劇場公開日 2021年2月11日

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「役所広司さんは言わずもがな、配役が完璧 方言もすばらしかった」すばらしき世界 しおうめ子さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0役所広司さんは言わずもがな、配役が完璧 方言もすばらしかった

2025年6月8日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

ヒューマンドラマ好きの私にっては、心から「観てよかった」と思える作品でした。

どんなに素晴らしい作品であるかは、たくさんの方がレビューしてらっしゃるので、ここでは省略するとして、違う視点から…

配役が絶妙でした!
主人公の役所広司さんは言わずもがな、
フリーのディレクターの仲野大賀さん、
役所の北村有起哉さん、
スーパーの店長の六角精児さん、
橋爪功さん、梶芽衣子さん、キムラ緑子さん、白竜さん…

なんといっても、長澤まさみさんと三浦透子さんのなんてぜいたくな使い方!
でも、そんな名優のおふたりだからこそ出せる、
“撮れ高”のことしか考えてないプロデューサー(ディレクターかな?)の身勝手な感じや、障害のあるアルバイトの陰口に加わる介護士の、加わってるクセに「私言い出しっぺじゃないし」感というか、“余計なパス”出す感じとか…
ストーリーの中の重要なスパイスを演じられるのだと思います。

いったい、事務所にどんな感じでキャスティング依頼をしたのだろう…
ほんのちょこっとだけキャスティングに関わる仕事をしたことがあるだけに、そこがとても気になりました。

もう一つ、私が着目したのは、役所広司さんの方言。
福岡弁うまいなー、と思ってみてたら、長崎のご出身なんですね。
北部九州の県は方言が似通っているので、役所さんにとって福岡弁は、他の地方の方よりかは習得しやすかったかもしれないですね。

どの映画やドラマにも、方言指導の方はいるけど、どうしても出身地以外の方言を使ったセリフって、わざとらしくてウソくさくて、その地方出身者じゃなくても「あ、なんかイントネーション変だな」「違和感あるな」って分かるじゃないですか?
そういうのを見るたびに興ざめするのですが、役所広司さんの福岡弁は、ほぼ完ぺきだったんじゃないかと思います(福岡出身者が言うから間違いない)。
なんなら、福岡出身の橋本環奈ちゃんでさえ、福岡弁が台詞になると変にわざとらしさがでちゃってた(NHK『おむすび』)のに、
方言習得も含めた、役所さんの演技力のすごさを目の当たりにした気がしました。

改めて、本当にみてよかった映画でした。
原作も読んでみようかな、と思ってます。

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しおうめ子
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