「手に汗握る120分」1917 命をかけた伝令 Kさんの映画レビュー(感想・評価)
手に汗握る120分
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「手に汗握る作品」とはよくある映画の枕詞の一つだが、この作品にかんしては掛け値なしに手汗必至の緊張感。緩急はほぼなくて、急、急、ド急といった感じ!?
戦争モノにつき、自分が苦手のグロいシーンも当然あるのだが、演出というより「戦争」という、意味のあるグロなのでさほど気にならず。それより映像が凄すぎて、途中からはもうどうやって撮ってるのか、そちらの方が気になりっぱなし。これ、本当にワンカット(もしくはそれに近いカット数)で撮ってるとしたら、えげつない質と量のロケハンとかリハーサルをこなんしたんじゃなかろうか。スタッフにも、出演者にも、心からのブラボーを贈りたい。
ラスト近くで主人公が塹壕を飛び出し、最前線を身一つで駆け抜ける数分間のカットは、もう自分がちゃんと息をしてたかどうか怪しい。これは『フォレスト・ガンプ』以来の、語り継がれる疾走シーンになるんだろうな。
最後に、この作品は差額を払ってでもIMAXでご覧になることをオススメします。とにかく大きなスクリーンで音響が良いところで見ないともったいない作品ですよ。
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