1917 命をかけた伝令のレビュー・感想・評価
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全く意味のない映画
高評価してる人は本当に映画観てるんだろうか?
ネタバレします
ワンカットとか言ってますがハッキリ言ってそれが失敗です!
しかもワンシーンワンカットなので長い道のりのはずがちょっとコンビニ行くくらいの距離感にしか感じられない
距離感すっ飛ばしてるもんだからスピード感が全く無い! 敵の罠から救うために急いで行かなければいかないのにこの二点のために爽快感が無い
後半畳み掛ける意味不明なシーンの連続
いや前半から意味がわからんかったが
敵のトラップで吹っ飛ばされても無傷なのに腹一箇所刺されただけですぐ死亡
そもそも墜落して両足負傷して立てない奴から刺されるか?
逃げた先での赤ん坊のシーン?
女があなたにも子供いるの?とか言ってたけど
故郷に帰れないってとこでなんか見逃したかな?説明あった?全然登場人物に共感できない
川から上がって部隊のとこまで行くが歌聞いてる暇あんのか?
とにかく急げよ! 結局間に合ってねぇし
とにかく全てが中途半端
ドキドキハラハラも無いし
感動もできないし
ドラマも薄っぺらいし
撮影の技術をいう前にそれを生かした映画の作り方を考えて欲しい
これに関しては全く生かされてなかった
これもアカデミー作品賞級
それぐらい衝撃的な完成度です。
クリストファーノーランのダンケルクも戦場のリアルを追求して作品として昇華してましたが、1917も一切の妥協を許さずのスタッフ総力戦の傑作です。
にしても、タイミングと言いますか、相手がパラサイトと言うのが運が悪かった!
去年であれば作品賞等の主要部門獲得間違いなかったのに…
疲れた…。
観ているうちに、ワンカットかどうか、はいい意味でどうでもよくなっていた。そのくらいのめり込んだし、自分も戦場にいるかのような没入体験。
観る前はずーっと戦闘のシーンだったら辛すぎるな、最後まで見てられるかな、と心配だったけど、緩急があって、そこはエンタメだなあと思った。
戦闘のシーンはもちろん迫力があるけど、
静かなシーンの緊張感や、転がる死体、ハエやネズミなどのリアルさ、時折垣間見える兵士たちの生活の営み、桜の花や森の美しさ…などが印象に残った。さまざな角度から戦地のリアルが伝えられていた。
とにかく見ていてどっと疲れた。レイトショーで観て、一刻も早く家に帰りたくなったし、帰ったらすぐにベッドに入って落ち着きたいと思った。
作品賞もの!
アカデミー賞撮影賞受賞作品だったので、
IMAXで見てきました。
驚異のワンカット映像は臨場感が凄く、
ほんとに自分も戦場にいるような感覚でした。
一体どうやって撮影したんだろう、
と思う場面の連続。
見終わってから映画館の外に出ても、
まだ映画が続いているような感じでした。
それくらい入り込めました。
あっという間の2時間。
きっと「パラサイト」と作品賞競ったのではないでしょうか。本当に素晴らしい作品でした!
例えるなら コール オブ デューティー VR
実際の戦場は、
この映画のように
意外と淡々と時間が進んで、
意外とあっけなく死ぬのかな。。
そう感じる映画でした。
良い点:まるで戦争サバイバルゲームに入ったような没入感。
悪い点:全編ワンカットという嘘の宣伝はよくないです。
ワンカット風の編集がされています。
戦争モノのよくある脚色されて映画っぽいハイライトを入れてみたり、ラブストーリーを入れてみたような、そういう類いの映画ではない。
なのでとても地味ではあるけど、そこがリアル。
それにしてもブレイク君の死に方は兵士として注意散漫というかあっけな過ぎるかな。。
撃墜されて落ちてきた戦闘機の敵兵を安易に介抱してしまってサクッとやられるって。。
静かな余韻が残った❗
ストーリーはシンプル、
過剰な演出もないが、役者さん達の
演技で死への恐怖、戦争の悲しさ!
