461個のおべんとうのレビュー・感想・評価
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うーん、なんか違った
予告で散々見ていたので、「ああなるかな」という想像をしていたが
全然違った笑
私の妄想では
父親はいつまでも夢みがちなミュージシャンの為、奥さんに逃げられ
それをほっとけない息子は父といる事に
しかし息子が通う高校では弁当が必要
ダメ父親から脱するため
息子に3年間欠かさず弁当を作る誓いをたてる
しかし料理などした事ない父親に、うまく作れるはずもなく……
父親はお弁当作りに四苦八苦
息子は青春に四苦八苦
時に喧嘩もするけども
2人を繋ぐのはいつもお弁当だった……
でしたが
実際は
ダメダメな父親じゃないし
(息子が聞いてたが何故離婚したのかあまりよく分からない)
お弁当は最初から作れるし
(しかもめちゃくちゃ完成度高い)
息子はよく分からん所でキレるし
(まあこれは反抗期?)
母も彼氏がいつの間にか出来てるし
(それでええんか?)
父親もいつの間にかスタッフと出来てるし
(そこの描写あったか?)
と、まあなんていうか
全然違いました笑笑
お弁当の豆知識とかがあるかっていうと、そういうのもなく
料理のコツなどが出てくる事もなく
息子たちの友達との話も中途半端な気がしたし
確かにお弁当の話で、「それ以上でも以下でもない」のかも知れないけど
もう少しなんかあっても良かった気がしました。
お弁当は美味しそうだったし、最後の親子のハーモニーはとても良かったです。
タイトルなし
弁当がつなぐ絆
特に気になっていたわけではないですが、今週は他に見たい作品もなかったので、とりあえずと軽い気持ちで鑑賞。原作未読ながら、タイトルとフライヤーのキービジュアルから、勝手に「親子のほのぼの物語」と予想。そして、ほぼそのとおりでしたが、不思議と満足感の得られる作品でした。
ストーリーは、井ノ原快彦さん扮する離婚したミュージシャン鈴本一樹が、一人息子の虹輝のために、高校3年間、1日も欠かすことなく弁当を作り続けるというものです。本編で息子役の道枝駿佑くんが言っていますが、まさに「それ以上でもそれ以下でもない」話です。大きな事件も起きなければ、「嫌がらせ弁当」のような激しい言い争いや確執もありません。ひたすら日常が積み重ねられるだけです。それでも、二人が少しずつ変化していることが読み取れます。
初めは、息子への励ましと、新しいことへの挑戦から弁当作りを始めた父。大変さを感じながらも最後まで楽しく作り続けたのは、弁当を受け取る息子の態度や空になった弁当箱から、息子の内面を察していたからでしょう。そんな父の作る弁当をありがたいと思っているのか、わずらわしく思っているのか、思春期に親の離婚と受験の失敗が重なった不安定な心理が見え隠れする息子。父親の呼び方も、パパ、父さん、あの人、としだいに変わり、心の距離を感じさせます。それでも、毎日の弁当が二人をつなぎとめます。虹輝の同級生がスマホで見せつけた毎日の弁当の写真は、気づかぬうちに積み重ねられた日々の絆そのもので、胸が熱くなりました。
心配で先回りして子供に口うるさく接する親が多い中、ここまで大きく構えて我が子を見守ることのできる父親はなかなかいません。そのルーツは福島の実家にあったように思います。短いシーンですが、父の背景が見える、大切なシーンでした。特に、一樹の母役の倍賞千恵子さんは、さすがの一言です。ほんのわずかな登場シーンながら、その場を完全に支配しているような風格を感じました。もちろん主演の二人も、肩に力の入ってない自然体の演技で、思春期という難しい時期を迎えた父子を好演していました。ついでにいうと、虹輝の同級生二人も、父のバンド関係の仲間も、みんな普通にいい人ばかりで、温かい気持ちで没入できました。
映画化するほどの話ではないかもしれませんが、それでも劇場で浸ってほっこりできる良作だと思います。自分も高校3年間、母に毎日弁当を作ってもらっていたことを思い出し、今さらながら感謝の気持ちが込み上げてきました。親と子、どちらの立場で見ても、あるいは親子で一緒に見ても、心にじんわり沁みてくるのではないでしょうか。
父ー息子の距離感が絶妙
俺が初めに父子家庭になったのは小2の時。小5から中2まで再婚相手が存在してそれ以降妹との3人暮し。
父は自由だなぁと常に思ってた。
道枝くんの演技がとても良いと思った。父親と母親との間で揺れる心と学校で年下の中にボッチでもがく心。
そしておそらくそれを知りつつも日々を変える事なく息子を思い共に過ごして行くイノッチ。
息子に自由だ!と思われつつも本当は父親だって色々あると考えさせられました。
KREVAとやついさんイノッチの「Ten 4 The Suns」はイイね!本当はKREVAさんメインボーカルなんだろうけど(笑)
コロナ無かったら間違いなく「やついフェス』で見ることが出来たと思うと残念でなりません。
道枝くんもそうなんだけど森七菜ちゃん可愛すぎる!
