「一上等兵のある1日」1917 命をかけた伝令 bunmei21さんの映画レビュー(感想・評価)
一上等兵のある1日
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第一次世界大戦の最前線が舞台。上等兵2人に託された、攻撃中止の伝令。敵が潜む中を潜り抜け、命がけで伝令を届ける、実話に基づいた物語。
戦争映画は、これまでにも多く観てきたし、ダンケルクも戦場の怖さがヒシヒシと伝わりました。しかし、本作のワンカット映像は、より戦場の臨場感が伝わり、伝令を届けるスコフィールドの必死さと同化でき鑑賞。
今ならあっと言う間に、伝えられる命令なのに、当時は、伝令を届けるだけでも命がけ。一上等兵の命も、軍の中では単に1駒に過ぎず、使い捨て。その中で、敵軍の飛行士を助けたばかりに、殺されたブレイクの死や敵地の女性と子どもに優しさを見せた場面、ブレイク中尉の対応は、命の大切さと共に、人としての生き方を訴えかけてきました。
ワンカット映像とはいうもの、当然、そこには上手な繋ぎ目があるのでしょうが、どこまでも続く塹壕は、実際に掘って撮影したそうで、川に落ちたシーンや穴埋めの場面も、どうやって撮ったのかと思うほどの緊迫感がありました。
最後に来て、マッケンジー大尉が、ベネディクト,カンバーバッチだたり、ブレイク中尉が、ゲームオブスローンのロブ役だった、リチャード・マッデンだったりして、登場人物のサプライズで、より楽しませてくれました。
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