すばらしき世界のレビュー・感想・評価
全647件中、621~640件目を表示
心締め付けられる、真っ直ぐな男の生きざま
監督・脚本 西川美和 の時点で見るしかないお話だったけれど、役所広司の表情、演技が相まってなんとも感動的なストーリーに仕上がっていた。
役所広司が刑務所から出て、堅気に戻っていこうとする中で、本人のまっすぐなところ、キュートなところ、なんとも憎めない前科者の姿がそこにあった。
「大事なことはだれかと繋がりをもって、社会から孤立しないこと」
「お産の時の話、聞いたことあるか」
「人間はいい加減に生きている。」
役所さんのセリフ、役所さんに向けられたセリフ、観客に刺さるセリフが非常に多い。
時折、昔のことを思い出し、行動に起こしたり、起こしそうになったり、フラッシュバックした時のローアングルからの表情が何とも言えないし、映画が進むにつれてその表情が変化していくのが素晴らしく、後半は涙なしには見れなかった。
仲野太賀とのやり取りは家族のそれに見えて来るし、六角さんとのやり取りは何とかこの人を理解しよう、手助けしてあげようという気持ちがひしひしと伝わってきた。何とも素敵な人間関係。
人との繋がりが大切なヤクザの世界から刑務所というゼロの世界に身を置き、
社会に戻ってもヤクザの繋がりを断ち切って、普通の生活で人との繋がりの大切さ、
生きづらさを学んでいくまっすぐな男の姿は、スクリーンを通して120%伝わった。
これが演じるということか。と再認識させられる作品。
ラストの、逃げることの大切さを役所広司がかみしめるシーン、後ろに見える仲野太賀の表情もまた良かったな。
やはり、切ない
折しも先日「ヤクザと家族」を見たばかりだったので、主人公の境遇に似ているところもあり、どのようなラストになるのか見守っていました。
どちらも殺人の罪で、14年、こちらでは13年の刑期を終え、出所してカタギの暮らしを真面目に取り組もうとするけれど、なかなか思うようにはいかず、それでもようやくなんとか穏やかに暮らせるかもしれない、カタギの仕事も見つかった矢先、それぞれの理由で亡くなってしまうのが辛かったです。
映画の中での主人公が戦う理由は、大切な人を守るため、通りすがりでも、絡まれてひどい目に遭いそうな弱い人を助けるためでした。でも最初の相手は死なせてしまったし、真面目すぎる受け答えのせいで情状酌量が認められない供述をしてしまう。出所後に弱い人を助けてあげた時は、2人相手に凄い怪我を負わせ、味方になってくれてた小説家を怖がらせてしまうほどだった。
単に大事な人、通りすがりの弱い人を助けるために襲ってきた人を振り払うだけなら、いわゆる「やっつける」だけなら正義のヒーロー達はみんなやってること。アニメの世界なら悪いやつをコテンパンにやっつけるのは良い行いだけど、現実にはケンカっぱやい危険な恐ろしい人にしかならない。でも本当は、きっかけは誰かを守ろうとしただけだったのにな、とやるせない。
激昂しやすいのは、育った境遇からなのか分からないけど、つい昔の、大声だして脅すような言葉も出てしまう。それでも生活保護担当の役所の人や、スーパーの店長?さん、小説家の人とかは、諦めずに更生を見守ってくれた。きっと、主人公の根っこの部分はそこまで腐ってない、駄目な人なんかじゃない、と感じられる部分があったんだと思う。
小説家の人は、主人公が安易に昔の仲間のところに身を寄せた時、本気で叱ってくれたし、もう戻っちゃだめですよ、と涙ながらに訴えてくれた。そういう人に出会えたことは本当に良かったと思う。
途中からは、何かで激昂するたびに「駄目だよ血圧高いんだから、そんなに興奮したら体に悪いよ」って心配して見てました。
テレビ局の人を演じた長澤まさみさん、視聴率を取れそうな人物かどうかだけを気にしてて、見事に「いかにもそれっぽい業界人」を演じていて、良かったです。多分彼がテレビに出てたら、うまいこと編集でお涙頂戴の内容にすり替えられたりしたのかな、とか穿った見方をしてしまいました。長澤さんはコンフィデンスマンでもキングダムでも良かったけど、今回も良い演技でした。
