その後の事は運と努力。

これが私の持論です。

相手の家の本棚が まるで 自分の物のようだ。
そんな人に会えた奇跡は 完璧すぎて
だからこそ 時間が経つにつれて色褪せてしまったのだ。

ナレーション多用の脚本は
やり始めると 手放せない。と言う。

見始めて数分で 「あ、これって」と気づいた。
知ってたつもりが時間たって忘れてた。

坂元裕二脚本は 今夏ドラマの「初恋の悪魔」で今までとは違う感想を持った。
初回はもう全くダメで、見てられないくらい。
続けて見る気持ちは持てなかった のが

録画を溜めて置いた間に 評判がウナギ上りに。

じゃあ見てみるかと思ったのはラスト三話って感じの頃。
一気に見始めて どっぷりハマった。
面白かった〜〜。
やっぱり 坂元さんだった!

それに比較するとこの作品は 坂元カラーは出だしから容赦ない。

若い頃にこんな恋がしてみたかった
そう思う気持ちの反面 こんな恋は怖くて生きた心地がしないような気もした。

2020年に死んだ夫は、私と重なる趣味など何一つない人だった。
海水魚と淡水魚が河口付近で暮らしてるような
そんな結婚生活だった。

初めて会った時
今までの私の生活にないものばかりの生き方をしてるから
珍しくて惹かれた。
若気の至り です。
21で結婚し22で子どもを産んだ。

そう
彼女が 妊娠してしまわなかった事
そこに この恋愛の終わりがあったんだと思う。

男の側が 夢を捨てて就職し
会社の雰囲気に丸ごと染まって 言ってみれば いわゆるオトナになっていくのを 彼女はつまらないと感じるっていうのが うーむ、、、

こんな事はリアルに実在するのだろうか
という違和感は湧くかもなあ、、、

そう、、、
つまり 彼女は あの 社長みたいな男を 求めたせいで
彼に 冷めてしまったのだ。

子どものいない女が冷めたら 早い。
女は子どものいるいないで 別人になるからね。

別人に
なるべきだとも思うし。

坂元裕二さんも 評判を重ね
違うもの 違うもの と 食指を広げて
様々なチャレンジをされている気がする。

asica