戦場の緊張感が伝わる作品
スポーツ、特に格闘技なんかで
命をかけた戦い的な表現があるが、
本当の命懸けって極限状態で
覚悟を決めた時なんだな❗と
ジョージ・マッケイの演技で
伝わった。
自分は良い映画を見た時は
エンドロールで余韻に浸りたいから
エンドロールで周りの人のざわめきや
こそこそ話しがちょっと気になるの
だけど、観客が30人ほどいたけど
最後まで静かだった。
言葉では表現しきれない余韻が残った
人類の歴史で一番恥ずべき行為が
戦争だと思うし戦争なんか大反対!
しかし
銃や軍服、戦車や戦闘機を
カッコいいと思う矛盾した自分の
感覚❗
色々な感情で、しばらく言葉が
出なくて、帰り道の車の中でも
いつもなら音楽バンバン流して
鼻歌歌いながらなんだけど
静かにただ車を走らせた。
自分は映画に娯楽性を求めているからわりと派手でハチャメチャな映画が
好きだけど、
たまには今作のような複雑な感動を
感じる映画もいいね❗
This is the front line. メッチャ疲れた体験型ムービー!
きっとこの作品の企画は飲み会とかで「ワンカットっぽく戦争映画作ったらスゴくね?」「お、いーねー」みたいなノリで考えたんじゃないかと思っています。だってメチャメチャ大変だったと思いますよ、本作!まともな状態で考えたとは思えない。それほどスゴい作品でした。作ってる途中で2、3回は「こんな作るの大変なら余計なアイデア出さなきゃ良かった・・・」って後悔したのではないでしょうか?もう秒単位でどう動くか決まってそう。サム・メンデス監督どんだけ綿密に計算して映画作りしとんねん!
やー、ビビりな上に結構のめり込む体質な私はネズミボカンのシーンで一緒にハネ上がり(それまで「何かありそうで何もない」を繰り返してた所にいきなりネズミボカンはビビるって!)、何処からともなく撃たれてる中を走っているシーンではずっと拳を握り締めていました。パンッ、パンッて鳴るたびウワッてなってたので見終わった後は何だか一緒にやり遂げた気分でしたね。
相方のブレイクが呆気なく殺されたのにはビックリでした。いいやつだったのが完全に仇になりましたね。もちろん戦争は体験した事はないのですが、実際にあんな感じで呆気なく死んでいくんだろうなぁ。さっきまで笑いあってた仲間が次の瞬間にはいなくなる状態ってスコフィールドじゃなくっても呆然となりますよね、きっと。更に当時の戦争って今みたく長距離砲がなさそうなんで敵陣が意外と近い!姿は見えなくてもその辺にいそうな緊張感が半端ない!まだまだ人対人な感じでした。
映画がどんどん手軽に観れるようになってる昨今において、本作のように映画館でしか味わえない体験ができる作品って貴重だと思います。四方八方から銃声が鳴り響く音響ってなかなかお家では味わえないですし。まさしく前線に行ってみた感があります。ワンカットじゃなくっても、ちょっと主人公補正が強すぎても、映画館まで足を運んで観る価値のある作品だったと思います。
ワンカットじゃないですね。
サム・メンデス監督作品です。
全編ワンカットでの映画って言うので興味を持って見に行きました。
物凄く臨場感があってどうやって撮影したのか非常に気になりました。
しかし全編ワンカットじゃないですね。公式サイトを見たら「全編を通してワンカットに見える映像」って書かれてありました。
こういう映画はやっぱり映画館で見るべきです。TVで見たらこの映画の良さは分からないんじゃないかな?
どこに重点を置いて観るか?
