1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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怖かった。音楽ジャマ。よかったけどね。
1917見ました。全編ワンカットで進む!というところがウリの映画です。
サムメンデスっつったらケイトウィンスレットの元夫という貧弱なイメージしかなくてごめんなさいなんですが…
大画面に映える作品だなーと思いました。もちろん夢中で見ました。
が、結構怖かったのと、音楽がところどころ邪魔やでって思いました。
怖さ・恐ろしさをガイドしてくる感じ、うぜぇ。
ラストにスコが平原をさまようシーンは音楽あってもいいけど、廃墟で逃げてるシーンとかマジ音楽邪魔っておもいました。
後、ワンカットと言いつつ、写ってない時間ありますよね?
多分九時間とか12時間とかの時間経過だと思うのですが、階段から転げ落ちて気を失っていた時間以外にも途切れていた時間があったように思いました。
ゲースロ視聴者ですので、トメンとロブが兄弟ってww
トメンがどんどんぷくぷくしてきたなーとか勝手なことを思いました。
トメン(ちがう)はかわいそうに途中で亡くなってしまいます。
トメンの相棒であるスコが最後まで任務をやり遂げます。
戦場の悲惨さの中で、赤子の無垢な声、鳥のさえずり、民謡の調べなんかが、聞こえるだけで泣いてしまいそうになりました。対比が強くって。
特に赤子の声はね、柔らかな肌、甘い匂いを、声から想像してしまい身震いしました。
ただ、映像から受ける衝撃にリアクションしているうちに先に進んでしまって、アトラクションみたいだったな、とすこーし物足りなさを感じました。
コリンファース、マークストロング、アンドリュースコット、ベネディクトカンバーバッチという英国大物役者が順にチェックポイントみたいに配置されているのもなんかアトラクションみたいっておもいっちゃいました。
あと、ジョージマッケイは無名俳優ではないよねもはやと思いました。
あれ、愚痴がおおい?いやいや見るべき傑作です。
息もつけない
確かにワンカットでの映像のため、ずっと息もつけない感じでした。主人公の2人(?)は大変ですね。また、爆破シーンは接近した形で行っているので、撮影も大変だったでしょうね。
手に汗握る120分
「手に汗握る作品」とはよくある映画の枕詞の一つだが、この作品にかんしては掛け値なしに手汗必至の緊張感。緩急はほぼなくて、急、急、ド急といった感じ!?
戦争モノにつき、自分が苦手のグロいシーンも当然あるのだが、演出というより「戦争」という、意味のあるグロなのでさほど気にならず。それより映像が凄すぎて、途中からはもうどうやって撮ってるのか、そちらの方が気になりっぱなし。これ、本当にワンカット(もしくはそれに近いカット数)で撮ってるとしたら、えげつない質と量のロケハンとかリハーサルをこなんしたんじゃなかろうか。スタッフにも、出演者にも、心からのブラボーを贈りたい。
ラスト近くで主人公が塹壕を飛び出し、最前線を身一つで駆け抜ける数分間のカットは、もう自分がちゃんと息をしてたかどうか怪しい。これは『フォレスト・ガンプ』以来の、語り継がれる疾走シーンになるんだろうな。
最後に、この作品は差額を払ってでもIMAXでご覧になることをオススメします。とにかく大きなスクリーンで音響が良いところで見ないともったいない作品ですよ。
悲しみは引きずるな
戦争映画は集団VS集団みたいな形が多いけれど、伝令を伝えに行くというある意味戦うことよりも重大な任務に視点を当てて1本の映画にするという荒業に驚かされました。日本映画じゃチャレンジしなさそうな作品を観れるのはありがたいです。
冒頭から少しのカット入れがあったものの、その臨場感は本物です。スコフィールドがひたすら駆け抜けるシーンに自分を投影できます。
まさか中盤でブレイクが死ぬのは思いませんでしたが、悲しみを引きずらずに、任務を遂行するためにスコフィールドはひたすら走る。カッコいいです。
任務は成功したが、この戦況ではたった1つの任務成功でしかない、また明日も戦争はある。終わりのない戦いはまだ続く…
ワンカットとは、まさに!