やっぱり高校生って限られた瞬間を演じる事ができる演者にやらせるべき!だとこの作品を観て強く思った。
日本初。卵焼きの映画できました。
って。どっかの、なんかの映画のコピー真似てみました。
弁当って言うから。「嫌がらせ弁当」を思い浮かべながら着セーキ!「嫌がらせ」ほどの破壊力のあるシーンは無し。篠原涼子&芳根京子のコンビに比べると見劣りするかねぇ、なんて考えてたんですが。何か。不思議と。全然気にならない。と言うか、派手な芝居が要らない脚本。
冒頭は酷いかも。あざといし、決定的に説明足りてないし。えっ?そんなに簡単に?何でそこに留まる?と言うか、お母さーん!一人息子を置いて出て行くんすかー!と言うか、家事は?メシは?大丈夫なん?べ、べ、弁当?って、ぬぬぬ?いきなり滅茶くっちゃ料理上手いんですけど?どして?何なの、この人!
などと。
五本くらいタガが抜けた物語りに、早くも「金返して!」ムード一食、いや一色。
これがですね。一本づつ、丁寧に杭を打ち込んで行く展開に、気が付けば息子君にガッツリ感情移入完了。ジワジワ来る場面もチラホラで、結構な幸福感。いや、たまごやき食わせて!
「嫌がらせ」と似た様なプロットの物語りなんですけど、違う家族だと全くの別物に見えると言う事も発見しました。
良かった。結構。
この映画に足りない物はキラーソング。歌のシーンには、ちょっと、感動を削がれるw
水曜日はトンカツ。今日はたまごやき。カロリー高いモンだらけだね。
【”食は人なり” ”継続のコツは料理でも音楽でも楽しむこと” そして、その結果齎された幾つかの幸福な出来事を描いた作品。】
■序盤、幾つかのシーンで脳内で軽く、突っ込む。
・コーキが突然”離婚する”と両親から告げられるシーン
-急に、それはないじゃない・・。もう少しキチンと描いておくれよ・・。-
・コーキが高校に全て不合格になり、一年遅れである高校に合格するシーン
-ここも、もう少し、きちんと背景など描いておくれよ・・。-
■が、漸くコーキがある高校に合格し、ミュージシャンの”自由人”一樹がコーキのために高校3年間、弁当を作る!と宣言し、コーキが”意外にも”その提案を受け入れるところから、物語は俄然、面白くなる。
・一樹の弁当を作る手際の良さに見惚れる・・、
が、世の多くのお母さんたちは、”多くの方が毎朝、この作業を行っているのだ・・”という事に今更ながら、気付く。
-当たり前だと思っていたことが、実は尊崇な行為によって、全国で、いや世界中で毎朝、行われている事実。-
・一樹が、”楽しんで作っている”曲げわっぱ弁当。色どりも、栄養バランスも良さそうである。料理小道具に凝る気持ちも良く分かる。
-私事で恐縮であるが、子供達が小さい時から、週末の夜の”エッセン”担当である。当然、酒のつまみ系が多くなるが、子供達が育ち盛りの時には、良く大皿料理を作っていた事を懐かしく思い出す・・。-
・コーキは同級生達から一年上の先輩として、距離を置かれていたが、一樹の弁当のお陰で、アキオ(若林時英)やヒロミ(森七菜)とも仲良くなり・・。
-あの年代で、"一歳違いの同級生っていう立場"は、キツイよなあ・・。偉大なり、一樹のお弁当。そして、良き、友達だ!アキオとヒロミ-
・一樹も、音楽関係の女性(阿部純子 まつ毛、眦を含めた意志の強い美しき眼の持ち主:美しい・・。)と徐々に距離を縮めていくが・・。ある日、告白めいた言葉を口にした一樹にある言葉を告げられ・・。