最後、主人公があと1つの洗濯物を取りこまないままなかなか窓に姿を見せず、それが彼の最期となるようにした演出はとても切なかったです。ほんの少しの時間でも元奥さんと、彼女の娘にもう一度会わせてあげたかった。
生活保護申請や、失効した運転免許証の再発行とか、現実に暮らしていくためにしなくてはいけない諸手続きがリアルで、なるほど、と思いました。
13年ぶりに出所した主人公が、「剣道の胴着なら縫えるからそれを仕事にする!!」と意気込んでいた時、身元引受人の奥さんがぽつりと「今の時代、そんな仕事ある?(それで食べていけるほどそこまで受注あるとは思えないけど。。)」という言葉が、時代に取り残されている主人公の境遇を表していて、切なかったです。
広い空の下の狭い世界で見つけた人の温かさ
今日も空は広い。世界が狭くなっても、人の心が小さくなっても。それでも優しく手を差し伸べてくれる人もきっといて、特に知らない同士の関係 = 赤の他人同然だったときはそりゃ無理解に冷たく感じられても、時間をかけて分かりあえば。西川監督の師匠・是枝さんより分かりやすい起伏の付け方に、時折コミカルさも交えた語り口(ex.『夢売るふたり』)。タイトルはなにも楽観的に世界はお花畑だとか言うわけじゃない。むしろ甘くない現実をしっかりと見据えた上で、それでもまだ微かな希望や人間の良心を謳う。住みにくい世界の隅っこから。挫折、妥協の連続に夢破れ、平伏すのか。気まずい部分にまで目を向け、明確な答えを与えてはくれないけど、意味があって他人事じゃない。
「今度ばっかりはカタギぞ」普通になる --- "日本映画界のデ・ニーロ(くらい名作に欠かすことのできない存在/演じる仕事など作品毎の様変わりカメレオンっぷり)"と勝手に呼んでいるベテラン役所広司さんの、語弊を恐れずに言ってしまえばもはや安定なほど、べらぼうに素晴らしい名演技。太賀は去年の『泣く子はいねぇが』に続き、僕の大好きな分福作品。本当に嫉妬。けど、本当にいい役者なんだよな〜しかも若干あの年齢で。太賀同様、『マザー』に続き映画ファンから支持されるような作品が(珍しく)続いた長澤まさみは、衣装も相まって胡散臭いTVマン感。思ったより出番は少なかったけど、『ナイトクローラー』に出ていてもおかしくないくらい。
上述したような要素・側面から脇を固める面子も豪華な本作。特に個人的にはやはり北村有起哉、本作でも最高。『ヤクザと家族』と本作と、今年すでに一年を代表しそうな作品に立て続けに出たばかりか、どっちも反社会的勢力からの更生と類似した部分を持った作品という点も興味深い。去年も『浅田家!』、『本気のしるし』(面白いことにこれもヤクザしかも笑える)とか良かったしな。キネマ旬報ベストテンとか何かの助演男優賞獲ってほしい。橋爪さんは皆のおじいちゃん。
待ちに待った西川美和さん待望の新作、遂に見た!けど予告の使い所、本編終盤の重要なところ見せすぎだった。…から、「まだあのシーン見てないな」とか少し頭よぎっちゃった。
P.S. スクリーンで誰かずっと紙切れ(半券?)をクルクルクシャクシャするような音を立てていて、発狂寸前ものすごく苛立ってしまい、レビュー内で引用したセリフ「今度ばっかりはカタギぞぉ」を心の中で唱えてどうにか抑えたけど、それと同時に『孤狼の血』の「警察じゃけぇ、何をしてもええんじゃ」がせめぎ合っていた。
生きにくいが空は今日も広い
良い映画でしたー。本当に面白い映画。
まず、役所広司さんについて。役所広司さんがいなければここまでの傑作にはならなかったでしょう。本当に演技がお上手だしアクションも動けていますし。役所広司さん以外の方も全員演技が上手です。全員キャラにぴったりでした。
そしてストーリーも良き。まっすぐな人間は潰れていくって所は「ヤクザと家族」と同じでしたね。でも本作はヤクザに限らず一般ピーポーの私のような者でもちょっとおかしいんじゃないかと感じたことあることを描いているので共感しやすかったです。
