「なかなかの怖さ。ホラーより怖し。」1917 命をかけた伝令 さんにん@㌦㌦さんの映画レビュー(感想・評価)
なかなかの怖さ。ホラーより怖し。
冒頭から終盤まで続く何とも言えない緊迫感。主人公のいく末を案じる気持ちがいつしか観ている自分が戦場にいるかの如く、なんとかこの場から早く脱したいという切迫感に。これが、作り物のホラーには出せないリアルがなせる怖さなんだということを実感させられる。
100年前の出来事だが、現在も世界のどこかで紛争が起きているという現実が怖さを倍増させる。それが、人間の本質を表していると思うと人間の愚かさを感じずにはいられない。怖さも感じながら、いろいろ考えさせられる映画でした。
ワンカットの撮影技術はさすが、特にリバーからウォーターフォールあたりはどうやって撮ったのと思わせる。が、言われなければわからないかも。
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