ー”超、ポジティブシンキング”の一樹は、皆から好かれているが、女性から見ると伴侶となると、あのような言葉を返されてしまうのだろうなあ。-
・コーキも父に”厳しい言葉を浴びせ”・・
-劇中、様々なやりとりが、一樹とコーキとの間で交わされるが、コーキは両親の離婚以来、常に”ネガティブシンキング”であり、親子の擦れ違いもそこから、始まっている事がキチンと描かれている。
”僕はあの人を超えることは出来ない・・。”ー
ある日、コーキは”好きだった元同級だった女性に、好きな男性がいる事が分かってから”アキオとヒロミにも、酷い態度を取ってしまい・・”一樹が福島に公演中に学校を無断欠席してしまう。
-この時、一樹が実家に戻った際に一樹の母(倍賞美津子)が口にした言葉が、心に沁みる。そして、一樹が料理が好きになった理由も少し、分かる。-
・だが、ある出来事で”コーキがアキオとヒロミの謝罪し、親しくなったコーキとヒロミは父の所属するバンドの”結成20年ライブ”を観に行き・・。
そこには、楽しそうに仲間たちと音楽を奏でる楽しそうな父親の姿があった・・。
<”食は人なり“を地で行く作品。序盤は少々粗いが、後半は数々の弁当の調理風景を含めて、心温まる作品であった。>
自由が一番難しい
原作知らず、原作者も所属グループも知らず鑑賞。
離婚して息子と2人暮らしとなったミュージシャンと、1年遅れて高校生になった息子の3年間の物語。
高校受験を迎える頃に両親が離婚したことが影響したのかは判らないが、それを言い訳にしなかった息子は素晴らしいし、1年間自力で勉強して高校に入ったのも素晴らしい。という始まりだけど、これはあくまでまだ序章。
高校入ったら昼飯どうする?の問いに、父さんの弁当が良いと応えたことから、毎日弁当を作ると約束したオヤジと、そのかわり毎日学校に行くと約束した息子。
オヤジ著だからかもしれないけれど、何一つ否定をしない懐が深すぎるオヤジ。
道具はなかったけど元々料理上手なんだね。
因みに息子のインスタはフォローしてなかったけど、ちゃんとアカウントは記憶しているのね。
そんなオヤジへの不満、将来への不安、恋愛の綾等、思春期ならではな悩みと迷いをみせる息子。
オヤジの懐の深さからぶつかり合いこそしないけど、いやー青春だねー。
そして人として優秀過ぎる同級生2人を含め、登場人物みんな良い人達ばかり。
弁当が切っ掛けで友達が出来たり、弁当を毎日つくってくれるという理由とありがたみを悟ったり、と弁当のおかげです!というゴリ押し感はない程度に、弁当が作用していたのがとてもgood。
なんだかんだと、最後の方は息子の性格がオヤジに似てる様にも感じたし。
配役も皆さん良い感じの脱力感だし見事にハマり捲りですんなり入って来たし、泣くほどのものはなかったけれど、親子の愛情が温かく優しく沁みてとても面白かった。
ライブパフォーマンスが最高
完成披露試写会で鑑賞。
好きな音楽でこれまで自由に生きてきた父・一樹が多感な時期に両親が離婚し高校受験に失敗し、翌年見事合格した息子・虹輝へ父の愛情がこもった461個のおべんとうの心温まる物語。
親子の心温まる人間ドラマ、学園、料理、音楽とたくさんの魅力が詰まったまさにお弁当のような作品でした。
原作者の渡辺俊美がこの作品のために書き下ろした楽曲を井ノ原快彦、KREVA、やついいちろうの3人が演奏するライブパフォーマンスが最高。
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