「IMAXで鑑賞。すごい。」1917 命をかけた伝令 akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
IMAXで鑑賞。すごい。
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IMAXで見たからこその迫力があって、それは、感動を倍にしていると思うが、私にとっては、「パラサイト」を抜いて1917が上に立った。
「パラサイト」もそうだろうけれど、本作は、出来るだけ心を素にして見ることをおすすめします。
だけど、戦争映画を見に行く気持ちだけは必要です。
まさに100年前の第一次世界大戦で、イギリス軍の兵士として戦場を徒歩で駆け抜ける感覚を得る。
全ての戦場映画は、戦争の恐ろしさ、まぬけさ、悲惨さ、大変さを表現するものだろうけど、その一方で、戦意を高揚するような勇ましさも表現することになる。
本作は、100年前の戦争ではあるけれど、多少演出も入っているにせよ、戦争とはこういうことなんだという説得性が全編にちりばめられていた。
銃をかかえて地べたで寝ること、
ろくな食べ物もないこと、
相手が敵であれば殺される危険性がつねにあること、
いつ終わるかわからない、いつ帰れるかわからない中で、正気を保ち続けなければならないことなど。
この映画の最も評価すべきところは、狂気じみたところは極力抑えられていたところではないかと思う。
一兵士の死がリアルだった。死体だらけの戦場、無人であっても罠が仕掛けられているかもしれない恐怖の中、指令を伝えにゆくのは、使命感だけでは務まらない。
若者が狩り立てられて戦争をしにゆくことは、もう絶対ないとは言えない。現代の日本が平和である意味をよく考えねばならない。それをつねに忘れてはならない。
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