映像は本当にすごかったです。冒頭5分で度肝を抜かれました。
ストーリーはとてもシンプルで、すっきりしていました。そりゃそうですね。ワンカットなので視点はずっと1つです。
同じ視点でストーリーを追い続けるので緊張感はすごいです。この緊張感で最後までいけるのか?と思いながらも、これが戦争か。と考えさせられました。
いつ誰がおかしくなっても不思議じゃない。
私は映画の間、自分ならこんな緊張感の中生きていたくない、いっそ死んでしまいたい。と思いながらも、殺されたくない、生きたい。とも思う複雑な気持ちでした。
人間がこんなに汚い争いをしている中でも自然は美しい。春には花が咲き、空は青い。風はそよぎ、川は流れる。
人間はなんてちっぽけで、愚かなんだろうと思い知らされました。
戦争中は情けや優しさ、思いやりすら命取りとなる。
人が人でなくなるとはまさに。
優しい人が泣いてしまう社会はダメです。
頭上と足下の皮肉
湾岸戦争の開戦ニュースが自分の戦争に触れた時は小学生低学年位の頃。
夜空に飛び交うミサイルを見てあまりの現実感の無さと光に”花火みたいだ”と不謹慎ながらも子供心に思った事をこの映画で思い出した。
今回、夜のエスクートで空を照らす照明弾の光と闇でそれを思い出した。
頭の上では光が注がれるが、足元は瓦礫と死体と血と泥だ。
なんとも皮肉だと思った。
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伝令は戦争の際は大変な役を担っていると聞いている
特に通信網を裁たれていた今回はそう思う。
スコフィールドが死体の川から上がった際には
泣いている様な叫びを感じて見ているこちらが辛くなる。
そして時々スコフィールドに投げかけられる『家族』というキーワードの反応が愛情を薄く匂わせながらも、態度では淡泊すぎてずっと不思議だった。
淡泊なのは映画の最後に納得した。
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映画の最後の風景・最初の風景と似ている。
その時大佐の言葉が生きていると感じた『俺たちはまた次の命令を受けるだけ』
戦争のワンカット
疲れます。
とにかく目が離せない。
この作品のような物語が、戦争中にはいくつもあったんだろうと思いました。
序盤に主人公が「メダルはロシア人に売った(?)から持ってない」とか「死ぬ覚悟で出兵したのに、帰郷なんてできない」と話していたのが、ずっと気になっていました。
最後のシーンでお兄さんに遺品を渡した時に、残された家族の思いを感じたシーンが素晴らしかったです。
ある長回し教徒の独白 ver.3.1
それまで普通にカット割った映像でしたのにラスト数秒ひっきりなしに砲撃による爆発が起こり多数の兵士が入り乱れる戦場でたいした装備もつけずに疾走するジャック兄さん(from『マローボーン家の掟』)が延々と写し出され、さらにカメラが引いて引いて引いて画面サイズが小さくなっていくと思いきや…『1917』タイトルドーン!という予告編を初めて見た時点で私は長回し教に入信することを決めたのですが(元から信者でしたが失念しておりました)公開されているメイキング映像を拝見するとワンカットではないのは分かりますがそれでも驚異的な撮影技術と綿密な準備が必要だろうというのは素人でも容易に推測できますがただそれまでに周囲の方に「2時間ワンカットのとんでもない戦争映画がある」と吹聴していた私の立場はどのように贖っていただけるのかということとが最大の不満点ですがもう一つ言うといくらディーキンス氏に「撮影技術を意識しないで」とお願いされても「映画を観る=どのように撮影されているか解析しながら観る」になっている長回し教徒にとっては無理な話なのですアカデミー賞は3部門にとどまりましたが撮影賞はしっかり取れたのでホッとしましたがもし逃していたら世界中の長回し教徒がハンガーストライキを起こすところでした危ないところでしたといったことが事前にありつつIMAXでの上映が近場ではないため次善の策としてDolby Atomsで鑑賞いたしました
…気絶…