この世界はいきづらくあたたかいってポスターに書いてありましたがこの映画を見ると本当にその通りだと感じると思います。
最後にストーリーには何も関係ないですが女性の乳首がおもいっきり写っていたのは驚きでした。一応全年齢対象よねこれ。親子づれで行くと気まずくなるのではないでしょうか。親子で行く映画なのかは分かりませんが。
すごくいい映画です。まだ今年は2ヶ月程度しかたっていませんが今年で一番の映画でした。ぜひご覧ください。
映画は演出を堪能するものなんだなと実感
普通じゃない男が普通になる、なれるのか、というお話。
ここのところ見てた邦画の中では圧倒的にいい。逆にこれをみると、やはり映画の醍醐味は各パートの総合力なんだな、と思う。改めて監督力の光る映画だな、と。
笠松則通さんのカメラがいい。ここ、というところに感情とともに入り込む。音楽もいいところで鳴る。過度ではない皆寄り添って世界を作り上げてる。
俳優陣も豪華。同じように丁寧にキャスティングされている。正直それほど興味を持てる題材でないように思ってたけど、こうどっしりじっくり描かれては見惚れてしまう。役所広司がいちいちおかしい。笑えると言うことでなく、チャーミングなのだ。切り返した時の顔が予想以上で、そんな顔されたら、というような表情。娑婆に出て出会う人々。男が疑うよりも裏はみんな優しく、冷たい顔の裏にこういった男に向ける希望みたいなものを携えていて、それが見えた時のリアクションが皆いい。六角精児が特にいい。仕事に就いた、ってことがこれほど歓喜に満ちたものになるなんて。物語が終わる時、タイトルが響く。束の間の夢のような娑婆の世界。儚い夢のような世界。取り込まれなかった最後の洗濯物を見た時、あっ、と思える演出。うまいなあ、と。
現代日本映画界を代表する名優役所広司も私にとってはどの映画を観ても先ず思うのは“顔デカ!”。今回は顔のデカさが気にならないくらい見事な映画だったのにラストの落ちの付け方が不満。で、減点。
①残念ながら(?)塀の中に入ったことのない身としては、冒頭の旭川刑務所のシーンが興味深い。令和の刑務所は大分キレイになってるんだね
②前科のある人間が更正する或いは社会に受け入れられることの難しさを描いた映画は古今東西いくらでもある。しかも元ヤクザ者とあっては困難さは倍返し(言葉の使い方間違ってます…わかってます)。
③しかしこの映画が一頭抜きん出ているのはその映画としての見事さ。西川美和という監督の作品は初めて観たが、こんな監督のいる日本映画界も捨てたものではない。主人公が堅気の世界での生きずらさに元の世界へ戻る誘惑に駆られる心象シーンとして登場する東京の夜景の美しさ。あんな美しい東京の夜景シーンは初めて観た。
④それだけにラストの付け方はもっと他にあったのではないかと思えて残念。最早堅気だけでなくヤクザにとっても生き辛くなっている現代という閉塞感のある時代にとってもっと夢のあるラストでも良かったのではと思う。どうしても似たような結末を迎える過去の映画『ミスター・グッドバーを探して』や『シングルマン』等の既視感が邪魔する。
⑤女優陣はおしなべて好演。(勿論、男優も好演ですよ。特に六角精児は役所広司を向こうに回して一歩も退いていない。)年取ってから露出が増えてきた梶芽衣子はどうしても過去の役柄から暗いイメージがつきまとうが、ここでは珍しく明るい役でそれもなかなか宜しい。1シーンのみの出番ながらも免許証センターの窓口の婦警役の女優も役所広司に一歩も退かず好演。しかしなんといっても短い出番ながら鮮やかな印象を残すのはキムラ緑子。警察の手入れを受ける兄貴分の元に駆け寄ろうとする役所広司を引き止め堅気の世界に押し返す「空は広いって言うよ」は、この映画屈指の名台詞。安田成美も老けたが女優(演技者)の顔になっている。
