「秀逸な戦争映画!」1917 命をかけた伝令 三輪さんの映画レビュー(感想・評価)
秀逸な戦争映画!
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固い映画だと想像してましたが、やっぱりそうでした(笑)。私は最後の砲弾が行き交う中で、走りまくる主人公に涙しました。そこが圧巻でした。それから戦友の兄に弟の死を告げるところもグッと来て涙が滲みました。戦場に横たわる屍のリアルさや、傷病兵たちの苦しみ、また助けたドイツ兵に殺されるシーン等々。まさに戦争ほど残酷で悲惨なものはないと思いました。あと、ノーカット風の撮影は、緊張感の連続するような気がして確かに臨場感があって、恐怖感が増しました。ずっと観ていて切れるところは何箇所かありましたが、それ以外はつけっぱなし。それにしても、人間の醜い争いとは裏腹に風景はとても美しい。無残に伐採されたチェリーの木々も、また落ちた種からたくましく再生する。それが一つの希望のような気がしました。いずれにしても、一人ひとりの兵士は全てたくさんの家族と繋がっているという展開は、戦争の無意味さを象徴しているようでした。秀逸な作品です。観てください。
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Mさんのコメント
2023年2月27日
「彼らは生きていた」と同時期だったので、たまたま続けて見たのですが、なかなか衝撃的でした。
「They shall grow not old」(彼らは年を取らない)
まさにその通りの話です。見られましたか?
すごいですよ。