映画が始まったらそこはもう戦場の最前線で三人目の伝令としてトメン君(from『ゲーム・オブ・スローンズ』)の代わりに何とか任務をまっとうすることができましたが別に必ずしもこのような撮り方しなくてもと言われたらそれはその通りでいたずらに難易度やコストのハードルを上げてしまうだけの愚かで馬鹿げたことかもしれませんが『前田建設ファンタジー営業部』を観たばかりの私にとってはそれこそが大人の仕事に思えて仕方がないのですと映像のことばかり書き連ねておりますが観賞後しばらく経つとJos Slovickの美しい歌声が胸を打つ“I am poor wayfaring stranger”そして静動緩急硬軟自在に彼らの道行きを包むトーマス・ニューマンによる音楽の素晴らしさが思い起こされスコア盤にも関わらずサウンドトラックを延々と聞き続けながらこれを書いておりますが察しの良い方はお気づきのように句読点なしのワンカット文章という趣向でしたが読みにくくて仕方がないようですので書きたいことの半分も書けておりませんがここまでにさせていただきます。
ひどいね、うん。
IMAXでの鑑賞できるか難しいところでしたが、とりあえず通常タイプで再鑑賞いたしました。今回はカメラワークよりは映し出される物により注目して観ました。死体にたかるハエや醜悪なラットから桜や業火に浮かび上がる幻想的な街の風景など美醜明暗大小様々に映し出される映像を堪能しました。それとスコフィールド疾走場面はすべて段取り通りだったのかアクシデント込みだったのかが気になりました。
今となってはもうIMAXでの鑑賞どころか劇場での再々鑑賞すら怪しくなってきましたので、BD発売を気長に待つ事にします。
BD購入につき3〜4度目鑑賞。気づかないところで結構繋いでいるようだ。ああやはり劇中で使用されている照明器具以外は自然光での撮影だったのか。手持ち、バイク、車、複数台のクレーン、ワイヤーなどを組み合わせたり連続して使ったりしてるのね。ストーリーの進行に合わせて塹壕2キロ作るとかバカなの。街をきちんと作った上でぶっ壊してセットにするプロダクションデザインのイカれ具合。死んだ後は色調整してるけど、死ぬまでの間にみるみる顔色が変わっていくのは特殊効果じゃなくて演技って、演技って…。そのトメン王子にばかり気を取られていたが、ロブもいたんかい。
スコ激走シーンは何度見てもテンション上がる。段取りではないとのことだが、そのおかげでさらなる臨場感が出ていたと思う。
サム・メンデスに加えて、ロジャー・ディーキンスのオーディオコメンタリー付とかクソ最高だなユニバーサルは。いつも小馬鹿にしててごめんね。
兵隊さんは、つらい!
命令を受けると
無理と分かっていても
やらなあかん!
それが、軍隊だ!
ブラック企業どころやない。
大佐が言ってましたね。
今回は、撤退だが
明日は攻撃命令が出てる。
ラストのお兄さん中尉との
やりとりは、
涙が出てしまった。
裏方さんたちに惜しみない拍手。
ロジャー・ディーキンススゲェ!ジョージ・マッケイガッツポーズ!しかしすべてはラストの戦争のむなしさを描くためでした。裏方さんたちに惜しみない拍手。
「ワンカット風」ばかりがクローズアップされる作品ですが、これは、そうかよしよし頑張ったなとサム・メンデスの肩を軽くたたいてスルー。ブレイク(ディーン=チャールズ・チャップマン)とスコフィールド(ジョージ・マッケイ)の視点で見せることで、より恐怖とむなしさを表すことに成功しているのだから。
それよりも、食事もとらず、川に浮かぶ死体をかき分けて進んだり、敵を助けようとして返り討ちにあったり、戦友の死を兄に伝えたりという、負の部分をさりげなく描写した脚本は良かったと思う。
メイキングが面白いです。
https://youtu.be/Y7bxPBLbTks
ワンカット風にするために一貫性を持たせることが必要で、そのために曇りの状態での撮影したと、メイキングで語られている。現にRichard Wildという人がweather consultantとしてクレジットされているのも面白いところだ。
故郷へは帰らない覚悟で参戦したスコフィールドが、伝令を遂行する中で、死体を踏みつけ、死を自分のものと感じ、友を看取る。伝令を果たし友の死を兄に伝えたことで「本当の死の覚悟(生きる覚悟)」を実感したラストシーンがよかった。
ここ1年で一番良かった
ワンカット風なので、
最初のうちは脳裏にカメラを止めるなの後半のシークエンスがチラついて集中できずw
そんなこと考えてたら、
いきなりネズミが落ちて来て爆発したシーンで
ジュースを吹き出すほどビックリした、、!!w
そのシーンと、気絶のシーン以外で
シーンの切り替わりは気付かなかったけど
それ以外は全部長回しなのかな?