⑥役所広司の更正を支えようとする人々は基本的に善意の人々だ。それでも個人個人、生活や仕事の上でサポートに限界がある点もきっちり描いていているのがリアルで好ましい。ラスト近くの介護施設の職員たちの心ない言動も彼らを非難するのではなく自分達の鏡と捉えるべきだ。どこかで普通と普通でないものを分けていて自分を普通に位置付けてそれ以外を見下していないか考えるべきだ。それでも自分が正しいと思える人にはもう掛ける言葉もないけど。
⑦お爺さんを溺れさせかけた障害のある介護施設の職員が台風が来るなか摘んできたコスモスを役所広司に渡すシーンは役所広司ならずとも涙が出てくる。でも、指示されたわけでもないし、摘むということは花の命を絶つということだから、たとえ台風で散ってもそのまま生かしておいてあげた方が良かったのではないか。分からない。ただ最後生き絶えた役所広司がその花を握り締めていたところに監督のメッセージがあったようにも感じる。かといって、この落ちの付け方に納得しているわけではないけれど。
見るべき
すばらしい作品!
怨み節から見上げてごらん・・へ
役所広司と中野太賀がすごく良い
0か10かでしか生きられない人間模様。役所広司と中野太賀がまさに新旧の「不器用な人間なんで」の人。
この手の映画の結末は三つしかない。1、主人公が耐えられずまた犯罪侵す。
2、主人公が真っ当に生きる。
3、死ぬ。
今回の映画は3だった。ラストのクレーンカットは中々良かった。
白竜のくだりは全くの蛇足だ。反社反社とあんなに言ってるんだからいらない。もし描くなら昔のキムラ緑子や白竜の話入れないと。
ソープ嬢の話も何が言いたいのか?
長澤まさみももう少し絡めないと、女優少ないから有名人出しました感満載。
罪を犯した者だから社会に馴染めないのか?社会が罪を犯した者を馴染ませないようにしているのか?
これは永遠のテーマであり日本はその分野では遅れていると思う。刑務所は罪を償う為に入るなら出所したあとの再犯率は下がるはず。難しいテーマを取り扱いながら主人公が死ぬ投げっぱなしのストーリーは匙を投げたとしか思えない。
いざこざありながら生きていくが現実なのでは。
男性二人の演技は流石です。六角精児は良い人すぎるだろ。
見ようとしてないだけか?
変わりゆく人間模様
西川さんの作品(映画や本)に感じること
コスモス
スーパーの店長さんと仲良くなって、面倒くさい客がいたらいつでも呼んで下さいね!(懲らしめますの意味)と言った三上の顔が生き生きしていてキュートだった。殺しをした三上の顔が載っている新聞の写真、凄みたっぷりだった。そして「いだてん」で役所広司が演じた嘉納治五郎は言葉が見つからない程の存在感で、前半・後半パート両方において重石であり常に中央にいらした(思わず敬語)。役所広司出演の作品を全部見ている訳ではないが、「どんな役をやっても素晴らしい」と思わせて言わしめる役者さんだと思う。
----------
不思議なフライヤーだなと、折りに触れてよく眺めていた。遠目で見ると、遠山の金さんなんだ、と思い、近づいてよく見ると、彫り物は色なしでそれとは別に桜を前面で映してるんだと思った。桜でなくて、コスモスだと、映画見てから初めてわかった。
この映画は「ヤクザ」でない側を痛烈に突き刺さしてくる。我慢して周りに合わせて本心でないこと言ってお愛想笑いして、或いは何も言わずに見て見ない振りをして、全然すばらしくない世界。だけど、東京タワーが真ん中の夜景は美しいし、子ども達がサッカーする姿は可愛らしいし、青空も月や星の夜空も美しい。
きちんとして物が少ない三上の部屋に美しさと清潔さを感じた。刑務所で整理整頓は叩き込まれましたから、と三上は言ってたけれど。九州の兄貴分の和室も美しかった。そして、三上のミシンかけと美しい運針とベッドメーキングの手際よさは、見ていてとても気持ちが良かった。
仲野太賀くんを映画で見たのは初めてで「いだてん」のマラソン選手の小松以来!いい役者さんになるな、と思いました。仲野さんと役所広司、このふたりの映画でした。大変だけれどすばらしき職業、役者!
