劇場公開日 2020年2月14日

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「究極の没入型エンタテインメント」1917 命をかけた伝令 クララさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0究極の没入型エンタテインメント

2020年2月27日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

1917年4月第1次世界大戦最中に、フランスの西部戦線でドイツと連合軍(イギリス、フランス)とのにらみ合いを舞台に描く戦争ドラマ。
「彼らは生きていた(第一次世界大戦記録ドキュメンタリー映画)」の後に観賞したが、戦争の悲惨さを事実に基づき全編ワンカット撮影という映像により、リアルな疑似体験に没入できる究極のエンタテインメント。
伝令の重要なミッションのため危険な戦場を駆け抜ける若き2人の英国人兵士を縦横無尽のカメラワークで映し出す。ストーリーは単純で分かりやすい。
兵士たちの不安や息遣い、塹壕や弾丸がまるで戦場にいて一緒に行動しているかのような臨場感や緊張感に没入してしまう。
最後までスクリーンに引き込まれ、終わったあとには、何か達成感のような爽やかな疲労感がある。
そして、私たちは、悲惨な戦争があったことを忘れてはいけないと思える作品。

クララ