舞台裏気になる!!
戦闘シーンが少ないので、
狙撃されたり襲われるシーンは
異常な程ハラハラしてホラーよりホラー!
全体通して大きな話の起伏や、過剰な演出がないのもリアリティあって良かった。
最初主人公だと思ってた彼が死んでしまうシーンで、
徐々に血の気が引く様に顔が青ざめていくのがとてもリアルだったなー。
個人的に良かったシーンは、いくつかあるけど
まずは
ぬかるみにハマった車を押すシーン。
余裕のないスコに無関心そうだった部隊の人達が、
一緒に押してやろうとなるシーンは仲間がいると思えてひどく安心したなー。
特に彼を亡くしたばかりだったし。
観てるこっちもバディ物かと思ってた矢先でショックでかかったから、ホロリとした。
良いシーンかはわからないけど、
赤ん坊と女性もひと時の安息をありがとう!!
あーゆー温もりがいかに価値のある物なのか。。。
よく学ばせて頂きました。😭
そして何より、
ここね、ここ。
彼の兄貴!!
演技うますぎ!!
スコと一緒にたどり着いて疲弊しきった心に
あの演技はパンケーキにナイフを通す様に
ズサズサ来ました!!←表現力w
泣かない!奥歯で噛み殺しながら、
目に涙を浮かべて時より漏れそうになる阿吽を押し殺す姿がやばすぎた。
食事をして来なさいとすぐに会話を終えようとするが、
母親へ手紙を出したいとスコに告げられて、
彼は1人じゃなかった。最後に一緒にいてくれてありがとうと握手したシーン。
画面観れん程泣けた。。。
あの長回しの中失敗は許されない、
あの一発で最高の演技!間の取り方まで完璧。
凄すぎる。邦画には無理だなと思った。
というか邦画だと泣き崩れたりごちゃごちゃ喋って大袈裟な音楽流してお涙頂戴だろうな。。。
いやしかし感動したわ。
カンバーバッチ出てきたのもびっくりしたけど。
事前情報調べなさすぎw
そんなカンバーバッチに
友を亡くし命辛々伝令をしてミッションコンプリートなのだが、
明日には命令が変わる。何度も繰り返してきたと言われた時の、
これが戦争の中の数あるストーリーの一つに過ぎないんだなって、やっぱ戦争ってとんでもないなって思った。。。
でも入り口の少佐に
よくやったと言ってもらえて私は救われたよ。。。
ここ一年で1番いい映画体験になった!
本当臨場感ハンパない。
内省的な映画
なんと内省的な映画だろう。
服が重そう、靴も最初からグズ濡れ。空腹で寒そうで喉も水分だって満足にとれない。大勢いる人たちがみんな疲れきっていてだるそうで。もちろん戦場になど居たくなくて家族を恋しく思っていて。
ああ、これが戦場なんだな、前線てこういうことか。鉄鎖が意味を為し、壕に身を隠す。
敵陣の把握が作戦の要にあり、状況把握に一発の信号弾が頼りだったり。
そして士気維持も難しそうなのに指揮系統の確かさたるや。
でも、ここで描かれるのは戦争の愚かさでも非道さでもない。必死の伝令が朝令暮改の一つにすぎない、には虚を突かれましたが。それが主軸ではない。
喪失感を抱えながらもそれに蓋をしていた者が喪失感にやっと向き合えるまでのストーリーだった。
愛する家族、思い焦がれる故郷。それを持つ友人の、友人の思いを引き受けて「代わりに」走る。
空っぽだった心に友人の心を詰め、使命を果たすことで友人の心を家族に返し。自分の心がいかに空っぽで寂しかったのか、やっと寂しいという感情が流れ込んでくる。
ワンカット撮影の効用でいえば
それは幾度も連なる遺体の山を越えることになっても必死で生きていくしかない姿を写し出すことと、
この映画の到達地は伝令を渡す大佐のところでもなく、思いを伝える友人兄のところでもなく、自分の気持ちに向き合うところだと示すことにあるのでしょう。
見終わったときなんだか深い思いにとらわれました。
