「映画は俯瞰になってはいけない。」1917 命をかけた伝令 Nodaさんの映画レビュー(感想・評価)
映画は俯瞰になってはいけない。
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極端な話、今作のようなワンカットの冒険してる感が味わいたければ、ps4でそういうゲームをやればいいことだと思います。
撮影技法やら音楽やら映像美はあくまで器の部分であり、肝心の味がしっかりしていないと映画に没入できません。
そして何より、没入するというのはその作品に入り込むということです。
この映画はどう撮影したんだろう、すごいなぁと思ってしまう時点で、もう既に第三者的な、客観的で俯瞰的な目線になってしまっているのです。例えば、よく漫画で話の間に作者のキャラクター設定秘話とか書いてますが、あれも好きではありません。話に入り込んでいても、グッと首を掴まれて引き戻される感覚です。
今作のワンカットは、残念ながら裏目に出た、そう思わざるを得ません。
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