やはり全編ワンカットの謳い文句に惹かれて鑑賞
感想としては
悪くなかったです
実績のある制作陣でよくこんな野心作に
挑んだと思います
ただそこだけが強く印象に残りすぎて
果たして映画として観れたかどうかという感じです
終戦後即座に国際連盟を設立するに至るほどの
戦った同士いずれも予想だにしなかった
未曾有の犠牲者を出した第一次世界大戦を舞台に
伝令を任された兵士の決死の作戦を描きます
こうした撮影技法に凝った映画というのは
色々観る前に気になるであろう部分がありました
挙げてみると
①ワンカット撮影ばかり重視されストーリーのボリュームが不足しないか
②時間をどのように進めるのか
③CG合成等をどのくらいの割合で用いるのか
などです
①は撮影技法などに意識が行ってしまい映画としての完成度が
成り立つのかという点
簡単に言うと「ワンカット撮影にしなくても映画として面白いか」
伝令の主人公が先に兄がいる友を途中で失い
伝えるべき事が加わったという形のボリュームで
特別な技法無しだと少し足りない感じになります
ただ美術は非常に頑張っており臨場感や現場の他の兵士の
存在感は際立っていました
②時間の経過は当然リアルタイムでは無理ですから一昼夜
くらいの時間経過を上映時間内で経たせなければいけません
これをどうするかというところが一番気になっていました
その結果…あれ!?これワンカットじゃなくね?という部分
ありましたよね
あそこ暗転する前の撃たれて倒れたアングルのまま
明るくなってからスコに寄っていくなら個人的にはセーフに
するとこですが…
こうやってワンカット警察になっちゃうんですよね
残念ながらこの映画はワンカット「風」です
③はいくらワンカットとか言ってても多用し過ぎれば
撮影技法そのものの価値も揺らいでしまう重要ポイント
ここは可能な限り使用は抑えられていると思いました
川を流れていく様を水面を滑るように撮るシーンも力業
だったようでよーやるわという感じでした
美術はとにかくすごかった
水死体も水を吸って膨らんでいたり
馬の死体もリアルで戦地の悲惨さグチャグチャさを
イヤというほど感じ取れました
で結局のところどうだったかというと
苦労してよく撮ったなあと言う感想が一番強く残り
デキのいい映画を観たという余韻がさほど残りませんでした
実験映画観た後ってこんな感じなんでしょうか
ストーリーの質や泣けるかどうかによらない
映像体験としての映画の存在価値を観る側が考慮できるか
どうかで評価が分かれるのかなと思いました
先日のキャッツやマサラムービーのように
ビジュアルやミュージカルシーンを許容出来るか出来ないかで
変わってきますよね
とはいえこうした野心的な挑戦は今後も期待したいです
【走れ!スコフィールド 危険極まりない戦場を共に走りぬける感覚、半端ない臨場感に全身が包まれる作品。】
エリンモア将軍(コリン・ファース:ワンシーンだけの登場だが、”あの”声だけで存在感あり)から、撤退すると見せかけたドイツ軍の罠を最前線で戦うマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)率いる第2大隊に伝えるべく選ばれた、スコフィールド上等兵(ジョージ・マッケイ:好きな若手俳優、主役に抜擢されて、とても嬉しい。)とブレイク上等兵(ディーン=チャールズ・チャップマン)。
当初、”スコ”は何故自分が?と躊躇っていた。
ブレイクと塹壕を進む際も前線のレスリー中尉(アン・スコ:久しぶりである・・)から、余りの無謀さに、あきれられている。
募る不安・・・。
観ている側も、いつの間にか彼ら二人と塹壕を進む。
ドイツ軍が遺した地下に掘られた基地でネズミに遭遇したかと思ったら、トラップに引っ掛かる二人と椅子から飛び上がる、私・・・。
最前線の激戦地だったため、木々は殆どなくあちらこちらに砲弾の落ちた穴があり、そこに溜まった水の中には、腐乱した死骸が累々としている。
そんな中、”スコ”とブレイクは前へ進んでいく。
”そんな、隠れる場所も殆どないところを・・”と観ているこちらは、掌に汗を滲ませながら画面を食い入るように見つめる。銃弾が飛んでこないように・・と祈りながら・・。