コスモスを握ってた三上の手、津乃田の涙が忘れられない。
まさに、すばらしき世界
西川美和監督と名優役所広司の初タッグで傑作はできるだろうと予想はついたがまさか遥か上をいった!
オリジナル脚本に尋常じゃない拘りをみせていた彼女が他者の小説を映画化する自体が稀有なことです。それだけでもハードルが上がります。そんな中彼女の傑作中の傑作「ゆれる」と同等の作品をみせていただきました。
また偶然だが現在上映されている「ヤクザと家族」に通じる内容なのもまた興味深い。元受刑者や元暴力団が現代社会で生きることがいかに厳しいかの共通項が存在する。西川監督はそんな社会のレールから外れた元受刑者の再生をけっして陰鬱な描写だけではなく時にユーモアもふまえながら描いている。そして人間の深淵にある善悪の二面性をまたもやこの作品は炙り出している。
主人公三上演じる役所広司は流石です。他の役者じゃ考えられないくらい難役をこなしていた。他のキャストも素晴らしく仲野太賀はこの作品に出会えたのは彼の役者人生のターニングポイントになるのではないかと思える好演だった。個人的には六角精児も最高に良かった。ギター上手なのも劇中役にたったね。
この生きにくい不寛容な時代の中で自分に手を差し出してくれた人がたくさんまだいる世界。また自分を貫けず我慢を強いられる日々をおくる世界。この二面性をもつ最期のシャバは三上にとって「すばらしき世界」だったと思います。
とにかく大傑作。ワーナーも出資するのは当然でしょうね。
追記、西川監督って同一キャスト(過去出演した)はほぼ使わないのに山田真歩が二回連チャン出演。これもある意味凄い!
役所広司さんが良かった!
すばらしき世界
素晴らしき世界、、?
刑務所を出所した、優しくも直情型で時には暴力も辞さない三上。
普通の社会に馴染めず翻弄されながらも優しき人々に囲まれて何とか生きています。
題名から物語の終着点はある程度予想して見始めました
しかし終盤に考えさせられてしまいました。
就職祝いに集まった人々が口した「社会に溶け込む」ための心得。
「自分に関係のない事には耳を塞ぐ」
「見て見ぬふりする」、、、等々
その中で津乃田だけは笑みを浮かべ黙っていた、彼が
何を言うのか期待していたが何も台詞はありません。
三上は「優しき人々」の言葉を胸に仕事を続けるが
職場で起こった出来事に対して「見て見ぬふり」を
してしまう、他人が理不尽な扱いを受けた際に極端に
反応する三上の心とは逆の行動をとってしまう。
極度のストレスなのか、胸を押さえ薬を飲む三上。
最後に三上を襲う出来事の原因は「心優しき人々」の
善意で放った助言だったのでは?
最後に映画のタイトルが出る、何が「素晴らしき世界」
なのか?監督の皮肉なのか?
「義を見てせざるは勇なきなり」
評判の良い作品ではありますが私の評価は星の数で
お察し下さい。
ただし、津乃田役の仲野大賀さんは良かったです
普通に生きる事の難しさを描いた社会派映画
全647件中、621~640件目を表示















