「ワンカットとは、まさに!」1917 命をかけた伝令 ra1k1ch1さんの映画レビュー(感想・評価)
ワンカットとは、まさに!
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映像は本当にすごかったです。冒頭5分で度肝を抜かれました。
ストーリーはとてもシンプルで、すっきりしていました。そりゃそうですね。ワンカットなので視点はずっと1つです。
同じ視点でストーリーを追い続けるので緊張感はすごいです。この緊張感で最後までいけるのか?と思いながらも、これが戦争か。と考えさせられました。
いつ誰がおかしくなっても不思議じゃない。
私は映画の間、自分ならこんな緊張感の中生きていたくない、いっそ死んでしまいたい。と思いながらも、殺されたくない、生きたい。とも思う複雑な気持ちでした。
人間がこんなに汚い争いをしている中でも自然は美しい。春には花が咲き、空は青い。風はそよぎ、川は流れる。
人間はなんてちっぽけで、愚かなんだろうと思い知らされました。
戦争中は情けや優しさ、思いやりすら命取りとなる。
人が人でなくなるとはまさに。
優しい人が泣いてしまう社会はダメです。
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