そんな中、ブレイクは空中戦で撃ち落とされたドイツ兵を手当している最中に・・。
呆然とする、”スコ”。
が、ブレイクから託された言葉を胸に、偶々通りかかったスミス大尉(マーク・ストロング)率いる友軍に加わり、周囲から激励され再び一人で前進を始める。
ここから、映画のギアが一段上がる。
漸く、夜に目指す”エクースト”に到着したスコフィールド。
”エクースト”の建物は無残に崩壊し、炎を上げている。その風景は何か夢の中のシーンのように妖しく美しい。
言葉の通じない若い女性と親がいないという赤ん坊に出来るだけの食料を与えつつ(人柄が伝わる)、ドイツ軍の残兵の攻撃を交わしながら夜間更にひたすら駆けるスコフィールド。
川に落ち、濁流の中、木に掴まり流されながら辿り着いた地に流れる美しい歌声。聴き入る兵士達。
彼らはマッケンジー大佐(ベネディクト・カンバーバッチ)率いる第2大隊の最後尾の部隊であった。
スコフィールドはマッケンジー大佐に伝令を届けるために、更に走る、走る。殆ど寝ていないが走る。観ているこちらも心の中で一緒に走りながら、何故か涙が出て来る・・。
漸くマッケンジー大佐に伝令を届けた後、ブレイクの兄、ブレイク中尉(リチャード・マッケン)を探し当て、ブレイクの形見を兄に渡す場面も”ぐっと”くる。
そして、スコフィールドはブレイク中尉に尋ねる。”彼のお母さんに手紙を書いても良いですか?”と。そして、ブレイクがいかに良い男だったか、彼は私の命の恩人ですと伝えたいと。
一人、木の根元に座ったスコフィールドがそっと胸から出したモノ。そして、ソレに書かれていた言葉を読んだ時、涙が溢れてしまった。
ー 今作は、サム・メンデスが拘った撮影方法と、それに応えた撮影監督ディーキンスに話題が集中している感があるが(実際に、映像から伝わる臨場感が半端ないので、”スコフィールドと一緒に走っている”感覚になってしまった)、物語としても見応えがある。(たった一日の出来事を描いているので、複雑さはない。清々しい位シンプルである。が、面白い。)ー
第一次世界大戦だからこそあった”伝令”にスポットを当てた着想も秀逸である。
<今作は、サム・メンデスが実際に祖父から聞いた体験談が基だそうである。戦争の愚かさは時が過ぎても変わらない。
スコフィールドは我々に戦争の愚かしさを伝えるために、懸命に一昼夜走り続けたのかもしれないな、と思いながら劇場を後にした。>
IMAX凄い!
デカい画面に臨場感のある音響で体感する実写版メタルギア。最高の体験だった。
最近、文学的作品、傑作なんて感じのものばかり観ていたので、圧倒的な迫力に息をするのも忘れんばかりに画面に集中してしまって、映画ってこれだよ!なんて感動してしまいました。
ストーリーは将軍の命令を前線に届ける伝令のはなし。以上。(ネタバレも何もそれだけだから隠さないよ)
これが、撮り方と役者のなりきり度1000%のリアルさでこうも面白くなるものなのかと。
全編ワンカット風ってところが強調されますが、それをやりたいがために無理してるって言う感じがなかったし、むしろあの臨場感を出すのはこの撮り方しかなかったんじゃ無いかっていう説得力すら感じた。
豪華な役者が出演しているが、それぞれ数分しか出番は無く、ほんとに伝令役の役者をひたすら追いかける。でも飽きない。不思議。ずっと見ていられる。
終劇後、伝令を終えた兵士、明日になったら、また次の指令を受けてどこかを走っているのかな。とふと思ってしまい。生きて故郷に帰るのは相当な無理ゲーだぞこれはと絶望した。
そして、戦争の残酷さ、兵隊の命がゴミのように散る様を見て、そこからのメッセージも受け止めて帰った。
圧倒的臨場感、没入感
話の内容はさておき、映像が凄い。
ひたすら、リアル。
CGのクオリティだけでなく、状況の再現性、道中のイベント、見せ方などが優れている。臨場感、没入感に関しては、他の映画が足元に及ばないほどのレベルだった。
そう思わせるのは、以下の要素だと思う。
・ドイツ兵撤退後の異様な静けさ
・撃ち合い、近接戦の緊張感
・周囲を厳重に警戒しながら目的地まで足を運ぶ主役に追従するカメラワーク
