「息を凝らし固唾を呑んで観た映画!」1917 命をかけた伝令 チャックファスナーさんの映画レビュー(感想・評価)
息を凝らし固唾を呑んで観た映画!
ストーリーは単純でイギリス軍の上等兵2人がドイツ軍の罠にかかった連隊へ攻撃中止の伝令を届ける命を受け1日がかりでの命がけの行動を描く。
伝令を受けた将兵のトムとウィルが味方の塹壕を進む映像が迫力があり過ぎた。散髪してもらう兵士や食事をする兵士達、うたた寝をする兵士から塹壕に入ると様相が徐々に緊迫してくる。味方兵士の間をかき分けて進む!塹壕に寄りかかり煙草を吸う兵士、疲れ切った体を横たえる兵士、担架で運ばれる兵士。
大佐からの伝令を受けトムの兄の居る連隊へ急ぐ2人。
ぬかるんだ最前線を抜け、馬の死骸や兵士の亡骸が所々に横たわる。
ー中略ー
遂に連隊へ到着する。兵士、敵との銃撃戦や激流に飛び込んだりの苦闘での任務で武器もヘルメットも失くしていた。
とにかく、この映画は全編ワンカットでの迫力ある映像なので迫力ある映像でした。
一昨年の「カメ止め」も30数分間ワンカットでしたが、本作はよくもこんな迫力映像が撮れたな〜!
というのが感想でした。計算され尽くした映像で、例えばぬかるみを歩く軍靴や地面に半分埋もれた兵士の死体、敵兵と遭遇した燃えあがる廃虚の街。天候も霞がかかったようなどんよりした天候がこの映画にはピッタリハマってました。
一瞬も目が離せない映像でした。重苦しい映像の中で一つ救われた映像は途中で切られたチェリーの木々に花が咲いてたシーンでしょうか⁈
とにかく固唾を呑んで観た映画です!
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