そして、見始めたとき「え?伝令はともかく場所の説明一発で分かりにく!それに途中のどこそこが目印の何があったらどうしろも覚えきれん!私には無理だー」と次元の低い目線でいたことを恥じます(汗)。
すごい作品だ〜
長回しがやはりすごい。長回しと言えばロープなどが有名だけど、ここまで多くの場面が連続して変化したり、出演者の人数も膨大であったりと、撮影時の苦労は比較にならないと思う。それが功を奏して、上映中はものすごい緊張感と臨場感が始終続く。特に冒頭とクライマックスはジェットコースターに乗っているかのようなスピード感で、刻一刻と変化する状況から目が離せなくなる。それでも時折チェリーの木のくだりやフランス人女性との交流などの場面で緩急が上手くついていて、疲れずに2時間観ることができる。個人的に最初のうたた寝シーンと最後のうたた寝シーンがダブっている演出、とっても良かった。
全編ワンカット撮影
って、最初から最後までワンカット、2時間回しっぱなし、という意味じゃないんだね。勝手に勘違いした自分が悪いんだけどさ。途中で、カット割ってるじゃん!とか思った。
映画は戦場の緊張感が半端なくて、普通の映画だったらあるであろう、タメみたいなものが全くなくて、本当に次に何が起こるかわからない。
まあ、結構普通に走ってるだけなのに弾当たんねーなーとは思ったけど。マトが一人だけならそんなもんなのかも。
かなり面白かった。ぜひIMAXで見てほしい。
緊張感と迫力
ワンカット風撮影による緊張感と迫力を味わえます。
前半は没入感が高いので集中しているところに、ドキッとするシーンがあります。
予想はしていたのですが、思わず体がびくっとしてしまいました。
後ろの席の人はポップコーンをひっくり返したらしく、上映後に拾って片付けてました(苦笑)
後半は少しダレるような感じがありますが、上映時間を短く感じました。
少し小さいスクリーンだったのですが、IMAX上映のほうがより入り込めるかもしれません。
最後の一人
戦争映画は苦手で
懸命に走り回ってる兵士や
陣営を作るため土を掘って土嚢や杭を立てたり
なんで殺し合いの為に命や時間や労力をかけるのか
本当に無駄だと思ってイライラしてくるので、
避けているんですが、
全編ワンカット風という作りに興味があって見た次第。
二人の目を通して刻々と変わる状況を見ていると確かに緊迫感は伝わってきました。
ただ、階段から落ちて一時気を失ってから、
目が覚めた後は
周りの世界が少し幻想的に映し出されて
本当はあそこで命を失って、死の間際に見た幻影と想像かと思いました、、
最後のマッケンジー大尉が言う台詞に虚しさを感じつつ、これがこの映画の一番言いたい事じゃないかと思いました。
今回、出撃をやめて兵の命が一時的に助かったとしても、翌週は次の作戦命令が入り、
戦争が終わる時は最後の一人になった時だ。
といったような台詞です。
命をかけて伝令を伝えても、戦争自体が終わる訳ではかいので、ある意味滑稽に思えました。
迫真の映像体験がもたらす戦争の虚しさ
友を失い、いのちをかけて、戦場をかけて、
戦闘中止の伝令を告げても
それは一時的なもので、戦争は依然終わらない…
身命をとして行き着いた先は
戦争を止めた喝采の讃美ではなく
いつまでも続く戦争の虚しさ…
一兵卒の刹那的な
不安と緊張、攻撃性と優しさ、地獄と安らぎ
まさに〈春と修羅〉のような語り口。
それを緩急をつけて、
息を飲むような美しいルックで魅せていく映像…
「このカメラワーク!どうやって回したの?」と思う
引きと寄り、客観と主観の切り替わりの映像演出の勝利!
リアルタイムで刻々と様変わりしていく映像演出の勝利!
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