・腐敗が進んだり、水で膨らんだ死体の再現性
・緊迫した状況で音量が上がるサウンド
映像に関しては本当に、素晴らしいと思った。
もしこの映画が主観視点だったら、リアルすぎて吐きそうなくらいの脳にさせられてた。
また、役者もすごい。ワンカットということだが、セリフや動作をよく覚えてられるなと。演技にも、長い時間をかけて作られてそうだ。
ただ、内容については、本当に、命をかけた伝令 というタイトルそのもの。ある命令を前線の部隊に伝えるというシンプルなものだ。
道中で、何個かドラマもある。しかし、それは他の戦争映画にもよくある内容なので、特筆ポイントではない。実話をベースにしている?ため仕方ないとは思うが。
内容面でも何か突出しているものがあれば、アカデミーで映像以外でも「半地下の家族」に勝てたのではと思った。
本映画の映像技術をベースに、更なる神作が出ることの期待が止まらない。
疲れた〜
ワンカットだか、ワンカット風だか、どちらでもいいけど、疲れた。息つく暇がほとんどないから。
丸一日の出来事。最初幼く見えたブレイクもスコ、なぜか大人びて見えてしまった。
まぁ、ストーリーとしてはシンプルかも。わりとあっさり任務に就いたように感じたし。
でも命懸けで走る主人公を見ていると切なくなった。
故郷の話をするシーンがあったが、ものすごい数の兵士一人一人に家族がいて、故郷があると思うとなおさら切ない。
策士策に溺れる
全編ワンカット風長回し。スタッフロールにちゃんとEditorおるやん。と思った。
すごい大変な苦労して撮影したんだろうなあ、メーキングの方が面白いんやろうなあ、的な感じ。
臨場感はカット割りしてても出るし、ワンカット風にするような必然があんまり感じられない内容でした。
努力賞。
ワンカットの迫力
CMで謳っているように全編ワンカット(風)の迫力は凄かったです。
気絶シーンと滝に沈んだシーンが繋ぎ目なのかな?とか考えて見てました。
面白かったのですが、最後に伝令書渡すシーンはその紙びしょびしょで読めないのでは?と思ってしまいました。
どくそ傑作!
なんだよこれ〜。アカデミー作品賞を「パラサイト」に獲られたからと舐めてたら、どくそ傑作じゃねぇか〜…
「グラビティ(邦題:ゼログラビティ)」ばりに張り詰めた緊張状態がずーっと続く、第一次世界大戦の西部戦線。
絶対にこんな所には行きたくない地獄の戦場なのに、こんなにも美しいってなんなの〜…?
それに、どうやって撮ったの〜?
アカデミー協会も作品賞か監督賞のどっちかはコレにあげれば良かったと思うよ。
撮影賞・視覚効果賞は納得の作品
全編ワンカットの宣伝文句は、正確には間違いだけど、終始長回しの映像は、狭い塹壕で主人公たちをカメラが追いかけたり、時には前に回ったり、どうやって撮って繋いだんだろうという驚きがあって、アカデミー賞の撮影賞・視覚効果賞は納得。
伝令が主人公なので、戦争映画としては地味だけど、行く先々に転がっている死体や、攻撃中止命令を受けたベネディクト・カンバーバッチが、来週には別の攻撃命令が届くってセリフが戦争の無意味さを表してるなと思った。
映画館で見るべき。全編ワンカットの売出しは問題
IMAXで鑑賞。ワンカット風に見せているだけあって映画を見ているのとほぼ同じ時間軸で動いていることもあり、どんどん主人公達に引き込まれる。
2人ないし1人でドイツ軍がいるかもしれない前線へ向かう恐怖がひしひし伝わってくるし、波乱万丈な出来事を経ての疲弊も自分ごとのようになってくる。
要所に出てくる軍の重鎮がコリンファースだったり、カンバーバッチだったりとこちらも身が引き締まる。
予告編とタイトルだけである程度ストーリーの大筋は見える映画ながら迫力がとてつもないので是非映画館で見るべき。
全編ワンカットという大々的な触れ込みはこの映画の売りになっているが、映画一本を通してワンカットだと誤認させるのであまり良くないなと思った。この撮影が映画と同じ2時間尺で終わるとしたら、カメラマンはじめスタッフも10人くらい死んでしまうだろう
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